団欒の味

今日、家族三人での外食の後スーパーで買い物をしていた。
途中でいきなり母の懐かしい声が脳裏によみがえった。

「何か美味しいものが食べたいナ、何か美味しいもの」

子供の僕は「えー、なに～？ おかあさん。とんかつ～？、 カレー？、ハンバーグ～？」と答え「それはボクがたべたいものでしょ？」と苦笑されるのである。

今日、突然前触れもなく母の言っていた真意がわかった。

母は別に何か特定のものが食べたかった訳ではないのだ。
家族団欒のこの食卓。父と母と幼い僕とのこの団欒がいつまでも続けばいいと思っていたに違いないのだ。

何故僕がそれに気づいたかというと、それは僕と家内と娘の生活も、いずれ娘が嫁に行くことでなくなってしまうということに僕も気づいていたから……。

振り返って母は今独りで施設にいる。時折面会に行く父と、一ヶ月に一度顔を出せればましな僕と。
母が願ったあの団欒から僕らはずっと離れたところに来てしまったんだなぁ……。そう思ったら泣けてきた。(/ _ ; )

家族団欒の味を上回る美食はあるのか？ この質問に僕はまだ答えが出せない。

短歌・3

今日のツーリングを振り返って5首。

この地図の彼方に君が待つならば
走って行こう現実の道。

掌の上に映せし地図の画に
託せし我のハンドルの行方。

名も知らぬ初めて向かいし温泉の
湯の温もりに体ほぐして。

目を閉じて瞼に映りしアスファルトの
流れの余韻に癒されつつある。

手に載せたグラスの中の葡萄酒に
今日の走りを映し出してみる。

お粗末でした。m(_ _)m

飯能ツーリング20100926

今日はツーリングに出かけようと思っていた。水上でバンジージャンプをやってから2ヶ月。通勤以外でオートバイに乗る事がなかったからだ。今日の目的地は秩父方面の温泉にしようと思っていたが、友人が家族で飯能の日帰り温泉に出かけるという情報を得て、そこを目的地にしてみた。
もちろん家族団欒の邪魔をする気は毛頭ない。偶然会えて一言二言話せれば十分というレベルだ。

朝8:30、朝食を食べて出発。先に給油をすませて頃、ガソリンスタンドを後にする。iPhoneで確認した経路によると、首都高から中央道にはいって、八王子から青梅を経て飯能に向かうらしい。とりあえず首都高から中央道めざす。
新宿出口付近で事故渋滞。これをやり過ごして中央道へ。三鷹の料金所をすぎてまた府中のあたりから渋滞。すり抜けをしながらやり過ごす。
中央道でいつも頭に浮かぶ「中央フリーウェイ」の歌詞。今日はあろうことか自分の替え歌。
「この路はまるで滑走路、山にぶつかる～」なんのこっちゃ。(^_^;)

9:30過ぎに石川PA。八王子ICで降りた後のルート確認。以前、奥多摩からの逆ルート、滝川街道を通る事が判明、微かに記憶に残るルートを辿って青梅に着く。
ここからは、まるで初めてのルートを辿って走るのだが、iPhoneのルートマップはGPSによる現在位置表示があるため、道に迷う心配はない。要所要所でオートバイを停めて、iPhoneのマップを確認するだけで済む。10:50頃、無事に目的地であるさわらびの湯に到着した。

オートバイを停めてうろうろ。C級グルメ祭りなんて催しがやっているテントを通り過ぎて温泉の施設に向かおうとしているところで、件の友人に声をかけられた。結果、無事に会うことができた訳だ。
そのテントで猪カレーと熊汁を食べて早めの昼食。友人家族はこれから鉄道公園に向かうとのことで、僕の食事が終えたのを潮に解散。十数分の邂逅であったが楽しかった。

僕はその後、そこの日帰り温泉の露天風呂に一時間ほどつかってから、関越道経由で帰路をとった。
飯能→高麗→高麗川→鶴ヶ島というルートだ。
休日の一般道の渋滞に巻き込まれ、距離数の割には疲れて帰ったのだが、圏央道→関越道→東京外環→東北道と乗り継ぎ、14:46 無事、自宅に帰り着いた。本日の走行距離210.6km。

