A Rider's Viewpoint

とあるライダーのものの見方

次は二輪車用ETCが欲しいかなっ……と

2006-09-27 18:51:09 | ハード
 そういえば今日、オートバイとマフラーのローン引き落としがあったはず。オートバイのローン(=2007年ローンの旅)は来年まで続くがマフラーの無金利ローン(=男!怒濤の3回払い!)は、次月・10月27日が最終引き落としだ。性懲りもなく次に欲しいものが心に浮かぶ。

 何がターゲット上に浮かんできたかといえば二輪車用ETCだ。半年以上に及ぶモニター期間を終え、ついに2006年11月1日より、二輪車用ETCが実用化される。
 弁当箱サイズの邪魔な本体、3.5インチFDサイズの座布団アンテナ、羊羹を切ったようなサイズのインジケーターというセンスのかけらのないモニター機器が、タバコ大の華麗な本体、500円玉サイズの小型高性能アンテナ、小粒でもぴりりと辛い10円玉サイズの2色LEDインジケーターと、今までに比べ大幅に洗練される。(←自分がモニターになれなかったもんだから、ひがみ根性で無茶苦茶なことを言ってるだけ。しかも各装置のサイズは自分が持ってないから適当なんだけどね。じつは)(^^;

 現在、web上でちまちまと情報を集めているのだが、本体価格30,000円。取付工賃と設定調整費含めて50,000円くらいになるのではないかというのが大方の予想。
 それにもまして心配なのが発売日。メーカーによると10/25発売予定で販売予定は10,000セットとか30,000セットとか言われている。
「5日間で間に合うのかい!」というツッコミもともかく、予約が殺到して待たされたとしたら、装着される頃にツーリングシーズンが終わるような気もする。(;_;)

 それでも、まあ、ポケットやらバックやらをごそごそと探してお金を払ったりチケットを収納したりする手間、グローブ着脱の手間を考えたら、本当に助かるんですけどね。

 概算50,000円のコストをどう工面するのかを考えると、「また無金利ローン、やってくれないかな~」と虫のいいことを考えてしまう。
 「2007年ローンの旅」「男!怒濤の3回払い」に続く、「必殺、丸投げ!ボーナス一括!!」が発動される予感がするのは、気のせいだけではないかもしれない……。

 (カミさんが、この投稿の内容に気づかないように……)(^^;

セロリライダー

2006-09-22 11:16:21 | 食べ物
 夏休みの4日目にスーパーに買い物に行ったとき、セロリとキムチの素を買ってきた。セロリのキムチを自作するためだ。夏休みの初日、久々に行った焼肉屋で『6種キムチの盛り合わせ』を頼んだ際の一品。くせのあるセロリの味がキムチとしておいしく漬かっていた。「これくらいなら自分でもできるかもしれない」と思い、瓶詰めのキムチの素とセロリを買ってきたのだ。とはいえ、作り方も何もわからない。セロリを適当な長さにザクザク切って、蓋ができるガラスの容器に敷き詰め、上からセロリの素をかけて混ぜ合わせる……たったこれだけで冷蔵庫で一晩寝かせてみた。

 翌日朝(ツーリングに行く予定の朝だ!)、セロリからでた水分を捨ておそるおそる食べてきた。「しょっぱ辛い!」確かに漬かってはいたがキムチの素が多かったらしい。冷蔵庫から残りのセロリを持ち出して加え、何の気まぐれかリンゴをスライスして入れてみた。そんなことをしていたら、出発予定を20分ほどオーバーしている。あわててキムチを片づけてツーリングへ向かうのだった。

 ツーリングから帰宅して、犬の散歩がてらコンビニでビールを買う。晴天に恵まれた日帰りツーリングでは、途中でビールが飲めないのだけが心残りだ。したがって帰宅してオートバイを置いた今こそ冷たいビールを飲むのだ。もちろんつまみはセロリのキムチである。うまい。学校から帰ってきた娘にも試食させたがまあまあとのこと。「リンゴの味は微妙」というコメントもいただいた。(^^;
 しかしまあ、まだまだ味が濃い。スーパーに追加のセロリを買いに行こうと思い、その日は暮れた。

