A Rider's Viewpoint

とあるライダーのものの見方

大火傷し損なったこと

2011-12-31 10:34:13 | つれづれ
2011年を振り返ってみる。
3.11、iPhoneを4Sに買い換えたこと、WindowsPCのプライベートデータを全部壊したこと、(そのせいもあって)メインPCをiMacにしたこと……etc.
その中で今まで明かしてなかったけど、これは書き留めておこうと思う。自分の間抜けさを自戒するために。

実は大げさに言うと、死にかけた。それほど大げさでなくとも、大火傷しかけた。そんな目にあったのだ。

12月の某日曜日、僕は台所の換気扇の蓋を掃除していた。脂汚れが強固になり、もはや普通の洗剤では落ちず、割り箸を折ってこそげ取ろうとしていたのだ。一時間ほど孤軍奮闘を繰り広げた僕は、使い捨てで構わないから新しいブラシを買いにホームセンターに出かけたのだった。新しい台所用手袋と固めのプラスチックのブラシに加えて、僕はバイクコーナーでこれは使えるのではないかというケミカル用品を見つけた。
「パーツクリーナー」これはバイクのブレーキパッドなどを組む時に部品から脂を溶かし流す洗浄剤のスプレーだ。ブレーキに脂が残っていては効きが悪くなって危険だ。だからこのクリーナーで脂を流すのだ。

「これはいいものを見つけた」そう考えた僕は、家に帰って早速、パーツクリーナーを使って換気扇の蓋の洗浄を試してみた。
シンクの右側には洗い終わった食器に脂汚れが飛ばないように新聞紙が被せてある。シンクの左手奥では脂汚れを洗い流す助けになるように、大きい薬缶でお湯を沸かしている。そんな中でパーツクリーナーを使ったのだった。

パーツクリーナーを使い始めて数秒。いきなりボッという小さな音と共に、目の前に炎が広がった。映画か何かで見たことがある、まさに敵のアジトが爆破される直前。揮発性のガスが引火された瞬間のオレンジと青の炎。それが僕の目の前で展開されていた。

最初は何が起こったのか解らなかったのだが、『あー、スプレーのガスに引火したのか』とぼんやりと理解した。

その直後、右側の食器に被せてあった新聞紙が燃え上がって、天井に届くほどの炎を上げた。その時の自分は不思議なほど危機感を感じていない。『あらー、火事になったら困るなー』と考えて目の前で吹き上げる炎をぼんやりと見ているだけだった。

新聞紙が燃え尽きて、不意に炎が消えた。そのあたりで、ふと我に返った。薬缶をかけていたガスコンロの火を消して、火傷しているであろう顔を洗面所に溜めた水に漬けた。

顔を洗うように手で顔を撫でると、ざらっとする違和感がある。顔をあげると洗面の水にチリチリに焦げた毛が浮かんでいる。思わず顔を上げて鏡を見ると、前髪、まゆ毛、もみあげの前の辺りがきれいに焼けてなくなっている。たんぱく質が焼ける嫌なにおいもする。おまけに腕の毛もまたきれいに焼けてなくなっている。「瞬間着火式脱毛法」などと馬鹿なことを思いついたのは秘密だ。

冗談はともかく、タオルを水に浸して顔に当てたり、流水に両腕をつけたりして火傷対策を施す。ヒリヒリと痛い。水膨れになるほどではなかったが、軽い火傷の兆候は確実にある。

台所に戻って片付けを始めると目の前の網戸の網が焼け落ちてなくなっていた。水道脇に置いてあるスポンジタワシも一部が焦げて黒くなっている。
僕が着ていたマイクロフリースのプルジャケットは、あの柔らかさはどこへやら、溶けた表面が小さい毛玉のように固まり、ザラザラとタワシのような肌触りになっていた。

改めてパーツクリーナーの缶の表示を見ると「引火性・火気厳禁。屋内で使用しないこと」と書いてあった。本職の整備士さんなら絶対しないであろう失敗を、生半可な知識を持っていた故に僕がする事になったのだった。

改めて考えて見ると、そのまま家に燃え移ったり、目が見えなくなるほどの火傷を負ったり、パーツクリーナーの缶に引火して爆発したりと、より悪いケースはいくらでも想定できる。
網戸の消失(焼失?)と軽い火傷程度ですんだことは、かなりの幸運であったのかもしれない。

翌週、鏡を見ると、鼻の頭、まゆ毛の上、まぶたの下辺りに白い小さなものがついている。指で摘むとうすい皮がむけた。日焼けの後のように顔の皮がむけたのだ。本当に焼けたんだよな……、と改めて気づかされた僕だった。

