A Rider's Viewpoint

とあるライダーのものの見方

年末年始に際し

2007-12-30 08:00:29 | 所感
 うちは年末年始にかけて特別なことはしない。門松も飾らなければおせち料理も作らない。多少厳粛な気持ちにはなるものの、淡々と日々が過ぎてゆく。
 それでも、今年と去年を振り返り、新年に思いを巡らせるということはある。

 今年は、去年に比べツーリングの予定が雨でたたられたことが多かったように思える。また猛暑のためあまり表に出なかったかもしれない。
 反面、12年ぶりに車を買い換え、車で走る楽しみを再認識できた年だった。

 私生活では、娘が高校に入学し、娘のお弁当をカミさんの協力のもとで作るようになり、ついでに自分自身のお弁当も作りはじめ、ちょっと早起きになってお小遣いに余裕が出来た。(^^)
 ラジオ番組を定期的に録音するようになってから音楽を聴く機会も増え、興味を抱いたCDを8枚ほど買ってみた。
 定期的に歯医者に行き、超音波式の電動歯ブラシを使うようになって虫歯が減った。多少ダイエットの効果があって、ウェストサイズが数センチ減った。
 ……と、まあ、私生活での新しい試みや充実がはかれた1年であったように思える。

 ここで新年に向けての抱負をひとつ。

 見知らぬ道を走りたい。僕がまだ知らない風景に出会いたい。
 僕が走ったあの道を今度は仲間と走りたい。あの風景を教えてあげたい。

 新しい感動に出会いたい。読書でも、音楽でも、味覚でも。
 そしてそれを家族と、友人と、仲間と、分かち合い共に楽しみたい。
 そんな前向きな1年でありたい。

 新年も、宜しくお願いいたします。 m(_ _)m

年末年始のお休み

2007-12-29 07:15:54 | つれづれ
 仕事納めが終わり、21:00頃帰宅した。
「年の瀬」という感じは少ないが、ともかくお休みだ。夕食を取って寝る。

 朝、いつもと変わらない時間に目覚める。寝続けることをせずに起き、新聞を読んでPCに向かう。いつもと同じように過ごすのが体調のバランスを崩さないコツかもしれない。

 今年の年末年始は東北の実家に帰省する。正月をふるさとで過ごすのは何年ぶりだろうか。実家にはインターネットの接続環境がない。このため明日から1月3日まではアクセスできないと思う。ここのブログも更新できないし、メールをチェックすることもできない。(迷惑メールが相当数たまるんだろうな、と思うと気が滅入るよ)

 さて、今日はこれから簡単に部屋の片付けをして帰省の準備だ。ボチボチ珈琲を入れて朝食の準備にとりかかろうかな。

魍魎の匣を観る

2007-12-26 23:17:30 | つれづれ
 日曜日夜、魍魎の匣を見に行った。京極夏彦の同名小説を原作とした映画だ。
 日本人形のような美少女が箱に詰められていてにっこりと微笑む。
 この奇妙なイメージと、箱の中の少女がつぶやく「ほう」という言葉が妙に印象深かったことを思い出す。

 映画を見終わり、改めて小説の頁をパラパラと繰ってみると、映画と違う点が多いことに驚く。
 しかしながら、この映画は魍魎の匣だ。小説を読んで頭の中に思い描くイメージの断片は、明らかに映画の中の画面に当てはまる。映画を観て「ああ。こんな画像だったんだな」と妙に納得している自分に気づく。

 僕自身も魍魎に取り付かれてしまったのだろうか?
 ラストシーンの最後の画、箱の中の少女が「ほう」と言って微笑む場面に心奪われてしまった。

***

 匣の中には綺麗な娘がぴつたり入ってゐた。

 日本人形のやうな顔だ。勿論善く出来た人形に違ひない。人形の胸から上だけが匣に入ってゐるのだらう。
 何ともあどけない顔なので、つい微笑んでしまつた。

 それを見ると匣の娘も
 につこり笑つて、
「ほう、」
 と云つた。
 ああ、生きてゐる。

 何だか酷く男が羨ましくなってしまつた。

***

 ……ちょっとヤバいかもしれない。(^^;
 

年賀状な1日

2007-12-23 18:50:52 | つれづれ
 今日は朝から年賀状な1日だった。
 朝、朝食が終わった後、郵便局に年賀ハガキを買いに行く。
 例年のパターンであれば、このスケジュールでハガキが売っているはずはない。
 しかし今年は民営化最初の年末。しかも「窓口会社」と「配達会社」の双方が年賀ハガキを取り扱い、販売シェアの奪い合いすらしている。元日に届けられる期限目前の連休。郵便局で年賀ハガキを売っていないはずはない……という思惑はズバリ的中。家族分全員の分を買い求める。