 翌日午後(昨日だ!)、スーパーに買い物に行った。カミさんご所望の梅酒、自分の分のビールとともにご飯のおかずとセロリを買った。ほかに一緒につけ込むとおいしくなりそうな小さいヤリイカ、アスパラガス、カブも一緒に買う。オートバイで買い物に行ったので背中にリュックを背負っていたのだが、その上からセロリが顔をのぞかせている。ふと「セロリライダー」という単語が頭に浮かび、訳も分からず楽しくなった。

 自宅に戻り、早速を買ってきたセロリ・他を漬け込んでみる。セロリ3/4。イカを1パック入れたら容器が一杯になった。つけ込む容量を考えていなかった。とりあえずカブとアスパラはまたにする。
 一晩寝かせて今朝食べてみた。セロリは悪くないのだが、生のままのイカは良くなかったかもしれない。食べられなくはなさそうなのだがちょっと不安である(=生食可能な刺身を買ってきた訳ではない)。イカを全部取りだし電子レンジで加熱。火が通ったイカを容器に戻し、残りのセロリと軽く塩ゆでしたアスパラを入れて漬け込んでいる。

 イカはともかく、本来のセロリはうまく漬かっていた。この分だとまたセロリを買ってきて追加することになりそうだ。
 背中のリュックにセロリをのぞかせた「セロリライダー」。今日もスーパーから出撃の予定である。

雁坂みち・ソロツーリング

2006-09-21 10:29:35 | ツーリング
 台風一過の晴天に恵まれた昨日、夏休みの5日目、日帰りツーリングに出かけた。目的地は山梨から埼玉に抜ける雁坂みち~彩甲斐街道。山梨でほったらかし温泉の露天風呂に入り、国道最長と言われる雁坂トンネルを抜け、秩父~長瀞を経由して関越道・花園ICに抜けるという首都圏を大きく巡回するルートを走破しようという試みである。
 また、ほったらかし温泉は、前回地図をみながらたどり着いたので、今回は前回の道をトレースし、所要時間を確認しようという意図もあった。

 朝6:00に起床、朝食をきちんととり、シートバッグに地図、手帳、財布等に加え、ビニール袋に入れたタオルを入れて、6:55に自宅を出発する。
 7:00に最寄りのICから首都高へ。新宿を抜けて高井戸ICから中央道へ。三鷹の料金所を7:29、八王子の料金所を7:45に通過。休日の行楽地へ向かう渋滞に比べ、所要時間が10分程度短いように思える。八王子料金所にて所要時間と料金を手帳に書き込み、装備を調えて車道に戻る。朝方自宅付近で曇っていた天気がここ八王子では晴天。絶好のツーリング日和になりそうだ。ちなみに高速を使用すること、峠を越えることを前提にメッシュジャケットにインナーウェアをつけた初秋装備。シート下には念のためマイクロフリースのセーターを1枚入れてある。

 八王子料金所を通過したあたりで燃料計が「給油サイン」を示す。CB1300の場合、燃料計は右側のタコメーターの中に液晶で表示される。満タンで6つ表示される液晶は、ガソリンの残量が少なくなるとともに右側から1つづつ消えてゆく。ガソリン残量が4Lより少なくなると、6つの液晶の部分が右から左に順に消えてゆき、また点灯してはそれを繰り返すというアニメーション表示になる。
 残量が4Lということは、過去5回の平均的燃費、14.88Lで換算すると59.5kmは走ることができる。八王子を起点にすれば、勝沼までは無理としても大月JCTは楽勝で走破できる距離だ。もっとも高速道での速度(=エンジン回転数)を考えるとあまり過信はしない方がいい。次の談合坂SAで給油するのが妥当な判断かと思う。
 急加速と高い速度のキープを控え、8:03に談合坂SAに到着。GSで給油すると18.09L入った。前回給油時からの燃費は16.91km/L。メーカー計測値(60km/h定行テスト)25km/Lには遙かに及ばないにしても、実測値としてはまあまあの数値である。1Lあたり144円の料金を支払いふたたび中央道へ。これで安心してツーリングが続けられる。
 中央道、笹子トンネルを抜ける。目的の一宮御坂ICには8:45に到着。市内を抜けてほったらかし温泉に向かう。幸いなことに前回の道を間違うこともなくトレース。9:05にはほったらかし温泉に到着した。

