A Rider's Viewpoint

とあるライダーのものの見方

昇仙峡へ

2007-04-30 13:03:49 | ツーリング
 GW最初のツーリングは山梨の昇仙峡を目指した。同行者はW650のN君だ。
 朝5:30起床、前日支度をしていなかったので、ぼんやりと新聞を読み目が覚めた頃バタバタと支度を始める。シートカバーに地図と財布を放り込み、デジカメをポケットに入れてCBにまたがる。待ち合わせ場所は高速入り口手前のハンバーガーショップ。早めにでかけてコーヒーでも飲みながらゆっくり待てばいい。
 住宅地を抜け、小学校の角を左に曲がり、交差点を右折してメイン通りに出る。ETCインジケーターの緑色を確認しながら高速の入り口へ。首都高を通り抜け高速手前の出口から一般道に降りる。降りた先のGSで給油。時刻は7:06。待ち合わせには1時間近く余裕がある。

 一般道を直進し、環八との合流地点近くのハンバーガーショップを探す。……ない。
 あれ? 環八じゃなくて環七だったっけな? 昨日の晩、PCで地図を確認したのだが、交差点とハンバーガーショップの位置関係だけを確認し、交差点自体の確認を怠ったのが良くなかった。手元の地図は縮尺が大きすぎて店の位置の記載はない。そこで推理。
 W650のN君は環七の最寄りに住んでいる。たぶん環七との交差点に違いない。
 環八を南下していたので近くの交差点を左折。東に向かって環七にぶつかったら北上。そのまま交差点を目指す。……違う。
 あれ? 中央道と環状線との合流交差点じゃなかったのか? そういえばそもそもその待ち合わせ場所を選んだときの行き先は東名御殿場ICで降りて富士山近辺を走る予定だったな。
 ……ということで約35分後にさっき給油したGS前を通過。環八を南下して東名入り口手前のハンバーガーショップを発見。約40分の迷走の後、無事待ち合わせ時間前に店にたどり着く。

 待ち合わせ時間から5分後、N君登場。N君の朝食の間、今日の行程に合わせ、中央道・調布ICから高速に乗るルートを確認する。一般道の渋滞をすり抜け調布IC~八王子料金所を経て談合坂SAへ。N君の給油を待って9:55出発。10:24一宮御坂IC到着。
 そのまま道なりに石和温泉方面に進み、道路標示に導かせるまま「昇仙峡ライン」に入った。途中、狭いハイキングコースを馬車とすれ違いながら「影絵の森美術館」に到着。駐車場にオートバイを2台停めて美術館に入る。
 藤城清治さんの影絵は昔から知っていたが改めて展示を観るとその美しさに息をのむ。影絵というと単調なコントラストの強い色彩のように思えるが、藤城さんの作品は色彩に微妙なグラデーションがつけられている。思わずミュージアムショップでポストカードのセットを購入した。
 その後千我滝、近くの荒川ダムを見物したあと石和温泉まで戻り、培倶人で紹介されていた「北海道」という店で馬刺し丼を堪能する。うまい。探し出してきて良かった。
 その後、またほったらかし温泉へ。今回は「あっちの湯」に入る。今回防水デジカメを携えて露天風呂へ。濡れることを意識しなくとも良いカメラというのは心強い。露天風呂につかり、水面ぎりぎりから富士山を狙ってみた。今日の富士ははっきりと綺麗に見えた。

 16:15に温泉を出て勝沼へ。ワイナリーに寄ってワインを買って帰るのだが、またしても今回、閉店間際の30分で慌ただしく買い物をすることになった。
 僕は昨年11月のツーリングで買った「穂坂セミヨン」と日本の地ワインシリーズから「秋田県平鹿郡大森町収穫地ワイン」を2本。品種はリースリング。どちらも白の甘口ワインだ。
 シートバックに3本のワインを入れ、17:05ワイナリーを出発。R20から勝沼ICを経て中央道に戻る。途中、談合坂SAで休憩。この場所で流れ解散とする。N君は渋滞を避け(たぶん)途中で中央道を降りゆっくりと自宅へ。僕は自分のペースで渋滞の中すり抜けをしまくって首都高へ。新宿~目黒~レインボーブリッジを経由して湾岸線へ。19:05 無事自宅に到着する。

