A Rider's Viewpoint

とあるライダーのものの見方

震災後の近況を

2011-03-27 08:44:34 | 所感
 3月27日日曜日、快晴、風もそう強くない。
 今日はカミさんの実家に行って風呂と洗濯機を使わせてもらう予定。昼前に到着すれば良いので朝はまだゆっくり。
 コーヒーが飲みたくなったので、自転車を漕いで朝マックへ向かう。もちろんiPadをたすき掛けに抱えて。
 液状化現象で吹き出た泥が乾き、街は異常に埃っぽい。案の定、目にゴミが入った。(>_<)

 たどり着いたマクドナルドでホットドックセットを探したが現在販売中止とのこと。パンの入手が難しいのかな?
 ベーコンエッグマフィンを頬張りながら熱いコーヒーを飲む。美味い。ランブリンでつぶやいた記録によると、この店に来たのは3月8日の夜以来。前回来たのは、震災前のことだったんだなぁと改めて思う。

 今、僕の街は上下水道が止まっているものの、街のぐるりに上水道管が張り巡らされ、そこから水道水が給水できるようになった。
 また、市に災害救助法が適用され、少なくとも僕の街は計画停電の対象外になった。

 振り返ってみればあっという間に二週間が過ぎ去った。最初の一週間は長かったものの、次の一週間はその半分以下の印象だ。
 思うに人間は慣れる。あれほど最初は辛かった公園の災害用簡易トイレでさえ、今は単なる日常の一部だ。

 今日また一つ取り戻したささやかな日常。桜のつぼみが知らぬ間に膨らんでゆくように、僕らは少しずつ復旧への道を歩んでいる。

夜の夢 第七幕

2011-03-20 06:58:50 | たわごと
 空を飛ぶ夢を見た。多分にSFアクション仕立てで。
 相変わらず詳細はいい加減だが(だって夢だもん)、僕は飛行中の飛行機から仲間二人とともに機外に飛び出そうとしている。身につけているのがGGC社(ジオ・グラビティ・コントロールらしい)のスーツ、開発中の反重力(AG)スーツだ。このスーツは身の回り1m程度の重力を身振り手振りでコントロールする事ができるというものだ。
 敵(国?、会社?)に奪われたスーツを仲間とともに取り返し、そのスーツを着てパラシュートなしに機外へ飛び出そうとしているところだ。

 飛行機はもうすぐにGGC社の研究所エリアにさしかかる。敵から奪った飛行機は乗り捨てだ。
 心配なのは、このスーツが開発中であること。周囲1m程度の弱い重力しかコントロールできないのに、飛行機が飛ぶ高さからの重力加速度を相殺することはできないはずなのだが。

 飛行機の扉が吹き飛んで、手前に翼が見える。猛烈な風圧をスーツの反重力で相殺しながら、そろそろと翼の端まで歩き、空中に身を投げ出す。全身を覆う風。加速する身体と空気抵抗がバランスして一種の無重力状態になる。AGスーツをコントロールしながら、仲間が降下して行く方向と場所に自分も従う。
 途中、地面から押し上げられるような力を感じるエリアがあった。先行する仲間は、そのエリアから外れないようにという指示をしてくる。そのエリアこそGGC社が地中に反重力装置を埋め込み、物体浮揚実験を行ったエリアなのだった。
 エリアの中心近くに3人が集まると下からの抵抗が増すような気がした。落下速度が急激に落ちてゆく。まるで目に見えない空気のクッションに支えられているかのようだ。
 地表近く、歩くような速度で落下する僕らは、スーツの力を使ってふんわりと地上に降り立った。

 奪われたスーツを取り返した僕らは、研究所の社員の歓迎の中をカクテルパーティの会場に向かうのだった。

無為に走る

2011-03-14 21:49:51 | つれづれ
仕事仕事の毎日に没頭していると自分で考える時間がない。
休日は家族の相手をして、家族の一員としての役割を果たしたり、あるいは疲れ果てて眠りこけていたり。

ある日ある人のブログを見て、無為に歩くことの大切さを思い起こした。

それは通勤通学の途上であったり、目的のない散歩であったり。
歩いている時に自分自身の考えをまとめたり、過ぎ去りし日のことを想いだしたり、来るべき明日に思いを馳せる、そんな頭を空にする時間がとても大切なのだと。

でも僕は歩くことより、オートバイに乗っている時間に同じことをしている。

ヘルメットをかぶり路上に出る。無意識にオートバイを扱いながら頭の中では運転とは全く違うことを考えていたりする。
とりとめもないこと、昔の思い出、身勝手な欲求。
頭の中で自由に転がして、風にさらして、自由に形を変えるままにしておく。そんな時間が妙に心地よい。

人はいろんな理由でオートバイに乗る。
しかし僕はこの自由に考える機会のためにオートバイに乗る……ということが大きな理由のひとつであることに間違いはない。

近況報告

2011-03-13 09:35:57 | つれづれ
友人、知人各位。

ご心配頂き、ありがとうございます。家族全員無事です。

3/13現在、まだ断水しておりますが、電気、ガスは供給され、飲み水はペットボトルで、下水用の水は破裂した水道管の水が流れ込んでいると思われる近所の側溝に汲みに行って凌いでいます。

岩手の父親とは昨日連絡がつき無事を確認しており、母親の介護施設にはあえて連絡はしていませんが、父のところにも私にも何の報告もないため、逆に問題はなさそうです。

入浴・洗濯などでまだまだ不自由な生活は続きそうですが、家族も自分も無事! これにまさるものはありません。

僕らは元気で生きてます! この点をお知らせしておきます。m(_ _)m

更新しなかった言い訳めいたことを。

2011-03-06 08:59:01 | たわごと
寡黙なまま2月が終わった。3月もそうであるかは予断を許さない。自分の気まぐれさを改めて思い知らされている今日この頃である。

約束はしない。だからこそ、果たされたことは嬉しい。
約束ではない。世の中に100%果たされるものはない。だからこそ、果たそうとする想いが嬉しい。

自分だけに都合のいい解釈をして、僕は今キーボードに向かっている。