A Rider's Viewpoint

とあるライダーのものの見方

ツーリングに行かない土曜の朝に

2006-10-28 09:52:17 | つれづれ
 今日は朝から穏やかな天気だ。雲は薄く空に広がり、夏ほど強烈ではなくなった日差しが部屋の中に差し込んでくる。そういえばいつの間に、この時間に部屋の中まで陽が当たるようになったのだろう。僕が気づかないうちに確実に季節は巡ってゆく。

 目覚めてすぐ机のPCを起動し、迷惑メールを片づけたりwebを眺めたりしている。そのうちPCを閉じ、玄関から新聞を取りトイレで読む。その後ソファへと移動し新聞広告に目を通す。読み終わったものをA4サイズに畳みながら片づけ、最後に土曜版の紙面へと目を通す。朝日新聞・土曜版「ベルばらKids」のファンだってのは、家族には内緒だ。(^^;
 (他にも「指先からソーダ」とか、「フロントランナー」とか、「フジマキに聞け」とか、毎週楽しみにしている記事は多いのだな)

 今日はそもそも10/9のリベンジで、守谷市までソーセージを買いに行こうかと思っていたのだが、ちょっと風邪を引いたらしく体が重いことと、昨日、一昨日と通っていた「自営消防技術者試験・受験準備講習会」の復習~というよりも、この歳になると忘れちゃんだな、きちんと記憶を整理しておかないと~のため、家でウダウダすることにしたのだった。

 さて、そろそろお腹がすいてきた。
 コーヒーをいれてトーストでも焼こうか。ソーセージを茹でで卵焼きを作るのもいいな。
 セロリのキムチの残りもあるし、リンゴを剥いてチーズを添え、コーヒーに牛乳を入れたカフェオレ風にすれば立派な朝食になるかな。

 あわただしい毎日の中で、ゆっくりと時間をかけてくつろぐということが、本当に贅沢なことのように思える。
 オートバイではスピードに酔うことも多いが、贅沢な時間を楽しむという気持ちも忘れないでいたい。緩急両方を楽しめる余裕を持っていたい。

 ……どうやらカミさんもお目覚めのようだ、ソーセージとチーズが大好きな犬がワンワンと吠えながら催促を始めた。
 どれ、そろそろ朝食の支度をすることにしよう。

オートバイの魅力を語る

2006-10-26 22:09:44 | 所感
 オートバイの魅力を語ること。それは僕にとって尽きないテーマだ。いつもいつもオートバイのことを考える。
 何で僕はこいつに惹かれるのだろう、と。

 古来オートバイはよく馬にたとえられてきた。でもそれは本質的に違うものではないかと僕は思う。
 なぜなら馬は自立した一つの生き物であり、乗り手の有無とは関係なしに存在する。
 だまっていても立っているし一人で(一頭で)勝手にどこかに行くこともできる。
 しかし、オートバイは違う。そもそも生き物ではないし(←これを言っては身も蓋もないが)、自立はしない。(今は本質的なことを話している。スタンドという補助具には言及しない)
 また、これがもし四輪車ならば、アクセルが戻らない仕組みを施しハンドルさえ固定すれば、乗り手がいなくとも走り続けることは可能だ。壁にぶつかったり、ギャップに落ち込んだりすることさえなければ、いつまでも走り続けることは可能かもしれない。
 だが、オートバイは同じような仕組みを施したにしても走り続けることはできない。必ずバランスを崩して倒れてしまうことだろう。このことは自転車に乗った経験があれば、誰でも容易に想像がつくものと思う。

 ここにオートバイの魅力のひとつがある。

 オートバイとライダーは相互補完的、かつ必要不可欠な関係だ。
 ライダーはオートバイに乗ることによって無意識のうちにバランスをとり倒れることを防ぐ。言い換えればライダーは、オートバイという機械に「いつまでも倒れない」という性能を加える。
 オートバイが人間に与えるもの、それは人力では成し遂げることはできないスピードと持続性だ。
「もっと速く、もっと遠くへ」
 ライダーの望むままその力は発揮される。オートバイとライダー、このどちらが欠けても長時間走り続けることはできない。
 このかけがえのない一体感は紛れもないオートバイの魅力のひとつといえる。

