A Rider's Viewpoint

とあるライダーのものの見方

今日は納車日・2

2013-06-29 22:46:45 | つれづれ
いよいよエンジンをかけて、ライトとオンボードコンピュータ周りの説明を受ける。
セルスターターはハンドル右のスイッチ。キルスイッチと同じボタンだ。ボタンを向う側に傾けるとエンジン停止。手前に戻し、さらに手前に傾けるとセルスターターが回りエンジンが起動する仕組みだ。
メインキーをオンにすると、オンボードコンピュータのチェックモード。
三角の中に「!」マークの赤表示が黄色に変わって消える。セルモーターを押し込むとギュルルンとかん高い金属音がしてエンジン起動。金属同士が擦れ合っているように聞こえるのは、まだ慣らし運転前だからだろうか?
この状態で今度はライトとオンボードコンピューターの説明を受ける。
まずライト。左手側のスイッチを手前に引くとパッシング、向こう側に押し込むとハイビームになることは前述の説明通り。さらにBMWはエンジン切ると小さなポジションライトを残してライトが消える。バッテリーを無駄に消費させない対策とのこと。ありがたい。
次にABS(アンチロックブレーキ)とASC(自動トルク制御装置~後輪スリップ抑止)の切り方を教わるがこれはONが通常状態のため、すぐに元のセッティングに戻す。
次にESA(電子制御サスペンション)の設定だ。エンジンを起動させ、停車時に操作すると1名乗車、1名乗車+荷物、2名乗車の切り替え。走行時にノーマル(通常)、スポーツ(硬め)、コンフォート(柔らかめ)になるという。(←これ実は間違い。エンジンをかけて、軽く押すと硬め、柔らかめの変更。長押しで乗車人数の変更でした)ちなみに1名乗車のノーマルだな、最初は。
ハザード、ウィンカー、ホーンは説明パス。CBと同じだ。
……ということで、やっとオンボードコンピューターの説明だ。
Kのメーターには動作状態を表す液晶表示があり、これが様々な設定と状況を液晶に映し出す。
常に表示されるのが選択されたギア、水温、ガソリン残量だ。電源ON直後、このコンピュータがセルフチェックを行った後の表示が時計、オドメーター(積算走行距離計)とトリップメーター(距離計)だ。トリップメーターは2種類の設定ができるので、任意の距離、例えばツーリング全体の距離と工程ごとの距離の双方を記録するのに便利だ。
CBにも同じ機能があったが、ボタン表示が煩わしいのであまり使わなかった。Kはメーター横の専用ボタンで操作するので使いやすそうだ。
左手側、INFOボタンを押すとこの液晶に表示される情報が切り替わる。
次の表示はTEMP~エンジン周辺温度とのこと(←7/6訂正・気温計でした)、その次がSPEED~平均速度、次がFUEL~平均燃費、その次がRANGE~走行可能距離。ガソリン残量と平均燃費を計算して、あと何km走れるのかを概算で算出する。便利。最後がOIL~エンジンオイル残量である。もう一度INFOボタンを押すと、表示は最初CLOCK~時計とオドメーター、トリップメーターの表示に戻る。



一通りの説明も終わり、いよいよ本車両を引き取り、自宅に戻る時間がやってきた。
納車直後のこの時間、実は意外と転倒が多い。さすがにCBではそんなことはなかったが、若かりしあの頃、初めて中型バイク~当時のVF400Fを受け取った後、ディーラーから車庫までの間に最初の転倒をした。ほとんどスピードが出ていなく、Uターン時にスロットルを絞り過ぎてエンスト。そのまま立ち転けに近い転び方だったので、本人もバイクも些細な傷で済んだが、心の傷は大きく、今だに思い出すほどのトラウマになっている。
だから余計に慎重に、若干高回転気味でクラッチを繋ぎ、とにかくエンストさせないように家に帰ってきた。
途中の工程では、ことの他エンジンの金属音が高いように思われたこと、右脚がクランクケースのカバーに当たることが多く、エンジンレイアウトの違いを感じたこと、シートが絞り込んであるからかCBより足付きが良く停車時の安心感が高かったこと……くらいしか印象にない。
K1300Rは、今日納車されたとは言え、まだまだ「僕のオートバイ」とは言えない。経験を重ね、違和感なく操作ができ、「一緒に走る楽しみ」を満喫できるようになって初めて自分のものにできたと言えるのだろう。
目の前の「こいつ」のポテンシャルは高い。早くなれて乗りこなすことができるようになりたいものだ。

今日は納車日・1

2013-06-16 01:48:01 | つれづれ
今日(6/15)は待ちに待ったK1300Rの納車日。朝4:40に目覚め、遠足前の小学生の様だと思い、またちょっと寝る。
5:30頃に目覚めた際、 ふと『ダイエットしてても、朝一番だったら影響少ないよな。それに今日は特別な日だし』……と自分に都合のいい理屈を見つけたらもう止まらない。
まだ6時前なのに車で出かけて24時間営業のラーメン屋に「朝ラー」を食べに出かけたのだった。
「チャーシュー、のり、キャベツ。チャーシューは別盛りでお願いします」と、いつもの調子でラーメンを頼む。別盛りのチャーシューには、すりおろしニンニクと醤油をかけ、濃いめの味付けにする。こってりとした豚骨ラーメンの“味のアクセント”になるんだな、これが。(太るけど。(^^;;)
ラーメンを食べ終わって家に帰って7:00。
改めてちょっと仮眠してから電車に乗ってディーラーに出かけたのだった。



