物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

約数の求め方

2011-01-13 12:47:17 | インポート

「約数の求め方」のエッセイをこの2週間ぐらい書いていたが、ようやく完成した。

毎日、今日は完成するだろうと思い出してからでも1週間ぐらいは経った。何回書き直したことだろう。

また、こういう簡単なことでもいくつかの考え方というか求め方があるということを知った。約数の求め方について書いておきたいなどと考えることは因果なことで、余計な仕事を自分に課したことになる。

はじめのうちは読んで意見をくれていた妻も忙しいとかで、最後には読んでくれなくなった。それで、自分で読むのにも飽きていたのだが、昨夜読んでいくつかの言葉を削除したりして文章を直して、先刻完成させた。後は時間をおいてから、再度見直して愛数協の機関誌「研究と実践」に投稿するつもりである。

約数を求めるということは小学校の算数の授業に出てくるテーマなので、これは小学校の先生に読んでもらうのがいいだろう。このテーマに関心をもったのは四国数学教育協議会の冬の合宿に出て、約数の求め方についての「はさみこみ法」を知ったからである。

これを含めて数学エッセイは私のすでにどこかに発表したもの、および、未発表のものを含めて28編になった。この数は「数学散歩」に収録した33編に近づいてきた。

もっとも「数学散歩」では長いエッセイもあったから、今までに書き溜めてきたエッセイはまだ数が少し足りないだろう。だが、それでもかなり書き溜めたエッセイ数が近づいてきたので、「続数学散歩」の発行の実現がそろそろ射程に入ってきた。

(2011.11.18付記) 約数の求め方は上のエッセイで書いたものは3つの方法である。

1.タイルを使う方法

これは実際には実用的ではないが、約数の意味を教えてくれる。約数を求める数の数(すう)のタイルを用意して、それからどのような長方形をつくれるかを調べる方法である。そして縦に並んだタイルの数と横に並んだタイルの数が約数になる。ここに図を描けないのが残念である。図を描くとすぐわかってもらえるのだが。

2.はさみ込み法

 これは約数を求める数と数1を離して書いておいて、その間にその数を割り切る数を大きいものから中に向って書いていく方法である。例として数として24をとると

 1                    24

   2               12 

     3           8

       4       6

この1, 2, 3, 4, 6, 8, 12, 24は24の約数である。

3.素因数分解による方法

この方法は新しいものではないので、特に説明はいらないだろう。

これ以外にも約数を求める方法はあるのかもしれないが、私は知っていない。