 次の魅力は、やはり「危険である」ということかもしれない。
 端的に言ってオートバイは「危険」であろう。
 (僕の場合)1300ccのエンジンを持つおよそ280kgの金属と合成樹脂の固まりは、人間も合わせて350kg近くにもなる質量を、時速150km以上のスピードで高速移動させるエネルギーを持つ。

 しかも前述のようにオートバイは何もしなければ倒れてしまうようなしろものだ。ライダーが操作するとはいえ、ほんの少しのアクシデントで転倒事故が起こる可能性は否定できない。
 ヘルメットやグローブ、ブーツやジャケットで装備を固めたにせよ、その「ほんの少しのアクシデント」で自らの生命が危険にさらされることをライダーは知っている。
 その危険と隣り合わせの緊張感。これこそが生きているという充実感と、オートバイを操っているという満足感をライダーに与えるのだ。
 
 精神が高揚しているとき、時間が遅く進むような感じがすることはないだろうか?
 エンジンの力を振り絞り思い切り加速をしているとき、高速で移動しながら迫り来る乗用車を交わし左右に進路変更をするとき、僕はときおり時間が遅く進んでいるような気がすることがある。

 色彩の感覚が鈍り風景が色あせ視界も狭まる。エンジン音と風切り音以外の音が聞こえにくくなり、逆に体内の心臓の鼓動や唾を飲み込む音が聞こえる。どこかで聴いたようなフレーズを鼻歌で歌いながら、かつそのフレーズは知らぬ間にリフレインしている。

 目の前の速度計と回転計。道路の曲折と勾配の具合。路面のコンディションと前後左右に迫りくる車。それらからもたらされる情報を瞬時に、あるいは本能的に取捨選択して、スロットルを開け閉めしたり、ギアを上下したり、ブレーキをかけたり弛めたりしている。
 それはまるで音楽を聴きながら体が動くような、映画を見ながらつい手を握りしめるような、スポーツような、夢の中のような、陶酔のような……。

 オートバイ。その形、本質、走ることへの渇望、危険な匂い、体が置いていかれそうな加速感。
 五感をフルに使って走っているその狭まった視界。

 走り抜けた先にある新しい土地の匂い~潮の香りだったり、森の香りだったり、埃っぽい匂いだったり、雨の前兆の飽和する直前の水の匂いだったり。

 エンジンの鼓動とハンドルの振動として伝わってくる路面の状況、吹き抜ける風の熱さや冷たさや痛さ。
 引き剥がそうとする風に抵抗してオートバイを支える脚、膝、腰。そして手、腕、首。
 エンジンを止めた直後の静寂間、ヘルメットを脱いだ瞬間の空気の匂い、旅先で手を、のどを潤す水の冷たさと旨さ。

 そのすべてが、僕にとって興奮の瞬間であり、また走り出したくなる衝動の根元であったり、かけがえのない魅力であったりする。

 この魅力を知ってしまった今、もう知らなかった昔には戻れない。
 これからも続く、この目の前の長い道を、こいつと一緒にいつまでも走り続けて行きたいと思っている。


 

二輪ETC取り付け予約!

2006-10-22 19:22:18 | ハード
 10月19日(水)、某量販店で二輪用ETCの取り付け予約をした。
 くだんの量販店は先般の故障~後輪ブレーキ整備不良の原因の店ではあったが、なにせ自宅と会社の間にあるという抜群のロケーションである。平日、あまり無理をせずに開店時間に間に合うのは、この量販店だけなのだ。本当はクレームのひとつも入れてやりたいのはやまやまなのだが、他の店に行くのは本当に面倒くさい。
 心の中で 『この店が一番便利なんで、しょうがねぇーんだよぉーっ!!』 と大声をあげて、妥協してやることにした。(^^;  ……でも車検だけは、ぜ~ったいこの店には頼まんぞ!