表現する力の弱さ

2011-12-25 11:49:08 | つれづれ
表現を行なうには気力もそうだが体力も必要だ。
そのときの思いをつぶやくだけのツイッターと違い、構成に少しばかり気を使うブログならば特に。

先週末は岩手に行って諸事を片付けたり見舞いに行ったり忘年会をしたり。
今週は木曜の晩から風邪で倒れ、金曜に寝ているだけでは状況が改善しないどころか悪化し、土曜に医者に行き気管支炎と軽い喘息の診断を受け、日曜の今日は洗濯を洗濯機に任せて放っておく。
図書館から借りてきた本も年明けに返せばいいからと手もつけず、大掃除も年賀状にも手を付けない。つまりはそんな一日を過ごしている。
病気でなくとも自堕落な度合いにあまり差がないというか、そもそもがこの程度というか。

それでも、自分から進んでブログを更新しようとかではなく、とりあえず2週間何も書いていないから、とりあえず言い訳だけしておこうという態度があさましい。

処方された薬のおかげで、ぼんやりと眠い。明日は仕事だから、もっと全力でぼんやりしようかと考えている、変な自分である。

いま図書館にいます

2011-12-11 10:38:18 | つれづれ
朝食を採って図書館に出かけた。

本当は朝マックでもしようかと思ったんだが、殊の外お腹がいっぱいでコーヒーにすら食指が動かない。
そこでちょっと考えた末、図書館に出かけることにした。

いま図書館からは本を2冊借りている。1冊は読み終わって2冊目に取りかかる予定。他に予約済み貸出準備中の本が1冊ある。それならば読了した1冊を返して、新たな1冊を借りてくるのもいい。図書館のソファーに腰掛けて借りてきた本を読むのも、TOKYO FM「メロディアス ライブラリー」をイヤホンで聴きながらブログの原稿をしたためるのもいい(これだ)。

……ということで、いま図書館にいる。

「メロディアス ライブラリー」本日のお題は、童話・「エルマーのぼうけん」。ドラゴンの子どもを助けるというモチーフから「Help!」がかかった。なかなか気持ちよい。
本の内容や出版の経緯と共に2曲目。登場人物(?)から「ライオンは寝ている」。
曲後の話題は「本を贈ること」
相手のことを考えて、何を心に込めたのかが伝わりやすい贈り物が本である……という考え方には共感する。

さてさて、そもそもはこのFM放送を聞き逃したくなくて、ゆっくりと図書館に座っていたのだ。今週の番組も終わった。雑誌数冊に目を通したら、借りるべき本を借りて、家に帰ることにしようか

ツイッターのマナーだってさ

2011-12-04 22:51:40 | 所感
最近「ツイッターのマナー」なんていう嘘っぽい書き込みを拝見した。
中身を読んで見ると結構それっぽいことが書いてある。ツイッターを全く知らない初心者が読んだら、信じることもあるかもしれない……っていうレベル。

真面目に頭にきていたら、どうやら「ネタ」だったらしいことが書かれていた。
そりゃそうだよな。あんな内容、ツイッターの性格からして有り得ない。ちょっと列挙して笑っておこう。

「無断フォロー禁止/相互フォローをしないのはツイッターの本質を誤っている」……フォローするのもしないのも本人の自由。この緩い関係性がツイッターの魅力。フォローする、しないを相手に求める奴は野暮。相手に強制する方がよっぽどマナー違反だ。

「ふぁぼったのにRTしないのは反則」……誰が誰の発言を「お気に入り」に登録する(ふぁぼる)かは自由。RTの有無とは無関係。

「フォローされてないのに話しかけんな」……話しかけられるのが嫌だったら、発言もするな! ツイッターは相互会話が基本のコミュニティーだ。

「私の彼氏を勝手にフォローしないでください」……ぎゃはは。これ本気で正しいマナーだって思う奴いるのかな? フォローするのに他人の許可なんて必要ないぞ。そもそも「誰々の彼氏」なんて、どこで調べるんだ?

「自分よりフォロワーの多い相手は敬語」……読んでいて一番頭に来たのがこれ。ネタとしては優秀だけど、初心者が信じたら一番悪質なのがこれかも。
ツイッターのフォロワー数なんて、始めた時期や自分のフォロー数でも変わる。そんな意味のない権威主義なんてツイッターの自由なところから大きく外れるよな。

誰でも最初は敬語。親しくなるに従って堅苦しくない口調に変わる。それが人間関係の基本であって、ツイッターだって一緒。
もし本気で「俺の方がフォロワー数が多いから、俺には敬語を使え」なんて奴がいたら、そんな奴はブロックしちまえ!

以上、「ツイッターの嘘マナーをぶっ飛ばせ!」のコーナーでした。(*^▽^*)