A Rider's Viewpoint

とあるライダーのものの見方

近況20121020

2012-10-20 20:07:21 | つれづれ
結論から言おう。母親の手術は成功しなかった。
いや、開腹したが既に手遅れだった、という方が正しい。
湿潤癒着がひどく物理的な対処ができない中、直接医療に携わった先生方は最善を尽くしてくれたものと信じている。

この状態で介護施設へ戻すのは難しく、入院し、対処療法を試みながら、緩和ケアができる施設を探すこととなった。

週明けの平日を1日かけて、日帰りで、また病院に行ってくる。

多分、母に残された日は、そう多くない。
だから、辛く苦しい日々ではなく、穏やかな日々を過ごせるように支えていかなければならないと思っている。

近況20121008

2012-10-08 22:29:26 | つれづれ
前回の更新から一ヶ月以上が経過した。
その中に大きなイベントがいくつもあったのだが、気が重くてキーボードに向かう気がしなかった。Twitterの方も同様。食べたとか、飲んだとか、買ったとか、聴いたとか、読んだとか、そんな単調な報告がメインだった気がする。

状況を端的に言おう。母親が癌になっていた。明後日が入院、その翌日が手術である。

手術といっても、とりあえず病巣の全摘出はするが根本的な治療ではない。通常の生活レベルを維持するための、要は日々を楽に過ごすためだけのものであるらしい。癌自体はまだそう強いものではないらしいが、既に全身に転移しているという。9月12日。始発の新幹線で駆けつけた大学病院でそんな説明を受けた。

親戚に連絡をしたら、叔父と叔母が見舞いに行ってくれたらしい。しかし認知症の症状が進んだ母は自分の弟妹である叔父と叔母を既に忘れていたという。「今のうちにもっと会いに行かなきゃ駄目だよ」という叔父の忠告が辛い。かろうじて僕と父、孫である僕の娘は覚えていてくれるかと思うが、僕の妻のことは覚えているだろうか?
自分の心からの距離、それが遠い者から順番に忘れて行くに違いないのだが。

今回の手術。そしてこれから始まる母の闘病生活。僕は今、正直に言って不安でたまらない。
母の闘病を支えながら、僕自身の生活と仕事へのモチベーションを維持していけるだろうか。
僕自身が先にくじけてしまうことはないだろうか。
生きて行くことが闘いなら、僕は新たな局面を迎えていることは間違いない。
不安ではあるが、逃げずに、真摯に立ち向かいたい。