 さてさて、カウンターにてその旨を告げると担当者が呼び出されてきて説明を受ける。「今回の予約は、機器確保の予約です。11月1日から取り付けが開始されますので、別途、取り付け日ご相談の連絡を差し上げます」とのこと。車検証のコピーを取られ、不正改造車ではないか実車を確認され、予約申込書に諸事項を記入する。

 「ねぇ。オレ、この店でだいたい何番目くらいの予約? いつ頃取り付けられそう?」と聞くと、だいたい30番目くらいの予約で、11月中旬以降には可能ではないかとのこと。
 何とか年内には間に合いそうだ。何しろ新規取り付け先着何名だったかに、最大16,000円程度の割引という「普及促進キャンペーン」があるらしい。(詳細は確認してない)
 どうせ取り付けるならこれに間に合う方がいい。

 人によっては、「もっと他のメーカーからの機器が出そろい値段が安くなってから」とか、「機械ものは初期不良がつきものだから、生産がおちついて初期不良の対策が終わった頃に」とかいう声もある。
 その意見ももっともだが、わざわざグローブを外したり、ことによっては小銭をバラまいたり、後ろの車にプレッシャーを感じたりすることなく通過できる料金所がひとつでも増えるならありがたい。
 ETCカード自体は作ったし、幸いCBにはシート下に十分な格納スペースもあり、ETC取り付け自体に関わる問題は少なそうだ。 それならば早めに取り付けをして、ツーリングが楽になる体制を早めに構築したい。たとえ「人体実験」とか「人柱」とか言われたにしてもだ。

 記入が終わり、予約申込書のコピーを受け取ると、こちら側には何もすることはない。あとは黙って店からの電話を待つばかりだ。ゆっくりと支度をして店を後にする。

 マフラーの、「男、怒濤の3回払い!」も今月末には終わる予定だし、12月にはサラリーマン待望の「冬のボーナス!」がある。無駄遣いをしなければ、なんとかお小遣いでやりくりできるだろう。
 ちょっと心配なのが、この間クレジットで買った本とCDとコンサートチケットの請求がまだ全然されていないことだ。すべて12月の初旬に支払いが集中しそうな悪い予感がする。ちょっと請求日と引き落とし日の確認をしておかねば。

 しかしまあ、相変わらず物欲には限りがない。本当に怖い。落語の「まんじゅう、こわい」の世界だ。

 えー、ETCも注文したことだし、ここらへんでそろそろ、防水機能の付いたデジカメが怖い。(^^;

 「注文はしたけど支払っていないよな!」という天使の声が聞こえる。
 ……いや、たぶん気のせいかもしれない。聞こえない、聞こえない。(^^;;





袋田の滝ツーリング

2006-10-18 09:05:52 | ツーリング
 オートバイの修理は無事終わった。自宅に戻りシートバックの取付ベルトをつけたまま施錠してシートをかぶせる。これで明日はちょっとは早く走り始められるはずだ。修理の顛末をブログに書いていたら午後11:30。あわてて電気を消して布団に潜り込む。
 遠足前のわくわくした気持ち、この気持ちに「カミさんと娘を置いて自分だけ遊びにでる」というほろ苦さが加わる。大人の遠足の前日はちょっと複雑である。

 当日朝6:00起床。シャワーを浴びて朝食の準備。通勤時間より15分ほど速いペースで朝の支度をする。7:00のニュースを見ながら朝食。集合は8:30に常磐道守谷SAである。7:30に自宅を出発して1時間もあれば守谷まで着くだろう……と、比較的ラフな計算をしてスケジュールを立案したのだが、ふと不安が心をよぎる。『守谷って茨城県だよね。ホントに1時間で大丈夫?』自分で考えて出発時間を決めたにもかかわらず、一度気にかかると本当に心配になってきた。そそくさと朝食を片付け装備品を確認、ヘルメットを持って表に出る。7:35出発。いつもの通勤路を通って国道に出る。今日はここでICへ。700円を払って首都高にあがる。なんとなく速めのスピードを維持し、途中からすり抜けも行い、結局のところ8:10に守谷SA到着。35分で到着とは多少急ぎすぎだが事故なく到着したことにホッとする。

 5分程度のウェイティングでW650のN君到着。昨年アクアラインツーリングにも一緒に行った仲間だ。さらに10分が過ぎ、そろそろ集合時間になる。
 今日はSR400に乗る新人M君が初参加予定。多少遅れても構わないから事故がないようにとの伝言を昨日入れてある。……ほどなく携帯に着信。高速にあがる前に道を間違えて迂回したらしく20分前後遅れるとのこと。
 新人の遅れは想定範囲内の事項だ。そのまま次の谷田部東PAで集合する仲間に連絡を入れておく。20分が過ぎ無事にSR400・M君が到着。僕が9:06に給油をして早々に守谷SAを後にする。時刻を明記していないがそれから20分程度だったろうか? 3台無事に谷田部東PAに到着。無事、マジェスティ250(以下、マジェ)に乗るY君と合流する。高速道路内でのSR400の走行ルート、追い越しのタイミングなどの注意をし、今度は4台同時に出発。早めの休憩を意図し美野里PAまで走ることとする。新人とはいえM君は一人で宇都宮や山梨まで行った経験を持つ。走行自体は何ら問題なく20分程度で美野里PAに到着。その走行状況から途中休憩なしに日立南太田ICまで走ることとする。