 今回は二輪ETCと防水デジカメという昨年購入整備した設備が大活躍したツーリングだった。
 水際の扱いと料金所の支払いという煩わしさがなくなったことで、旅の楽しさはどれだけ広がったことだろう。今年はいろいろと楽しそうである。

 さて、本日のツーリング。所要時間12時間20分程度。走行距離366.0km。総費用10,834円(うちワイン代4,104円。高速代未精算)ということになった。ゴールデンウィーク後半に、もう1回くらいはでかけたいな。

ツーリングの前日に

2007-04-28 12:45:08 | 所感
 先ほど、つれづれなるままに朝刊を読み、「作家は、満たされない思いを抱え、原稿用紙にひと文字ひと文字埋めていくことで、ぽっかりと空いた心の空洞をも埋めようとする人たちであるという」という一文に出会い、一瞬で心奪われた。

 オートバイ乗りの作家、斉藤純さんは、その著書『暁のキックスタート』にこう記している。
 「オートバイ乗りの心には、埋めようのない深い穴ポコが空いているのです。オートバイ乗りは、表向きはタフな振りをしつつ、その穴ポコを埋めようとあがいています」と。

 たぶん僕の心の中にも空洞がある。
 家族を持とうが、自立して生活しようが、ふと気づいてのぞき込んでしまう心の中の深い空洞が。

 そこからときおりこんな声が聞こえる。
 『結局、おまえは独りぼっちなのだ。たった独りで全てを受け止めなければいけないのだ』と。

 それは寂しいし、苦しいし、辛い。
 だが走っているときには、その考えを忘れることができる。

 危険に身をさらしながら、
 転倒すれば命がないと思いながら、
 200kgを超える金属の固まりを、時速150km以上のスピードで操りながら飛び込んでゆく高速道路のコーナリング。

 頭が痺れるような、周りの景色がモノクロでゆっくり動いているような、激しい向かい風で体が吹き飛ばされそうになるような。
 そんな状態に身をさらし、僕はひととき全てを忘れている。

 唇は「笑み」を形作り、どこかで聞いたようなメロディーをリフレインで口ずさみ、耳は風の音とともに天上の音楽を聴いている。
 ライダーの、死と隣り合わせの至福感を、僕は今後も味わおうとするのだろう。
 命をかけてその感覚を求めようとするのだろう。そのことで心の中の空洞を埋めていこうとするのだろう。

 そしてまた明日、僕はツーリングに出かける。

弁当に隠された陰謀

2007-04-26 22:34:54 | つれづれ
 4月に入り生活に変化があった。早起きして娘の弁当を作るようになったのだ。
 (最近、やっと体が慣れてきた。もう眠くて、ブログの更新もままならなかった)

 ウチはタイマー式の炊飯器はなく厚手の鍋でご飯を炊いている。しかしカミさんは低血圧で朝が弱い。そこでご飯を炊き終わった後は僕がおかずを作って弁当箱に詰めることになった。
 ゆくゆくは娘自身の手で作らせたいとは思っているのだが、高校生活に慣れ余裕ができるまでは親が面倒を見てやろうと思う。

 僕もこのため起床時間が45分程度早くなった。5:30に起床してゆっくり新聞を読み、シャワーを浴びる。洗面所から出た頃炊きあがるご飯を受け取り台所に立つ。
 ご飯に何かを混ぜ込んだ「混ぜ込みご飯」におかずが4品。これが標準的な献立だ。

 じつは毎日の献立を手帳に書き込んである。第9食からはデジカメで写真も撮り始めた。(^^;

 ちなみに比較的娘に好評だったのは第4食。
 しその葉とタラコを混ぜ込んだご飯。リンゴとキュウリをショウガであえた浅漬け、活タコのマリネ、挽肉入り炒り卵、カニカマボコに一味唐辛子を混ぜたホットマヨネーズをかけたもの。……とまあこんな具合である。

 おかげさまで毎日朝からしっかり朝食を食べている。(ご飯とおかずの残りを台所で立ったまま食べてるんだけどね)
 またスーパーに買い物に行くと、使い回しがきいて、比較的簡単に味付けができ、汁があまりでない食材を探す習慣がついた。
 エノキ茸、いんげん、薄揚げ、ニラなんかは煮たり、炒めたり、刻んで卵焼きに混ぜたりと本当に重宝に使っている。

