物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

豆大福と珈琲

2014-10-11 11:31:46 | アート・文化

「豆大福と珈琲」という片岡義男さんの新聞小説が朝日新聞で数日前にはじまった。

片岡義男さんの小説は読んだことがないが、岩波のPR誌『図書』で片岡さんのエッセイの連載を読んでいたことがあった。

片岡さんは英語に堪能な人らしく、中学生の頃とか高校生のころから英語のペーパーバックスを買って読んでいたと書いていた。その蔵書の数は相当なものらしい。

その人が表題の連載小説を書き始めたのだ。今まで読んだところでは主人公の僕は37歳で、お父さんとお母さんは二人とも物理学者で1987年にいわゆる頭脳流出してアメリカに住んでいる。

両親がアメリカに行くときにぼくに一緒にアメリカに来るかと聞かれたが、ぼくは行かないと答えて祖父母と一緒に生活していた。

高校生のいま祖父母の家から出て、友人の家の離れに住むという話が今日までの話である。

乾いたというべきかどうかどう評していいのかわからないが、一文が短くて歯切れのいい文章である。

これから話がどういう風に展開していくのか楽しみである。

片岡さんの小説に関心のもつ個人的な理由はいくつかある。一つは私も片岡さんの小説出てくる両親のような物理学者だったし、それに作家片岡さんが大体私とほぼ同じような年齢であるからである。

片岡さんの小説の主人公の僕はだから片岡さんの息子さんくらいの年令であろう。ということは私の子どもたちの年令ともそんなに違わない。そこら辺が関心をもっている理由である。


コメントを投稿