A Rider's Viewpoint

とあるライダーのものの見方

水上ツーリング20100719-3

2010-07-28 23:00:01 | ツーリング
ジャンプが終わって橋の上までヨタヨタと戻った。スタッフや僕より先に跳んだ仲間達が迎えてくれる。手を出してくれた全員とハイタッチ。 イェィ!という掛け声とパーン!という気持ち良い音が響く。
ニコニコと笑いながら橋のたもとの事務所にもどり、荷物を受け取ってアイソトニック飲料を買い、オートバイの脇に座りこむ。吐き気をこらえながら水分補給。だめだ。僕はそもそも車酔いに弱いからオートバイに興味を持ったんだった。そのまま駐車場に寝ころんで、木陰から青い空を見ていた。

ジャンプが終わって約1時間半後の12:00。さすがに動き出そうとする。ノロノロと荷物をまとめ、ジャケットを着、ヘルメットをかぶって諏訪峡大橋を後にした。

最初は水上温泉の露天風呂にでも入っていこうかと思ったが、悪寒が残る体でこの炎天下。風呂になんか入ったら再起不能になりそうだったので、取り敢えず沼田方面に向かい昼食でも取ろうかと思う。

体力と気力が衰えている時、人はどういう行動をとるか? 答えはイージーゴーイングである。僕の場合は、昼食場所にマクドナルドを探したのだった。(~_~;) マクドナルドであれば、味は均一。冷たい飲み物もある。Wi-Fi接続できれば3G回線より速い(うーん、モバイラーらしい選択だ)
結局、沼田IC近くのマクドナルドに行き、チキンサンドとカフェオレ、ヨーグルト味のマックシェイクを頼んで昼食としたのだった。

その後、ちょっと元気になった僕は、沼田から金精峠を抜け、戦場ヶ原、中禅寺湖、日光いろは坂を通過、 そのまま日光宇都宮道路~東北道~首都高を経由して17:47無事、自宅に帰着した。
本日の走行距離475.5km。
会社のアカウントで走行距離をつぶやいたら、翌日「お前走り過ぎ!」とツッコミを入れられたのが逆に嬉しかった。

水上ツーリング20100719-2

2010-07-26 22:15:07 | ツーリング
関越道水上ICを降り、最初の信号を左折。そのまま道なりに進むと諏訪峡大橋、バンジージャンプの会場だ。橋の上に飛び込みができる場所と体を繋ぐロープをセットする設備がある。8:30am、既にスタッフらしいお兄ちゃんがいたのでオートバイを傍らに停めて声をかけてみる。
「バンジー、今日は大丈夫かい?」
「ええ、大丈夫ですよ。……予約されてます?」
「いや、してないけど」
「毎日70人近く予約が入るんです。予約しないと跳べないかもしれませんよ」
「どこで予約するんだい?」
「この橋を渡った右側、ほらあそこに事務所がありますので、あそこで予約してください」
「ありがとう。すぐ行ってみるよ」
……ということで、事務所に行って予約をした。誓約書を書いて体重を計って、おおよその時間を聞く。僕の予約では、9:30集合で10:00頃に跳べるらしい。
水上駅に行って時間をつぶし、9:30に事務所に戻る。料金を支払い、写真撮影を申し込んで、手荷物を預けて橋に行く。

なるほど、体重のランクごとで体を支えるロープの強さを変えるんだな。同じランクの連中が飛び込む様子をみながら自分の順番を待つ。ハーネスを体に通し、もう一度体重を計った後、橋の欄干を乗り越え、飛び込み台の手前に座る。足にロープを通し、何度も確認した後、いよいよ僕の飛び込みの番だ。

橋からの高さは約42m、ビル10階以上の高さはあるよな。下を流れる利根川の水は昨日の雨で少し濁っているらしい。上からだと十分に綺麗に見えたが。

さて、いよいよ「飛び込み自殺シミュレーション」の開始だ。(おいおい)
実は本当に怖くはなく、何と叫んで飛び込むかだけを考えていた。スタッフに「叫んでいい?」と確認してから飛び込み体制に移る。
「 I'm kazmurai ! I'm motorcycle rider ! スピードの中で精神は肉体を超越する‼」
こう叫んだ後、カウントダウンが始まった。
5、4、3、2、1、バンジー‼