 しかし、まあなんというか所詮は「男の料理」。どこぞの居酒屋でお通しに出てきたものだったり、やたらニンニクとか香辛料とかが利いていたりする。今日の献立の炒飯とキュウリのゴマ&ゴマ油あえにも、比較的多めの刻みニンニクを入れていたりして。

 だが、これは父親の陰謀であったりする。
 たとえ見た目は女子高生であったとはいえ、ニンニク臭い娘を、どこぞの男が誘おうとするものか。けけけけ。

娘の入学式

2007-04-17 22:18:57 | 所感
 4月も既に第三週。
 先週、娘の入学式に出席し、今週はもう普通に授業が始まった。
 入学式の始まる前、「友達できるかなあ……」と心配していた娘。
 入学式が終わり、先輩達の手作りの新入生歓迎会も終わり、初めてのホームルームも終わって保護者への説明会が始まる頃。
 教室の前の廊下で「友達できた!」とはじけるように笑った姿を見て、僕の心配も雲散霧消した。
 入口の前で新しい友達と写真を撮り、ほっとして帰り道につく娘。

 「部活(動)はどうするんだ?」
 「アズサちゃんと一緒にバトミントン部にしようかなぁと思う」
 もう新しい友達と一緒の事を考えている。

 友達が出来、部活も決まり、学校生活自体の不安も激減したようだ。
 「もう3大不安が消えたよ」と朗らかに笑う。本当によかったな、と思う。
 緊張が解けたのか、帰宅して昼食が終わったら眠り込んでしまった。

 ゆっくり休んで、明日からの高校生活に思いを馳せるがいい。
 青春時代の幕開けに胸躍らせるがいい。
 娘がこの二度とない人生の輝かしい季節を精一杯駆け抜けて欲しいものだと、父として人生の先輩として心からそう思う。

ここはどこ?

2007-04-12 23:53:32 | つれづれ
 酒を飲んだ帰り道の晩、東京駅を歩いていた。
 傍らに携帯を手にした若い女性。どうやら彼氏に自分がいる場所を伝えて迎えにきてもらうらしい。甘い声で自分の居場所を伝える声が耳に入る。
 「うん。いま丸の内中央口」

 『あれ? いまそんなところにいるのか? 丸の内北口から八重洲中央口を過ぎ、東北新幹線の乗り換え口に近いあたりだから、どっちかといえば八重洲中央口と南口の間のあたりだぞ』

 ほろ酔いのほんわかした頭で、ふとそんなことを考えているうちに気づいた。

 『あ。あいつ、あの看板見て話しただけだな』
 僕が歩く右側。若い女性の正面前側に【「→」丸の内中央口】という案内看板がある。

 案内看板は当然、進行方向先の説明をしているだけで、いまいる場所の説明をしているわけではない。彼氏が彼女の言葉を信じて丸の内中央口付近を探したところで、絶対に見つかるわけはないのだ。

 瞬間的に戻って説明してやりたい衝動にかられたが、そんな野暮なことをする必要もない。お互いが携帯電話を持っているなら、話し続けていれば絶対に会うことができる。

 携帯電話が普及する前のドラマのように、主人公とヒロインが運命的なすれ違いをしてしまうというシチュエーションが過去のものであることに疑いの余地はない。
 しかも、それに増して携帯電話の普及は、「ここはどこ」、「僕はここにいる」という説明能力を奪う要因になっていることも、どうやら事実のようである。

<4/14加筆>
 酔っぱらった頭でもっともらしいことを書いてしまったが、これは間違いだな。(-_-;

 携帯電話が普及したことで、むしろ目印がない場所で待ち合わせができる機会を提供しやすくなった訳だから、逆に「いまいる場所」を説明する能力こそが必要になっているのだと思う。
 それにしてもあの女の子は無事に彼氏に会えたんだろうか? 他人事ではあるがちょっと気にかかる。