 ほったらかし温泉。実にユニークな名前である。昔は本当に山の中にお湯が沸ききでるばかりの温泉だったらしい。設備も何もなくほったらかしのままの温泉。それがその名の由来と聞く。もちろん今はきちんと整備され立派な脱衣所も露天風呂もある。
 今回入ったのは「こっちの湯」(前回は「あっちの湯」に入った)。入浴料600円を支払い脱衣所へ。露天風呂から山梨市の市街が眼下に拡がり、正面には富士山が見える。
思わず携帯のカメラで写真を撮ってみたがうまく写っているだろうか?
現在時刻にして9:15、自宅を出発して2時間20分。会社では朝一番の業務が慌ただしく始まった頃だろう。正当に取得した有給休暇とはいえ、平日の露天風呂はやはり少し後ろめたい。だが、それがまたいいのだな。10:30頃までゆっくりと温泉を堪能し、10:40頃、ほったらかし温泉を後にする。

 フルーツラインを下りR140との交差点を左折。そのままR140・雁坂みちを進む。途中、雑誌で紹介されていた山菜料理の店と、ツーリングマップに記されていた村営温泉~笛吹川のせせらぎを聞きながら入る露天風呂あり~への入り口を確認するも本日はそのまま通過。次回以降の楽しみにとっておくことにする。

 11:15頃、道の駅・みとみに到着。昼食にすることとする。時間的にはちょっと早めではあるが、なにせ朝6時に朝食をとった身、正直言ってお腹もすいている。予算も限られているので「いのぶたラーメン・カレーセット」800円にする。セルフサービスで食券と引き替えにお盆を座席に運んで食べる。うまい。昔ながらの懐かしいしょうゆラーメンではあるがスープも麺の堅さも絶妙。ただ単に空腹なだけのような気もするが、まあいいさ。自分のお金で自分で頼んだ料理をうまいといって食べることに、誰が文句をつけられるものか。
 反面、カレーは業務用の缶詰の味。どこでも食べられる味ではあったが……。食後、デザートに巨峰ソフトクリームを食べる。道の駅をウロウロしながらおみやげでも買おうかと思ったが満腹のせいかあまり食指が動かない。かわいい店員さんに心動かされたのではあるが今回はこのまま見送りとする。しかしまあ、峠にわく白い雲と後ろの青空のコントラストはすばらしかった。

 12:00頃、道の駅みとみを出発。峠のコーナーを登り、12:05、雁坂トンネル料金所に到着。560円の通行料を支払ってトンネルへ。寒い。オートバイの気温計が示す温度は26度。トンネル直前の路上気温計は23度。トンネルに入ってオートバイの気温計もみるみるうちに表示が下がってゆく。結果、トンネル終端付近では21度の表示となっていた。さすがに5kmくらいの長いトンネルである。この雁坂トンネルを抜けると、ここは埼玉県奥秩父。R140雁坂みちは、同じR140でありながら彩甲斐街道と名前を変える。下りのコーナーをトラックに阻まれながら降りる。前回は道ばたに野猿がいて、しっかり猿と目があったのだが今回はいなかった。残念。橋のあたりで左に寄ってくれたトラックを抜き去り、大滝道路へ。建設中のダムの外観が見えてくると同時に大きなループ橋も見える。この「壮大なループ橋(とツーリングマップに書いてある。僕もそう思う)」を渡り終え、道は奥秩父の生活道路へと変わってゆく。そのままR140を走り続けて13:15頃、暑さに耐えかねて皆野付近のコンビニに停車。メッシュジャケットのインナーを外し、お茶を買って水分を補給する。暑いとはいえ湿気は少な目で我慢はしやすい。そのまま道なりにR140を走り続け、13:52に関越道・花園ICに到着。そのまま東京方面に向かう。外環道、首都高を乗り継ぎ、15:08に帰宅。犬の散歩がてらビールを買いに行き、自分で作った(……といっても「キムチの素」を使ったのだが)セロリのキムチをつまみに飲む。うまい。
 6:55に出発し、15:08に帰宅。所要時間8時間強。走行距離365.4km。総費用10,390円のツーリング、無事終了である。 