 10:33日立南太田IC到着、料金を支払いR6へ降りてすぐ、R293との交差点にあるGSでW650とSR400が給油。その後R293~R349へと右折。R349右折直後長い渋滞に出くわし道路左端をすり抜ける。渋滞の原因は車4台が絡む追突事故だった。この渋滞を抜け、その後R349は順調に流れる。11:26道の駅里美に休憩。その後のルーティングの確認をする。マジェ乗りのY君がバケツで冷やしている一夜漬けのきゅうりを発見。串に刺してあって1本100円。冷たくて塩加減が絶妙でうまい。そろそろみんな腹が減ったらしく昼食をどこでとろうかという談義になるが「観光地に食堂がないわけがない」ということで、とりあえず袋田の滝に行こうということになる。

 道の駅里美を出発しR349よりR461へ左折、そのまま道なりに進む。右手の高校を過ぎると道幅はどんどん狭くなり小さな峠を超える山道になる。舗装はされているが車がすれ違えるほどの幅はない。『間違ったかな?』と心配になったが目の前に乗用車が1台走っていることでもあり、見極めるまでそのまま進むこととする。後ろの3台も特に問題なく着いてくる。ほどなく県道33号との分岐にさしかかり道が間違っていなかったことが解る。道はそのまま北側(右側)に曲折、小さな集落の中を走る道になる。この集落を走る道が非常に趣き深くて良かった。個人的には自分の実家~東北の田舎付近を走っているような気になった。
 十字路でR461は道なりに左折。「袋田の滝○○km」という看板に添って進む。さらに交差点を左折して前進すると行く手の観光地らしい場所が見えてきた。

 インターネットで下調べをしてきたのだが、道の近くに誘導員が立って駐車場に招き入れようとするのは、じつは自前の有料駐車場。町営の無料駐車場はもっと滝から遠いところにあるらしい。しかしその無料駐車場を見つけられずに近くに来てしまったこと、この先は有料駐車場、もしくは食堂・土産物屋専用の無料駐車場しかなさそうに思えたので広めの路肩にオートバイを駐車する。(既に先行して駐車していたオートバイ12~3台)結果、12:06に袋田の滝に到着である。

 滝に向かって土産物屋を散策しながら歩く。腹は減っていたが観光地値段の食べ物を見ると天の邪鬼的に買い物をしたくなくなるのは僕の昔からの癖だ。だって鮎の塩焼きが1本400円もするんだもの。(普通か?)
 滝を見る展望台の料金300円を支払ってトンネルを歩く。数分で展望台にたどりつく。思ったより大きな滝だ。上から確かに四段で水が流れている。またこの滝は四季それぞれの風情を味わうという意味からも「四度の滝」と呼ばれているようだ。真冬の、滝が氷結した写真がトンネル内に飾ってあったが、また圧巻なのかもしれない。(オートバイでは来ることができないかもしれないけど)

 滝を鑑賞した後は、土産物屋を物色。自分では買わなかったが、刺身こんにゃくがうまかった。その場で食事をすると値段が高そうだったので、R118を北上し、道の駅奥久慈だいごへ。このあたり(奥久慈)は、しゃもも有名とのことで、しゃも揚げうどんを注文する。満足。また、ここは2階に温泉が併設されている。入湯料500円を支払って温泉につかる。3時間近く走り、滝までの往復を歩き、食事が終わって入浴すると、体を動かすのがおっくうになる。2~30分ほど2F屋外のテラスでくつろぎ、帰りのルートの検討をする。
 R461を西進し東北道方面に抜けようかという案もあったが、最小排気量車マジェのY君の自宅から遠くなりハンディが大きいということから、このままR118を南下、久慈川沿いの渓流を楽しんで戻ろうということになる。
 行き工程のほどよい疲れ、昼食摂取、入浴後、天気はぽかぽかと暖かく、車の流れも穏やか。……こんな条件が揃って眠くならないわけがない。ボーッとR118を南下していたが途中でたまらなくなり常磐道へ戻る道を選択する。メンバー全員が「いや、眠かった」だの「ぼーっとして運転してました」だの、口々に語っていたので、高速道に戻るという選択は間違っていなかったようだ。少なくとも僕は高速道でシャキッとした運転に戻った。

