A Rider's Viewpoint

とあるライダーのものの見方

使いこなすことと使い分けることについて

2011-09-25 10:23:03 | 所感
 一昨日、久々に大学時代の旧友達と顔を合わせた。
 彼等とは大学時代から同人誌を作っていて、創作もどきやら評論もどきやら、エッセイもどきを年2回発表し合っている。
 お互いの作品の批評と、多少は発生する経費の支払いと、近況報告を兼ねた集まりを「編集会議」と称して年2回行うことは、僕の生活の中のささやかではあるが大変重要なイベントなのだ。
 さて、その集まりの雑談の中で、ふと「スマートフォン」の話題になった。僕の友人達はいたずらに世の風潮に踊らされることなく、堅実に情報機器に接している。もっと端的にいえば「その必要がない限りスマートフォンは買わない」というポリシーである。

 逆に僕なんかはこういう電子ガジェットが好きで、シャープ 電子手帳、IBM ChipCard、SONY バイオ インフォキャリーなど家のどこかで埃をかぶっているような情報機器を次々と買って試していた。
 思えば僕がそのとき望んでいた機能そのものは、すべてある時期以降の携帯電話に装備されていたものではあるが、データの入出力が煩わしい、PCのデータと連動できない、使い勝手が良くないという理由から、ことごとく実用に耐えなかった。

 これらの機能~電話、電話帳、電子メモ、テキストリーダーに加え、ミュージックプレイヤー、ボイスレコーダー、インターネット閲覧端末、GPSつき電子地図、デジタルカメラ、小型ゲーム機までの機能を詰め込み、かつ洗練されたデータ連携と操作性を誇ったのが、今僕が使っているiPhoneである。
 そして、その唯一の弱点(と勝手に僕が思っている)画面の小ささを広げたのがiPadである。

 僕は基本的にゲームはしない。ボイスレコーダーもあまり使ったことはなく、電話も必要以上はかけない。
 だがインターネット接続して情報を探したり、ツイッターでつぶやいたり、気象情報を確認したり、図書館の書籍を検索したりは日常的に行っている。
 こんな時は圧倒的に画面の大きなiPadを使うのがほとんどであるが、通勤時に音楽を聴いたり、メールを確認するのは携帯性に優れたiPhoneを使うのがセオリーとなっている。

 僕はスマートフォンは使いこなさない。必要な機能だけを使い分ければいい。
 今の僕の生活にゲームはいらない。思いついたときにメモを取ったり、写真に収めたり、必要な情報を探せたり、暇つぶしに音楽を聴いたり電子書籍が読めればいい。
 そのために使いやすい機器であればいい。
 全ての機能を使いこなせなくていい。逆にそんなことはとてもできない。(能力的にも、必要性においても)

 自分の生活の中で、自分の望むことをサポートしてくれる機能。それを満たすために、どんなハードとどんなソフトが必要なのか?
 むしろ僕の興味はそっちに向いている。

 新しいiPhoneの発売の噂で世間が盛り上がっている。たぶんもう1~2週間のうちに発表されるであろう。僕は他のスマートフォンにほとんど興味はない。iPhoneだけが買えればいい。
 僕が今持っているiPhoneは2世代前の機種なので、今回発表される機種が気に入れば買い換えようと思っている。

 世間の風潮に流されることはない。自分の生活に必要なければ無駄なコストをかけることはない。

 しかし、もしスマートフォンのような、身近に携帯する電子機器で、あなたの生活を豊かに、便利にする可能性があるなら、年齢と共に多少は衰えてゆく記憶を簡単に補えるような使い方が考えられるなら、「食わず嫌い」はもったいないぜ。

……と、まあ、そんなお節介は言わせて貰おうかな。

最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
そうそう (和琴のおっと)
2011-09-25 23:14:17
ISDN探しながら、ノートパソコンとモデムを持ち歩いていたのを考えると、なんて世の中になったんだろうねぇ
携帯のiモードにも驚かされたけど、iPhoneはもはや脱帽でした。
同じくゲームしないしネットで繋がる緩く深い(^^; 人間関係を楽しんでいる身としては最高のものです。
radikoで録音したラジオ番組をiPodで聞きながらiPhoneを使う、そんな生活が嬉しい日々です。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。