 あれこれデザインを検討しながら年賀状の形にする。毎年買っているデータ集からのデータを組み合わせ、デジカメの写真を選び、アドレスやメッセージをQRコードにして、今年の最終形に仕上げる。
 自分とカミさんの住所データを確認し、まず宛先から印刷。次に友人と親戚を分けて裏面を印字。さらに特別にコメントがある友人には、その分を別に印刷する。要は徹底的に手書きをしないようにするのだな。字が下手だから。(^^;

 ちなみに僕のプリンタは「マイクロドライプリンタ」という、ちょっと珍しいプリンタだ。
 このプリンタはインクを紙に吹き付けるのではなく、細かいドット単位でフィルム上のインクを紙に転写する。このため、にじまず、裏写りせず、また発色も良い。カラー印刷に時間がかかるのが難点だが、微妙な色合いの再現力は特筆に値する。(http://www.alps.co.jp/brand/printer/md5500/index.htm)

 さて、そのプリンタ使って印刷していたら、インクカセットが切れたという情報が表示され、一度印字が止まった。「エコブラック」はカセットが1巻残っていたので早速プリンタカバーを開けカセットを交換する。しばらくしてまたプリンタが止まる。今度は「マゼンタ」が切れたようだ。確か買い置きが……と思っていたら、「ない!」三色セットの箱の中には、「ベースホワイト」「特色ホワイト」のカセットだった。このインクは、色つき用紙に白で印字したり、色つき用紙にまず白を塗り、その上に他の色を塗り重ねるときに使う。用紙の色に左右されずに、ねらい通りの色が出せるのだな。

 それはともかく、インクが切れたら印字できない。
 『確か地元の大型店にはあったはずだ』こう思い車を走らせる。店に着いた。プリンタコーナーの外れにインクカセットが……、あった! しかし「エコブラック」の在庫はなく、「マゼンタ」「シアン」「イエロー」はバラ在庫のみ。おまけにイエローが最後の一本!! 『セーフ!』三色まとめて手に取り、レジで料金を支払い自宅に戻る。
 じつはその後「イエロー」のカセットも切れるんだな。全色買っておいてよかったよ。ホントに。
 さてさて、そんなこんなで印刷が終わったのはもう18:00過ぎ。他に買い物に出る予定だったけどもう明日に持ち越しだな。

 まあ、何はともあれ年賀状が完成して良かったよ。(枚数は少ないけどね)

 明日にでも投函すれば、日本郵便がちゃんと配達してくれれば、元旦には届くだろう。たのむぜJP。去年は元日に届かなかった友人がいたぞ! (^^;

 さて今日の「やるべきこと」は完了だ。夕食を取ったら、映画でも見に行こうかな。

キ・ミ・ノ・ユ・ク・エ

2007-12-20 13:12:12 | たわごと
 弁当のおかずに温玉キムチを入れた。
 おかず入れの下の部分にキムチを敷き詰め、多少中央を掘り下げた後、真ん中に温泉玉子を割り入れる。カラを割って玉子を入れる際、多少黄身と白身が分離したが構うことはない。どうせかきまぜて食べるのだ。

 昼、会社で弁当箱をあける。おかず入れの蓋を開けたところ温泉玉子の黄身が見あたらない。白身はあるのだが黄身が見あたらない。潰れて隠れているといったレベルではなく、キムチに紛れて判別できないのだ。
 たぶんこれはキムチの塩分と玉子の黄身が浸透圧の関係で混じり合ってしまったものなのかもしれない。

 キムチの辛みが温泉玉子の黄身で緩和され、まろやかな舌触りと濃厚な味が温玉キムチの醍醐味であるというのに……。

 ああ、この冷たい風の中、キミは一体どこに行ってしまったというのか。

 ……なんてね。(^^;

風の軌跡

2007-12-16 22:55:59 | つれづれ
 今日は朝から天気がよい。家内と娘がまだ寝ているのをいいことに、朝食後、街を一回り散歩のように車で流してきた。

 住宅地を抜けて川沿いの桜並木の下を走る。ここは道の両側の桜の枝がまるでアーチのように重なって、春には満開の桜を見ることができる。そして秋は葉が紅葉し黄色から朱色から茶色までのグラデーションを頭上に展開してくれる。

 そして今。
 すっかり枯れて軽くなった落葉は、冷たい北風に舞っている。
 風が通り抜けた軌跡を描くこの木の葉は、暖かい光の中でさえ、冬の到来を告げる舞台の演目のようだ。フロントウィンドウ越しでさえ、肩をすぼめる自分を想像してしまう。