……ということで、15:49常磐道・那珂ICより帰路につく。途中、往路と同じ美野里PAで休憩。谷田部東で合流したマジェのY君とはここで流れ解散とする。
 谷田部ICでハザードランプをつけたマジェと別れ、残り3台は朝の集合地守谷SAへ向かう。今回初めてツーリングに参加したSR400のM君だが、高速道路での車線変更コンビネーションにも慣れてきたようだ。

 数台で併走しつつ前方に遅めの車を見つけたら、右側に車線変更をすることを前提として、まず最後尾が右車線に入り、その後ろの車をガードする。すかさず最前列、次列のオートバイが車線変更をし、最左車線の車を追い越す。最前列は、次列のオートバイが車線変更できる余裕の空間を確保し、左の車線に戻る。次列・最後尾は、それぞれ追い越した車の直前にでないよう、車間距離を適宜確保して左車線に戻る。
 言葉にするとまどろっこしいが、各人がお互いの走り方を確認し、このコンビネーション走行がスムーズに決まると、本当に気持ち良い。
 マスツーリングの醍醐味はこのコンビネーション走行にあると言っても過言ではないように思える。

 17:25守谷SAに到着。最後の休憩と三郷料金所以降の帰宅ルートを確認する。ツーリングは無地自宅に帰り着いて完了。解散後の安全運転も注意事項のひとつだ。
 僕はこのまま首都高を乗り継いで最寄りのICへ。他の二人は三郷で一般道に降りてそれぞれ自宅へ向かうとのこと。挨拶を済ませ走り出す。料金所を過ぎると先が渋滞していた。首都高へはいる僕が一足先に渋滞をすり抜けて消える。
 18:06自宅に到着。所要時間11時間弱。走行距離360.6km。総費用11,529円の袋田の滝ツーリング、無事終了である。

 その後携帯のメールに、Y君が17:29、N君が18:58、無事帰宅した旨の連絡が届いていた。もちろんM君も月曜日には元気に出社した。
 寒くなるまではもう少しツーリングシーズンが続く。年内もう1回くらいはツーリングに出かけたいと思っている。(10/17完了。upのみ会社より)

無事復活!

2006-10-13 23:30:51 | 所感
 10/10(火)車通勤。今日は部品発注の日なんだなぁ~、と考えている。
 10/11(水)車通勤。今日は休店日だから進展がない。夜、腹いせに(何の?)(^^; コンサートのチケットを衝動買いする。衝動買いとはいえ、ユーザー登録して、IDとパスワードを設定して、クレジットカードの番号入れて……と、小一時間費やして11/30・東京ドームのコンサートを押さえる。
当日はたぶん会社休んじゃうだろうな。

 10/12(木)車通勤。いつ電話があるか気が気ではない。結局、会社では電話は鳴らず、『たぶん部品が遅れてるか(;_;)、もしかしたら明日電話が来るんだ』と考えて帰路につく。会社の帰り、コンビニに寄ってチケットを発券。帰宅して晩ご飯を食べる。
 ふと、テーブルの上の携帯が震えているのを発見。あ、まだドライブモード解除してないや。画面を見るとホンダショップ。あわてて電話にでる。果たして、吉か凶か?

 『ホンダ・ドリーム××店です。お預かりしていたCB、修理完了です』

 おお、素晴らしい!

 しかも話を聞くとローターは無事だったようでリアパッドの交換、キャリパー清掃と組み付けで7,433円。想定内、ベストに近い価格帯だ。
 礼を言って明日引き取りに行く旨を伝える。

 当初最良の想定が、メーカー在庫あり・部品交換作業料のみ7~8千円。最悪がローター交換・在庫なしで修理納期延期、ツーリングがつぶれて修理料金が5万円。ほとんど最良に近い結果だった
 10/13・電車通勤。鞄代わりにシートバックを持って通勤。かなり違和感があったが、まあこれがシートバックであることに気づくヤツもそういないだろうし。
 明日ツーリング行く仲間たちに「予定通り、集合!」の社内メールを打ち、就業時間7分後には「お先に失礼します!」と職場を後にする。たぶん本日帰宅者1位か2位の速攻帰宅である。
 就業時間中に調べていたルートに従って電車を乗り継ぎ、オートバイショップへ向かう。閉店時間の10分前に到着した。
 お礼を言って、にこやかにお金を払い、預かってもらっていたジャケットに着替えて(通勤用の上着はシートバックにしまい)、ヘルメットをかぶって自宅に帰る。