腰をかがめて台の縁をかかとで蹴るように体を前に投げ出すと、両手を広げて僕は虚空へ飛び込んだ。
残念だが、この瞬間の記憶がない。ただ足を揃えて手を真っ直ぐ伸ばすことだけを注意していた。やがて体がロープで持ち上げられ、橋の欄干から狙っているカメラマンにサムアップをして見せることに気をつけていた。

足首にロープを結び、橋の上から吊り下げられている僕の体は飛び込みの反動で大きく揺れている。
げ。体が回転してめまいがする。具合悪い。下のゴムボートに下ろされて、地上に帰り着いた僕だが、完全に車酔いの状態になっていた。吐き気を堪えて、それから1時間半ほど使いものにならなかったのだった。

水上ツーリング20100719-1

2010-07-25 20:17:51 | ツーリング
首都圏の梅雨があけた連休最後の日、ツーリングにでかけることにした。前日からどこに出かけようか地図を眺めながら考えているとふとバンジージャンプをやれる場所があったことを思い出した。

そういえばNHKの番組で、ある人間のDNAには共通して欠落している部分があり、それはスピードとか高度とかの認識が甘くなる~要は危険を危険として感じにくくなる。そういう人間がパイロットの中に多い……という話があった。(確か「驚異の小宇宙人体 脳と心」の一節だったと思う)
その番組を見て、『ああ、俺もそうだ。俺もどこかが壊れているんだ。だからスピードが好きなんだ』と妙に納得した記憶がある。

それはともかく、僕もバンジージャンプは一度やってみたいと思っていたのだが、なかなかその機会がなかった。ソロツーリングの良いところは勝手気ままな予定が組めるところだ。後工程は考えずに、取り敢えずバンジージャンプをやってみようと思い、目的地を水上に決めたのだった。

翌日、5時前に目が覚める。歯を磨いてシャワーを浴びて、いつもと同じような身支度を整える。朝食は途中のSAで取ることにして、タンクバックに財布とiPhoneの予備バッテリーと、日帰り入浴用のタオルを入れる。ジャケットを羽織りヘルメットをかぶり5:30過ぎに出発だ。

首都高5号線から外環道経て、関越道三芳PAにほぼ1時間後の6:40頃、到着。朝食を食べる。
次の休憩は、そのほぼ1時間後。上里SAで水分補給をする。梅雨があけた夏の高速道は暑い。全身に風を受けるオートバイではあるが、直射日光とアスファルトの照り返しには無力だ。おまけに自分の股の間に1300ccの内燃機関。股火鉢とはよく言ったものだ。僕のCBは水冷だが、それでも熱気がこみ上げてくる。

暑いことを除けば、その他は良好。車検から戻って来たばかりのCBはスムーズかつ的確な感覚がある。
エンジンの鼓動はアクセルレスポンスも良く、変なタイムラグや急激な挙動もない。シルキーで繊細な感じがする。逆に取り替えたばかりの後輪は、滑りにくく駆動力を確実に路面に伝えているようだ。また新しいフロントサスペンションも何ら問題なく、適度に振動を吸収しつつ路面の状況は的確にフィードバックしてくれている。走っていて楽しい。

自宅を出てから約3時間後の8:30。無事に関越道・水上ICに到着した。

介護の方針を検討する

2010-07-18 11:07:05 | 所感
過日、母親の病院に面会に行き話をしてきた。結論からいうと僕が介護施設を探し、自宅には戻さず、こちらで引き取る方法を模索するというものだ。

叔母への被害妄想が治まらない以上、自宅に戻すという選択肢はない。懸念していた母方の親戚への説明も、三日前に伯母からもらった電話で一応の決着をみた。「本人が望むようにしてあげて欲しい」との話。音信不通に近いほどご無沙汰な不祥の甥としては、ただただ納得頂けたことに頭を下げる他はない。

一昨日、会社を休み、市役所の介護保険課に相談に行き、紹介してもらった施設を三ヶ所ほど見学してきた。母親の年金をどれだけ使えるのか、本人が納得してくれるのか、そのあたりを考えるとまだ明確な答えはない。

今週末までには母親の要介護度の認定も決まる。それに併せて、もう一度、家内を連れて母親の面会に行かなければならないかと考えている。

まだまだ、これからの話ではあるが、前向きに取り組もうと思っている。

悠久休暇

2010-07-15 19:18:11 | たわごと
明日、有給休暇をもらう。平日のお役所回りが目的だ。
事前に前振りはしているので、たぶん問題なく認めてもらえるのではないかと思っている。