ディーラーに着いたのが10:07。ほぼ開店時間である。オプション部分の残金をカード決済し、車検証、自賠責等の確認と受領を済ませた後、いよいよ本車両を前にした説明である。

引き出された車両を一目見て気付いた。オプションで依頼した「サイドスタンド・ハイトブラケット」がついていない。この部品はサイドスタンドの下に下駄を履くように設置し、サイドスタンドの高さを2cm(←6/17訂正・8mmが正しい。思いこみで間違いました)上げ、接地面積を若干拡げるものである。道路は水捌けを良くするため、極端に言えばカマボコ状の断面をしている。右側通行のドイツで設計されたオートバイを、左側通行の日本で使用すると、より左側に傾くというのがその理由だ。また、接地面積を拡げることで、サイドスタンドが地面に埋れにくくするという機能もある。アスファルトだらけの日本ではあるが、例えば、キャンプ場や山奥の温泉地の駐車場など、まだまだ不整地にオートバイを駐車するケースは多い。装備して無駄になる部品ではないと僕は思っている。
「サイドスタンド・ハイトブラケット」については、後日取り付けということになるのであった。

さて、改めて車両の説明を受ける。僕がホンダのCB乗りであったこと、説明をしてくれた担当さんが、以前ホンダに勤めていたことから、「CBとどう違うか」という説明になる。お互いに手っ取り早い説明である。(^_^)

ハンドル周りはそう違わない。右は右手、左は左手で操作したBMW独特のウィンカーは、ことK1300Rにいたっては、CBと同じである。

左側にハザードランプ、オンボードコンピューター、ABS(アンチロックブレーキ)、ASC(自動トルク制御機構~説明員によると「バックトルク・リミッターのようなもの」とのこと)、ESA(電子サスペンション制御)、ウィンカー、ホーン、パッシング&ハイビームの各スイッチ、右側にグリップヒーター(今回は基本装備だ)、キルスイッチ&セルスターターの各スイッチがある。
左側で面白かったのはパッシング&ハイビームのスイッチ。同じスイッチを手前に引くとパッシング、向こう側に押すとハイビームである。ハイビームの際にパッシングを行うケースは殆どないと思われるから、これは合理的だ。

右側で面白かったのは、キルスイッチと一体化したスタータースイッチ。CBではキルスイッチを切ったままスタータースイッチを押し「あれ?エンジンかからないぞ?」ということがよくあったがKでは機構的にこれが発生しない。これは合理的だ。

コンピュータ周りは後にして、次はシート下の説明。

テールライト下にキーをさしてシートを外す。CBでは雨具すら収容できたシート下のスペースはKでは何もないに等しい。いや、僕の別体式ETCのカード挿入部品が設置してあるので、最低限の要求は満している。後は常時携行する車検証等の書類を入れてお終いだろう。ドイツ式合理主義だと「物を運びたいならオプションのパニアケース付けなよ」ということなんだろうな。その考え方も理解出来なくはない。



まだ、エンジンすらかけていないが、続きは後日。疲れた。寝ます。(^_^;)




680マイルクッキー

2013-06-08 22:22:29 | つれづれ
600マイルブレンド~某モーターサイクルクラブの「一杯のコーヒーを飲むために横浜~神戸間を日帰りする」という有名な逸話~に対抗して、680マイルクッキーというネタを思いつく。

単に片道550km先の店に日帰りでクッキーを買いに行くというだけの話。

しかし、あてにしていた盛岡・光原社のくるみクッキーが注文が殺到して秋口まで買えないらしい。

残念だが、慣らし運転のネタは別のものにしようかな。

ふと、そんなことを考えている土曜日の夜。オートバイのない平日と平日の狭間の休日。
来週末はKの納車だ。


夢を現実に

2013-06-01 16:22:47 | ハード
本日(2013/6/1)入金を行い、下取りのCB1300SFを持ち込み、BMW K1300R の購入手続きが完了した。

本体に加え、現在CBに付けている別体式のETCを移設し、社外品のヘルメットホルダー、クラッシュパッド、サイドスタンドハイトブラケットを取り付け、ガラスコーティングを施してもらう。
社外品等の納品とガラスコーティングの業者スケジュールに遅れが生じなければ、来週末には納車が可能だという。(23:00訂正・納車日は再来週6/15以降でした。勘違い)

コツコツと貯金をしていたここ数年間。新しいオートバイの購入なんて全く現実感のない夢だった。
しかし、母が亡くなり否応なしに思い知らされた自分の人生の残り時間。突発的な問題が起こったなら、夢は夢のままで一生叶えられないかもしれない。
そう考えたら、矢も盾もたまらず、具体的な購入プランを進めることとなった。

幸いにも5年越しの貯金はまあまあの額となり、下取りを加味すれば何とかなりそうな見積りも戴いた。
社外品をクレジットの引き落としにして、数ヶ月の支払い猶予を設ける等の裏技は使ったが、何とか手持ちの資金だけでやりくりできる算段がついたのだった。

いま、数年越しの夢が現実になろうとしている。
決して浮かれることなく日々を過ごし、納車の日を待とうと思う。