 結果から言えば、「ツーリング前日に基本メンテナンスが終了」ということであろうか。
 これで明日は予定通りツーリングに行くことができる。

 さてさて、ふと気づいたら、もう11:30になるではないか。
 明日も早起きだから、そろそろ寝ないと明日が辛くなる。

 それでは、おやすみなさい。

買い物がてら出かけてみたが

2006-10-10 20:22:04 | ツーリング
 10/9(月)相変わらず天気は快晴。湿度も少なく気持ちのいい朝である。昨日半日ツーリングに出かけたばかりだというのに、どうもこんな晴天だとオートバイに乗りたくなってしょうがない。
 うちの家族は僕以外は宵っ張りの朝寝坊。休日はお昼頃にならないと起きてこない。半面僕は早寝早起き元気な子。(^^; 23:00を過ぎると眠くなってしょうがないが、朝は普通6:00には目が覚める。(ツーリングの日なんか、自然に5:00に起きちゃうこともある)
 8:30に朝食を取り終え手持ちぶさたとなる。ここで家事でもすれば良いのだろうがカミさんが寝ているのに自分だけ働くのもちょっと癪だ。
「起き出す頃までに帰ってこれればいいか」と自分に都合の良い理由をつけ、ツーリングマップを物色し始める。
 そういえば評判のドイツ・ソーセージの店があって、片道1時間半くらいのの距離だなあ。のんびりと買い物がてらの下道ツーリングも悪くないなあ、と考えてみる。
 脳内には、すでに買ってきたソーセージを茹でて盛りつけ、隣に冷たいビールグラスが並んでいる映像が浮かんでいる。決めた!出発!

 9:35 シートバックをくくりつけ、自宅より北北東に向かって進路を取る。
 出発直後、右足・フットブレーキに違和感。昨日と同じ、戻りが悪いような、引っかかりがあるような症状を感じる。右足に神経を集中していたら最初の曲がり角で左から来た乗用車とニアミス。頭を下げて待っていたら、車はちょうど目の前の家に着いたところらしい。もう一度頭を下げて走り出す。ご近所さんと事故を起こさなくて本当に良かった。
 途中、このオートバイを買ったショップの前を通過するも、本日はお休み。ブレーキに多少不安が残るが、様子を見ながらゆっくりと進む。

 近場の道からバイパスへ。そして、すり抜けのできない県道を延々進んで1時間20分後に挫折。道の駅で休憩。そのまま10分近く休む。
 道の駅を出発して15分後くらい。そろそろ目的地の近くなはず。頭で覚えていた地名のあたりでオートバイを止め、地番を確認する。6丁目を探して、4丁目、5丁目と路地を探し回る。とある交差点で止まったとき、右足に嫌な感触が走った。なんと何も抵抗を感じずにフットブレーキが踏み込める。
 オートバイを道に止めセンタースタンドを立て、タイヤを左手で回しながら右手でフットブレーキを操作してみる。きちんと車輪は止まる。
 今度はフットブレーキを右手で押さえたまま、左手でタイヤを回そうと試みる。……きちんとブレーキが保持されたままタイヤは動かない。
 またがってエンジンを掛けて、微速で進みながらブレーキを掛けてみる。「うっ」嫌な感触がする。パッドがすり減って、ローターを直接押さえているようなざらついた感触。
 たぶんブレーキパッドが全部すり減ってしまったのかもしれない。

 この時点でお店の探索は断念。自宅に引き返すことにする。
 ローター交換は数万円する。フットブレーキをできるだけ使わないようにしてショップに持ち込もう。
 渋滞の続く県道を避け、多少遠回りになっても国道を使って帰ろう。そう考え、帰路につく。