 北風が舞わせた枯葉の渦を僕の車が切り裂いてゆく。
 僕の車が新たな風を起こし、その軌跡を枯葉がなぞってゆく。

 ただ、それだけのことなんだよ。それでもなんか笑顔になってしまうんだよなあ。(^_^)

風邪~忘年会、そして復調

2007-12-15 23:42:59 | つれづれ
 早退した翌日から咳と鼻水がひどくなってきた。幸いあまり熱は出ていないようだ。オートバイから車通勤に切り替え、何とか週末を迎えた。
 金曜日は今年三回目の忘年会だ。電車通勤に備え、ポケットにマスクを忍ばせて出社する。
 今日はアシスタントの女性が休暇。計画的な休暇であるので問題はない。久々に会社の珈琲を作る。
 午後からはビジネスホンの移設工事。忘年会開始の20:00まで工事がずれ込む。
 会場に着いたらメインの部屋はいっぱいで小さめの控え室のような部屋に通される。まあ、こっちの部屋の方がゆっくりとくつろげたのでよかった。
 アルコールのせいか咳も治まっている。一次会で予定通り抜けだし、自宅に帰って寝る。今年は幹事をやらなかったので久々にゆっくりとできた忘年会だった。

 今日は朝からきっちり目が覚めた。さすがにシャワーは浴びなかったものの、乾燥納豆スナックと味噌汁という朝食を取った後、本を読みながら横になる。結局眠くなってしまい、本を枕元において昼まで寝ている。本当に体力が落ちるといくらでも眠れるなあ。
 昼食はマクドナルドでハンバーガーを買ってくる。割引チケットを使ってドライブスルーで買い出しだ。おつりを受け取る際、50円玉をシートの下に落っことしてしまった。降りるときに探したがシートの隙間が狭くて簡単には見つからない。
 改めて探すことにして、ひとまず家に入る。昼食後、気合いを入れて探そうと思ったが、50円玉は後席側に転がっていて、後席側のドアを開けたらあっさりと拾い上げることができた。
 部屋に戻って部屋着に着替え、また横になって本を読む。もらい物のナンシー関の『テレビ消灯時間』。いままでしっかり読んだことはなかったのだが、すごいな、この人は。亡くなったのが本当に惜しいぞ。

 夕食はサラダ用のキャベツの残りに焼鮭を加えて炒飯を作る。焼いてほぐした鮭とキャベツと定番のタマネギ入りミックスベジタブルが具の炒飯だ。
 全体的には悪くなかったのだが、鮭の塩味とキャベツに残っていたドレッシング(ニンニク塩味)の塩分を計算に入れずに味付けをしたため、しょっぱい炒飯になってしまった。何とか食べられはしたのだが、基本的には失敗だった。

 食後、本屋に行き、オートバイ雑誌を買ってくる。体調も戻ってきたのか、車に乗って出かけたくなった。
 健康は体力だけじゃない。心の欲求も満たしてやることで人間は本来の自分を取り戻せる。オートバイにせよ、新しいこの車にせよ、僕にとっては自分を取り戻すための大切なツールだ。
 新しいCDを2枚、千住真理子の『G線上のアリア』とロバータ・フラックの『ベスト・オブ・ロバータ・フラック』を車載HDDにリッピングしてくる。
 例のごとく新大橋通りを環七から汐留までたどり、レインボーブリッジを渡って湾岸線を帰ってくるというルートだ。
 約一時間、バイオリンとボーカルとロータリーサウンドに身を任せて夜の街をクルージングする。街灯とネオンと併走する車のテールランプをイルミネーションのようにフロントウィンドウに映しながら……。

 すっかり満足して自宅に戻る、若干、咳が出そうな喉のイガイガが残ってはいるが、かなり軽減されてきたようだ。
 さて、ブログを書き上げたらもう寝よう。明日も別な予定がある。

早退した

2007-12-11 23:02:28 | つれづれ
 早退した。
 めまいがする。具合悪い。昨日からだ。
 何とか会社に行ったが午前中で帰ってきた。

 わずかながら食欲があるのが救いか。持ち帰った弁当を食べて寝る。
 眠りは浅い。目が覚めて眠れなくなる。無理もない午後3時だ。

 ラジオサーバーで録音した音楽を聴く。音だけ。画像はめまいがして辛い。
 ビートルズ、ロバータ・フラック、中山うり。
 煩わしくなってスイッチを切り、寝る。

 くしゃみと鼻水が出始めた。どうやら風邪らしい。よかった。めまいにはもっと重い病気の兆候も多い。三半規管の病気はライダーには命取りだ。

 夜、若干元気になってカミさんの作ったおでんを食べる。食後に犬の散歩。
 ちょっと調子に乗りすぎたか? またちょっとふらふらする。頭も少し痛い。
 まあいいや。また寝よう。いくらでも寝られそうな気がする。