ラジオサーバー再設定

2007-04-08 00:21:59 | ハード
 ラジオサーバーを購入して二週間たった。若干のノイズはあるものの、この機械の手軽さと面白さはなかなかのものだ。ボタン一つで手軽に選曲したり録音したりできる。予約録音も正確で音もそう悪くはない。
 そうなると今度はFMの感度が気になる。NHK-FMもTOKYO-FMも若干のノイズが気になるのだ。
 しかしこれはフィルムアンテナの性能ではもうどうしようもない。屋外にアンテナをたてる以外の方法でもっと感度をあげるやり方はないものかいろいろと調べ始めた。

 結論から言えば、屋外アンテナ以外の方法はひとつしかなかった。L型プラグのケーブルを壁のアンテナ端子に繋ぎ、自宅のTV配線をアンテナ代わりにするのだ。またこの方法はもうひとつ希望があった。僕の自宅はケーブルTVに加入しているのだが、このケーブルTVがFM放送の再配信をしているらしい。これが確認できればケーブル局のアンテナがFMアンテナ代わりになる。感度が悪いはずがない。

 家電店で両側がL型プラグの8mケーブルを買ってくる。これを引き回してラジオサーバーに接続するのだ。フィルムアンテナに繋がっているプラグを外し、壁に繋がっているプラグと差し替える。NHK-FMを受信してみたら全く受信できない!
 『なんだ、これは! 失敗か?』一瞬パニックになり胸に失望感が押し寄せる。
 しかしどこかで、ケーブルTVのwebか、どこかの掲示板だったかで、FMの再配信は受信周波数に変更があったはずだと思い返す。ラジオサーバーの選局ボタンを長押しして自動選局モードに入ると、ラジオサーバーは見慣れない周波数で非常にクリアに入感する局を探し出してきた。『間違いない。必ず設定は可能だ』

 ケーブルTVのwebを探し、ようやく局名と受信周波数のリストを探し出した。このリストによると、いままで受信できなかったNACK5や地元のローカルFM局も登録可能らしい。早速「局登録」にとりかかる。

 しかしここでラジオサーバーの簡単設定が仇になる。ラジオサーバーは自宅の地域を登録すれば、その近辺の放送局の周波数を自動でスキャンして自動登録してくれる。
 しかし今回はその方法では登録できない。再配信の周波数が違うのだ。念のため自動登録を試みてみたら全く違う局名で登録される局、同じ局名で複数の登録がされる局ができて使い物にならない。
 また地域設定は局名と周波数がセット登録され片一方だけの変更ができず、今聴いている周波数に違う局名を登録することもできない。
 結局、受信設定をすべてリセット。Web上のリストに従い、目的の局の周波数にラジオサーバーを合わせ、局名をすべて手で登録するという作業を繰り返した。
 FM局10局、AM局6局。すべての登録が終わるまでに小一時間を有した。

 また、リセット時に消えてしまった番組予約プログラムも新しい設定に合わせて再度予約をし直し、ようやくアンテナ交換前の状況にたどりついたのはもう日付が変わろうとする頃だった。

 手間をかけたおかげで、ラジオサーバーのFM感度は特筆ものである。思えば中学生の時に初めて自分のラジオを手に入れてから三十年ちょっと。今流れている音が一番綺麗だと間違いなく思えることが嬉しい。これでクラシックを録音してもピアノやチェンバロの音がノイズに埋もれることもないだろう。

 もともとはラジオドラマを聞き逃したことが発端だった、このラジオサーバーの購入だが、思いがけずFMの音楽番組を再認識できたのは、怪我の功名だったのかもしれない。
 

システムトラブル

2007-04-05 12:50:20 | つれづれ
 4/4日朝、会社のPCが立ち上がらなくなった(……ように見えた)。液晶ディスプレイの電源ボタンはグリーン(通常)なのだが画面が真っ黒で何の反応もない。
 PCの電源を長押しして電源オフ。ACケーブルを抜いて数十秒待った後で再起動を試みる。

 ここで普通はファームウェアの起動画面が表示され、その後Windowsの起動画面に移るのだが、液晶は全く何も表示しない。
 しかし、本体のHDDアクセスランプは不規則に明滅し、きちんとアクセスが行われているように思える。

 システム担当者に相談すると、PCのグラフィックボードか、液晶ディスプレイ自体がおかしいのではないか? と、言われる。
 とにかく障害の可能性を特定しないことには対策も立てられない。
 課の備品、研修開催時に使用するノートPCを起動し、ディスプレイをつないでみる。何も映らない。

 これは液晶ディスプレイ自体の故障かな?