 ブレーキに制約があるせいか、走行ルートに非常に気を使う。目の前の車は急ブレーキを踏まないか? ここですり抜けをして車列の先頭に立った方が逆に計画的にブレーキングができるのではないか? 信号手前のどこから減速すれば、ハンドブレーキだけで安全に停車できるか? そんな「考えるライディング」をしながら国道を南下する。
 自宅に帰る前に、以前メッシュジャケットを買った最寄りのホンダショップが遠くないことを思い出す。県道に向けて進路変更。12:20頃、ホンダショップにたどり着く。

 サービスの人間に声を掛けて、早速ブレーキを調べてもらったら驚くべきことが判明した。なんとブレーキパッドを止めているピンが落ち、片側のブレーキパッドが落っこちてなくなっているとのこと。

 「どこの店で整備されました? 写真取りますから、その店にクレーム入れてはいかがですか?」と整備員に言われるが、そんな気力もない。
 車検整備からたった3ヶ月。安全の基本ともいうべきブレーキに、こんなずさんな整備をされるとは思ってもいなかった。

 結局、その店にそのまま入院。今日は祝日なので翌火曜日に部品発注。水曜日が休店日とのことで、木曜日に届くはずの部品を金曜日に組み付け、金曜日中に引きとりに行くように段取る。なんせ翌土曜日がツーリングなのだ! (;_;)

 部品の在庫がきちんと届くのか、ローターまで交換しなければならない症状になっているのか(数万円の出費増だ!)、いまこの時点では解らない。
 今週、木曜日・金曜日にかかってくる電話連絡を、ドキドキ、ハラハラしながら待っている。

 さて、僕は一体、今週末無事にツーリングに行けるのだろうか!? (次回に続く)

銚子・半日ツーリング

2006-10-09 17:28:35 | ツーリング
 連休の初日。「こんなに晴れた日に走りに行かないのはライダーとしてどうかな」とふと思った。その日は朝からビールを飲んでセロリのキムチを作って昼寝してたから、午後はあれこれと地図を見ながら過ごしていた。
 二日目。朝5時に起き早めに朝食を取ったのだが、どうも気分が乗らない。次の週に会社の仲間とのツーリングを控えているのであまり予算がかけられないのだ。必然的に高速は片道だけで、近場から候補地を探す。
 結果、学生時代にツーリングに行って以来の「銚子」にすることにした。
 8:00頃、エンジンをかけてゆっくりと走り出す。湾岸道路へでて浦安をすぎる。首都高の料金を節約し、湾岸市川から高速道へ、宮野木JCTを通過し東関道へ。晴天ではあるが風が強い。だが幸い風は後方からの追い風。あまり進路を揺さぶられることなく110km/h位で巡行する。

 ごめんなさい。今回デジタル・オーディオ・プレーヤー(DAP)を仕込んできました。
ヘルメットの下で風音に負けない程度で音楽が鳴っています。……とはいえ外の音も聞こえるし一般道に降りたら片づけますので勘弁してください。

 結論からいえば、DAPは思ったより邪魔にならない。しかし音楽に気を取られすぎると周囲の注意が疎かになるから僕は他の人にはおすすめしない。もし試したい人がいてもすべて自己責任で運用してほしい。

 「オートバイにはロック」というイメージが一般的にあるような気がする。革ジャンを着て演奏するミュージシャンからの連想だろうか? しかし、実際に運転しながら聞いてみるとそんなことはない。女性ヴォーカリストのけだるいジャズなんか、高速道路には意外なほど似合う。

 8:35頃、大栄PAで小休止。トイレによって、ついでにDAPを外す。そのまま出発。PAから本線に合流するとき、僕が合流するのと同じタイミングで右車線から進路の前に被さるように車線変更してきた乗用車がいた。「危ない!」というほどではないが。明らかに合流車線に対する注意が不足している。右車線から運転者を伺うと結構年輩のドライバーであった。
 会社では相当の役職の方かもしれないが、僕にとって見れば、ただの注意不足のオヤジである。心の中で大きくアカンベーをして一気に抜き去る。
 佐原香取ICを過ぎ、佐原PAをこえた頃だったろうか、視界が一気に開け、利根川の風景が目の前に広がってきた。東関道は山間を走るあまり視界が開けない道路だが、ここで一気に視界が広がるのはとても爽快だ。視界一杯に広がる利根川。目の前の青空と白い雲。
利根川橋を渡った先の潮来IC料金所までが、ほんのわずかの時間に感じるほどすばらしい景色だった。