友人の家族が行くことを知らなければ、自分では行かないツーリング先であったのだが、こういう機会に自分の経験が拡がるのはいいことだ。そう思った今日のツーリングであった。

自省と決意

「面白いか？」
そういう声が突然聞こえた。

ブログを更新すること。
ツーリングに行くこと。オートバイに乗ること。
旨いものを食うこと。酒を飲むこと。
iPhoneやiPadで遊ぶこと。
……etc、etc。
そして、まあ、生きること。

俺自身が楽しまなくっちゃ、長続きしないよな。たぶん人生だって。

今まで以上に勝手に、わがままに、気楽に、そして楽しんで行くぞ！
……ということで、これからも宜しくお願いします。
(ごめん。酒のせいということにしておいて)

ATOK Pad for iPhone

先の投稿の原稿、実は「ATOKPad for iPhone」で作成した文章をEvernoteに貼りつけて転送し、iPadに取り込んでからブログに張り付けるという作業を行ってアップしたものだ。

かな漢字変換ソフトとしてのATOKは非常に定評があるソフトだが、アップルが自社以外のかな漢字変換ソフトを容認していないため、メーカーのジャストシステムはこれをiPhone上のメモ・アプリケーションソフトとして発表せざるをえなかった。
しかしながらその変換効率と文字の選択、手直しの容易さはさすがにATOK。iPhoneのあの小さいキーボードでも長文を打つのが苦労しないほどの出来の良さだ。

現在このソフトはiOS4以上の対応のため、残念ながらiPadには対応していない。
しかしながら、キーボードのより大きいiPadでこそ、その真価は発揮されるものと思う。

iPadのOSは11月とのことだが、そのタイミングに従ってATOKPadがiPadに対応してくれることを望む。
いや、本当はATOKPadではなく、ATOK自体がiPhone、iPadのかな漢字変換ソフトとして選択できるようになれば一番なのだが……。

せめてiPhoneの次のバージョンからでもかな漢字変換ソフトが選べるようにならないかな。
ATOKが標準で使えるハードだったら、絶対に買い換えるぞ、僕は！

http://www.justsystems.com/jp/products/atokpad_iphone/?w=home

今日はちょっと運が悪かった

今日はちょっと運が悪かった。
車線変更をする度に選んだ車線の車の進みがやたらと遅い。(￣◇￣;)
市街地に入ると目の前に路線バス。(-。-;
信号はいつも俺の前で変わる。オマケに横断歩道を渡りはじめた爺さんは信号が赤に変わっても渡り終える気配がない。(Ｔ＿Ｔ）

やっとの思いで横断歩道を通過して市営駐車場に車を停める。入れるときは良かったんだが車を出すとき僕の前の運転者が途中で精算機に行ってしまい、車が格納庫の出口で待っているにも関わらずなかなか取りにやってこない。やっと戻ってきたと思ったら「領収書の発行がうまくできなかった」とか言っている。
さすがに係員が「先に車を動かしてください」と言ってくれたのでこれ以上ヤツの不手際で待たされることはなかったんだけど……。

路上にでたら今度はやけにゆっくりの軽自動車。もう少し早く、または遅く走ってくれれば追い越したり出来るんだけど、やたら隣のトラックと同調したゆっくり運転をしているのでこちらはどうしようもできない。運転者を伺うと真面目な小学校の女教師タイプ。大変失礼な憶測だが「空気読めなさそう」である。

かの車の後ろでやきもきすること数分、車線が一つ増えようやっと追い越せる機会がやってきた。
ギヤを３速に落としてアクセルを踏み込む。ロータリーエンジンは毎分4000～5000回転へとその回転数をあげ、それに伴い滑らかに車速があがってゆく。
車線を変更し、軽自動車とその前の車数台を追い越したとき、デジタルスピードメーターの数字は瞬間的に「人間の煩悩」を顕していたのだった。(^_^;)

あれ？……捕まらなかったんだから、運良かったのかな？

短歌・2

渋滞もたまにはいいと思いつく。
君が隣に座っているなら。

京葉線・舞浜駅の22時。
遊び疲れたミッキーとミニー。 

 名も知らぬ君を親しく思いけり。
その手にしたる『ノルウェイの森』

 「もう寝る」と言いし知人のつぶやきよ。
『まだ寝てないぞ』と微笑んで読む。

以上、つれづれなるままに。