  *  *  *

「あのー明日、以前ご相談していた有給休暇を取りたいのですが」
「あー、いいよ。遠慮しないでもっと休んだら? 何だったら、“悠久休暇”をやろうか? 無給で。けけけけ」
「無給で、悠久的な休暇って、クビ!?」

  *  *  *

これは僕の妄想で、「悠久休暇」を出す意地悪な上司が僕だ。 (^^;

車検整備終了

2010-07-13 09:39:47 | つれづれ
7/3車検に出したCBの整備が完了したようで、バイク屋から昨日の夕方電話があった。

結局のところ、前輪フォーク、ステムベアリング、油脂類、エアクリーナー、後輪タイヤを一気に交換したので、予想外の価格になった。

50ccのスクーターが新車で1台買えるくらいの価格だ。

夏のボーナス(+α)が終わった……。(T_T)

世界のスーパーカブ

2010-07-08 22:16:09 | つれづれ
先週借りた代車のスクーターのエンジンがかからなくなった。バッテリーが上がり気味だったらしく弱々しい音で回っていたセルモーターがうんともすんとも言わない。このスクーターにはキックもあるのだが、何回キックしてもかからない。5分以上キックの鬼になっていたのだが、結局諦めざるを得なかった。(;_;)
おまけにその2日後に、右のおしりが筋肉痛。(~_~;) なんとも情けない思いをしていた。

昨日、バイク屋から電話があり話を聞いてみたら、フロントフォークの内部に錆が進行していて、放置するにはちょっと危険な状態らしかった。油脂類、エアクリーナー、後輪タイヤは交換するつもりで予算を組んでいたのだが、フロントフォーク2本とステムベアリング、併せて5万近い代金アップが見込まれる。(T . T) でも、「安全」というものに代替品はない。安全が金で買えるなら黙ってうなづくのが大人のライダーというものだろう。

閑話休題。
かかってきた電話をいいコトに、スクーターのエンジンがかからなくなったことを伝えたら、代車の代車を用意してくれることになった。新しい代車はHONDAスーパーカブ。世界で最も売れているオートバイだ。かくいう僕も16歳の原付免許取り立て直後は親父のカブを乗り回していたのだから、ある意味では原点回帰とでも呼べるだろうか。

今日、会社から帰ってきたら、庭にスーパーカブが停まっていた。さすがに夜に走り出すことはしなかったが、エンジンをかけるのが待ち遠しい。
もし明日が晴れだったら、そのまま会社まで乗って行っちゃうかもしれない。(^○^)

125ccスクーターに乗ってみた。

2010-07-03 22:10:32 | つれづれ
今日、CBを車検に出して、代車を借りた。HONDAリード125である。
以前借りたことがあるのは50ccのスクーターだったので、今回もそうかな? と思っていたのだが、単純にいい方向に裏切られた。嬉しい。

CBを購入する前は250ccのスクーターに乗っていたのでオートバイとスクーターの違いはよく知っている。オートバイは右手右足がブレーキだが足をステップに揃えてのせるスクーターに右足ブレーキ(後輪)はない。自転車と同じように左手が後輪ブレーキなのだ。……ということは当然クラッチはなく、エンジン回転を上げると繋がる遠心クラッチが装備されている。

この遠心クラッチの特性を知ることがスクーターライディングの特徴かもしれない。
要は走り出す最初のタイミングでブレーキを握りながら早めにスロットルを開け、ブレーキを放して発進させる方がスムーズに発進できるのだな。

乗り始めて気付いたが125ccのスクーターは加速に時間がかかるものの巡行速度は車のそれに遜色ない。つまりは車と同じスピードで走ることができるので、50ccよりは安全だ。速い車両と遅い車両が混在する現実の路上では、相対的な速度が低い方が安全なことは言うまでもない。

250ccのスクーターに較べて車両は小さめで軽い。しかし速度は車と同様で安全。シート下にヘルメットを格納できるスペースやコンビニ袋を吊り下げられるフックがついているあたりは日常の使い勝手もよい。おまけに小型免許で乗れて車検もなく維持費も安い。『乗る楽しみ』を考慮に入れなければ、コストパフォーマンスはかなり高いのではないだろうか。

オートバイ屋からの帰りがけ、本屋とスーパーに寄って、スイカ1/8切れと牛乳をつり下げて帰ってきた今日の僕である。