8:56 潮来ICより一般道に降りる。冷静に考えれば銚子にまっすぐ向かうのであれば佐原香取ICの方が近いということを後で地図を見直したときに気づく。しかし、もし佐原香取ICで降りていれば、先ほどの景観とこれから走るR124の走りやすさには出会えなかった。
 効率だけが最上の道ではない。回り道をしたからこそ味わえる幸福もある。

 水郷道路(有料100円)~R124と快適に走行し銚子大橋を渡り市内に入る。犬吠埼方面に向かうのだが、適当に道を選択したら現在地がどこかわからなくなった。(^^;
 それでも海岸にでて思わず停車。携帯のカメラで海の写真を撮ってみる。
 なんか画面の右側からロケットでも発射したような白い筋があるんだけどなんだろ?
 撮影時は眩しくて携帯の画面なんかほとんど見えなかったんだけど。

 さて、実はこのあたりを走行中、右足に最初の違和感を感じる。最初はフットブレーキのレバーに「カツン!」といった衝撃を感じただけだったので、「石でもはねたかな?」と思っていた。次にはちょっと戻りが悪いような感じを覚える。慎重にゆっくり踏み込んでみると、特に変わった様子はない。様子を見ながら、このまま走り続けることとした。

 犬吠埼を通り過ぎ(^^;、地球の丸く見える丘展望館も通り過ぎ、つまりは観光らしいことを何一つせずに県道254~286と走り継ぐ。途中、発電用の巨大風車が何基もいっぺんに見えるポイントがあったのだが携帯カメラの描写力に自信がなかったのでそのまま通過。R126に入る。10:21飯岡で給油。

 その後、県道30号・九十九里ビーチラインを道沿いに南下。この道を進むと昨年のアクアライン・ツーリングで通った波乗り道路に直結する。途中、右折してR126に戻り、東金の料金所のあたりで11:00過ぎ。下道でも後1時間半ちょっと走れば家に帰り着く。
 ……ということで高速はやめ、下道を走り継ぐ。

 晴れていて暑くも寒くもなく快適に走れるというのはすばらしい。多少渋滞に捕まろうが、多少空腹であろうが、止まることなく走り続けてしまう。

 結局、12:31に自宅に到着。走行距離……しまった、200から300キロの間。(^^;
 所要時間4時間半。高速道とガソリン合わせて4,240円のケチケチ・半日ツーリング。無事に帰宅である。

忙しいとつい違うことしちゃうよね

2006-10-05 18:23:03 | たわごと
 いま会社にいる。表題のままである。
 仕事の合間の気分転換にブログを書いてみたりしている。

 一句詠んでみる。

「働けど働けど我が書類の山低くならざり。じっと手を見る」(大部分盗作)

 ホントはじっと手なんぞを見てるのではなく、Webでニュースを読んだり、ブログを書いたりしているのだな。(残業時間に突入してるのでお目こぼしを頂いているのだ……という言い訳をしながらね)
 それにしても、雨、降ってるよなぁ。なんかこれから台風の接近に伴って、大雨になって行くとのこと。三連休は晴れるかなあ。ちゃんとオートバイに乗れるかなあ。
 いやいや、待てよ。土曜はともかく、日曜あたりは「台風一過の大晴天」に恵まれる可能性もあるなあ。そういえばツーリングに行く予算は大丈夫かな。今月は飲み会の予定あったかな。いやいや、待てよ。通販で買ったCD料金の引き落としはいつだったかな。給料日前に大騒ぎすることはないだろうな。それにしても腹へったなあ。連休中に水餃子のうまい店にでも行ってこようかな。それはともかく迷惑メールは頭に来るよな。何の偶然だよ、この「私は」という題名の次の「ミサだよ」というメールは。無料でも申し込まねぇよ。こちとら真面目に(……でもないか)仕事してんのにエロエロの内容のメールなんかして来んじゃねぇーよ。つい読んじゃうだろ。(^^;;
 あーなんかイライラしてきた。集中力最低! もう書類ぶん投げて家に帰っちゃおうかな。でも雨の中の渋滞は辛いよな。今日、車で来てるんですり抜けできねぇーしなー。

 ……とまあ、とりとめのない妄想に限りはない。

 だが、僕は本当は気づいている。
 見苦しい抵抗をしてみても、片付けるべき仕事を片付けないと、家には帰れないんだということを。(T_T)