 試しに会議室に置いてあるPCの液晶ディスプレイを借用し、自分のPCにつないでみる……映った。……ということは液晶ディスプレイ自体の故障だったようだ。
 システム部門に状況を報告し、新しいディスプレイを手配するまで会議室PC用のディスプレイを借用することにして、無事、仕事は再開された。

 今回の件、タイミングが悪かったのは朝一番でPCを普通に使用し、Windowsアップデートプログラムの指示に従いPCを再起動したら立ち上がらなくなったという点だ。
 てっきり、新しいWindowsのプログラムが何か不整合を起こして、PC自体が起動しなくなったのでは、と思った。

 今PCが無事に使えているので問題はないが、PCのローカルドライブに保存してあるデータファイルが取り出せなくなったらと考えると、ぞっとする。
 しかし仕事柄、人事関連のファイルも多く、ネットワークドライブに安易に移すのも気が引ける。

 結局のところ、ひとつひとつのファイルにパスワードをかけ、地道にネットワークドライブに転送するのが現時点での良策かな。
(あるいはフォルダに一括でロックをかけらるようなフリーソフトを探すか、パスワード付圧縮ソフトでまとめてしまうか)

 セキュリティと面倒くささはバランスが難しい。アクセス頻度が高いファイルだけに絞って、パスワード処理後ネットワークドライブに転送しようかと思う。

東京モーターサイクルショー

2007-04-01 14:37:12 | 所感
 昨日、東京モーターサイクルショーに行った。前売り券を買い、時間前に会場に到着。列に並び、まず試乗会に向かう。(http://www.motorcycleshow.org/info/try.html)
 今年期待していたDUCATIのハイパーモタードは夏頃日本市場に投入されるらしく試乗車のリストにはない。かわりにKTMのスーパーモタードを試乗することにした。

 前日から用意していた申込書とショーのチケット、免許証を手に受付へ。比較的人気があるらしくすぐ手続きしたにも関わらず10:30からの試乗となる。10:30の時間がきて、自前のヘルメットとグローブを手に目的の車両の列に並ぶ。初めてまたがるスーパーモタードはやはり車高は高い。またがったままサイドスタンドを足で外そうとしたがひっかかりがなくうまくいかない。結局、係員の人が手が外してくれる。
 
 前の組の試乗が終わり、いよいよ走行開始だ。最前列の係員のスピードにあわせ僕の組の試乗が始まる。スロットルを丁寧に開けクラッチを繋ぐ比較的スムーズにつながる。低速トルクに問題はない。
 走り出した後2速にギアチェンジ。そのまま右コーナーを曲がる。次のコーナーまでの間にスロットルとブレーキでスピード調整。スロットルレスポンスが鋭い。若干スロットルの開け閉めで車体がギクシャクする。速度が低めのコーナーはギア選択が難しい。
 しかし直線での2速から3速へのスピードの上がり加減はすばらしく、ブレーキもきつすぎることもなく握り込んだだけの制動力を発揮してくれる。
 コーナースピードによるギア選択にさえ慣れれば、十分にきびきびと走ることができそうだ。
 コース3周の試乗はあっという間に終わり、ゆっくりと出発位置に戻る。サイドスタンドを足で戻そうとしてまたしても空振り。係員さんが手でスタンドを出してくれる。自分の足の短さを再確認した試乗であった。(^^;

 その後早めの昼食を取り、午後からゆっくりと会場を回る。CBのピンバッチを買い、ホンダのブースへ。なんとオートバイ用ナビゲーションがバージョンアップ。機体も小さく、値段も安くなるらしい。一気に購買欲が高まる。(ちなみに一緒にグリップヒーターもつけたいものだ)

 次のDUCATIのブースではハイパーモタードを発見。展示のみでまたがることはできなかったが、しっかり写真は撮ってきた。カタログがまだできていないとのこと。残念。
 結局、16:30頃までかけて回ってきた。自分の興味は用品関連に集中していたが今回特に興味を引かれる新製品もなく、カタログを整理している今、やっぱり手元に残ったのはホンダのナビゲーションシステムくらいだった。

 ハードはともかく、今年はツーリングに行って走りに行くこと自体をもっと楽しむこととしよう。