 明日は元気になってればいいな……。

取り急ぎ、悲鳴のごとく

2007-12-08 21:22:13 | つれづれ
 昨日、12月7日は今年2回目の忘年会だった。場所は築地の某和食店。今年3度目の来店になる、僕の最近のおすすめの店だ。
 今回の幹事は僕ではなかったが、僕のお薦めでこの店にしたのだからみんながどんな印象を持ってくれるか心配ではあった。

 12月6日。メールで「明日は忘年会ですね。どんなルートでお店に来られますか?」というメールが届く。幹事役を引き受けてくれた娘が主要参加者に向けて、開始時間に間に合う電車のルートと時刻表を連絡してくれている。細かい配慮に好感が持てる。
 僕はというと、会社から最寄りの電車の駅まではバスで出るしかないのだが、夕方以降のバスは本数が少ない。19:30の開催に間に合うには18:25発のバス。次の18:45のバスだと5分程度の遅れ。さらに次の19:00のバスでは20分程度の遅れである。
 僕は「18:45のバスに乗る予定だから5分程度の遅れかな?」と回答をしておいたのであった。

 さて12月7日当日。18:00を過ぎちょっと仕事の進捗がよろしくない。僕自身だけなら何とかなるのだがメンバーの仕事が続いているのに僕が先に抜け出す訳にも行かない。18:25のバスはあきらめ、予定通り、18:45のバスで帰れるよう段取りを進める。
 18:30を経過。芳しくない。メールに幹事役の娘から「そろそろ出ます。お店で待ってま~す」とのメールが届く。うーん。どうかな。ぎりぎり間に合うかな?
 ……と思っていたが、18:40に断念。メールを読んでくれるかどうかぎりぎりの時間だが幹事役の娘にメールを返信する。
 「ごめんなさい。18:45のバスに間に合いそうもありません。20分程度の遅刻とみんなに伝えてください。僕に遠慮せず先に始めて下さい。取り急ぎ悲鳴のごとく」……とメールを打つ。
 ほどなく返信。
 「了解しました。○○さんも遅刻するみたい。慌てずに来て下さい。コースの料理はともかくお酒は先に飲んでます。これでPC閉じます」とのメール。
 よかった。とりあえず遅刻の件は伝えられたか。

 その後、メンバーの仕事も無事終わり、自分も19:00のバスに乗り予定通りの20分遅れで会場に着く。会場では僕が到着時点でまだ数名遅れていた。コースは全員が揃うまで待つことにして、一品料理とビールで歓談する。
 ほどなく忘年会メンバーも揃い、約40分遅れでコース料理がスタート。
 先付、刺身、焼物、煮物、ご飯、甘味。料理自体もお酒(焼酎と梅酒)も好評。お店を紹介した僕としても面目躍如の忘年会となった。
 結局、お店の閉まる22:45までいて、その後二次会ということもなく、「次は年明けにお寿司かふぐ鍋かな?」と話しつつ三々五々帰路につくことになった。

 そんなに飲んだ気はしなかったのだが、今朝起きたら頭痛がする。「風邪かな?」とも思ったのだが、夕方になったら収まったので、やっぱり二日酔いだったのだろう。
 さて、今日は暖かくして早めに床につくことにしようか。

「冬のライディング」始まる。

2007-12-04 23:08:09 | 所感
 師走に突入して瞬く間に4日が過ぎた。
 比較的暖かいかなと思っていた季節は、雨と木枯らしを経て順当に「初冬」らしきものへと代わった。
 桜並木の紅葉は薄黄色から鮮やかな赤い色を経て車道の脇に散ってしまい、細い木立が黒いシルエットになって青空に格子模様を作っている。

今日は今年の冬初めてジーンズの下にタイツをはいた。
「ちょっと暑いかな?」と、思っていたのだが全然そんなことはない。本日朝8時。オートバイのメーターに表示された気温は摂氏9度。屋外におかれていたオートバイの温度センターが多少低めの温度を表示したにしても、「初冬」というより「真冬」といっても間違いではないような気温だ。

今日初めてはいたタイツと、先週導入したグリップヒーターの恩恵を十二分に味わって、今日、僕は会社までのオートバイ通勤をしたのだった。