フルフェイスでいこう

2006-09-13 13:05:05 | ハード
 唐突であるが友人が事故った。高速道路を複数台で走行中、急に目の前に割り込んできた車に驚き急ブレーキをかけた前走者のオートバイに接触。そのまま路上に投げ出されたらしい。
 幸いなことに命に別状はなく、外傷は右膝と手の骨にヒビが入った程度とのこと。
 しかし、運が悪かったのか、彼はたまたまジェットタイプのヘルメットを着用していた。転倒の衝撃でシールドが飛んで、前歯を数本折ったばかりか下あごの皮膚がベロベロに剥けた模様。
……擦過傷は(特にアスファルトの)、痛くてかつ直りにくいのだな。(T_T)
 彼は仲間内では一番テクニックもあり装備もしっかりしていた。そんな彼でも突然のアクシデントに抗う術はない。
 彼の事故を教訓として、僕らが安全運転を続けることが、彼に対しても一番のお見舞いになると信じる。
 少なくとも僕は、ヘルメットはフルフェイスにしよう!

(9/14追記)
 昨日、彼が事故発生地最寄りの病院から自宅近くの病院に転院してきた。
 包帯だらけの脚や、肉がえぐれた右手皮膚の画像をメールで送ってくる程度の余裕はあるらしい。(暇なんだろうな)
 近日中に見舞いに行こうと思うのだが、新しいオートバイ雑誌を買ってゆくのは顰蹙ものだろうか?……少なくとも僕が転倒骨折して入院したときに一番読みたかったのがオートバイ雑誌なのだが。
 本人はともかく家族からはボロクソにいわれそうな気もするなあ。
 まあいいや。「家族には隠せ!」っていって、こっそり渡してやることにしよう。(^^;

弱点

2006-09-10 10:23:23 | ライディング
 自分のライディングの弱点のひとつに気づく。ひとつは交差点を小さく左折する際、クラッチを切っていること。教習所でも、いわゆる「ライディング教本」にもそんなことは教えられてはいない。何かの雑誌で同じ癖を指摘されたという記事を読んだ記憶がある。

 たぶんこれは「恐怖心」だ。低めのギアを使うとしても左折の際はスピードを落とさざるを得ない。エンジンはギクシャクとした挙動を示す。エンジンがブレーキの制動力に耐えきれずストップしてロック、そのまま内側に倒れ込むことが怖いのだ。

 キャリアの長い友人に相談してみた。
「それは、クラッチを切らない代わりに回転数を上げて、速度はフットブレーキで調整すればいい」
 もちろん彼は路上ではいろんな状況があり、クラッチを切ることすべてが悪いことではないよ、とフォローを入れてくれはしたのだが。

 低速を余儀なくされるタイトコーナー。ヘアピンのような峠道。Uターン。いずれも僕が苦手とする状況だ。僕はへたくそだ。こう思っているから速いスピードでコーナーを通過することが全ていいことであるとは思わない。とはいえ、コーナーはスムーズに安心して通過したい。またツーリング先などでほかのオートバイに迷惑はかけたくない。……いや、正直に言おう。『アイツは遅すぎるよな』とは思われたくない。
 だから本当に少しずつでもいいから上達したい。苦手を克服したい。

 僕は今、意識的にクラッチをつないだまま交差点を曲がれるように気をつけている。
 駆動力を損なわず、安全確実にコーナーを回れるならそれに越したことはない。
 とりあえずはもう少し頑張ってみようと思う。