「うつせみ和尚」のお説教

『うつせみ和尚の日記』二件の事故が元で『(複雑性)PTSD/鬱』になって
闘病、障害当事者として活動している者です。

空蝉<うつせみ>現人交遊録 『新一郎さん』との思いで

2016年12月21日 20時15分26秒 | 交遊録

私の一番最後の入院で思い出はなんと言っても『新一郎さん』との思い出です。

もう三年前かな、その当時『新一郎さん』は、70歳くらいだったと思います。

私がいた病棟でも数居る「ご意見番役」の一人でした。

その新一郎さんになぜか好かれて、毎日のように将棋を指していました。

私の退院が近づいてきたとき、

「11月に空蝉さんが退院した後、ヘルパーを連れて行くから一杯飲ませてあげるよ。」

と、約束して私は退院しました。

そんなことがあって、退院後生活していると病院から電話がありました。

病院の私担当の男性ナースからでした。

「新一郎さんが、腸捻転で救急搬送されて、搬送先で亡くなりました・・・」と。

続けて「新一郎さんのご家族がお電話したいと

言っているのですが電話番号教えて良いですか?」

私は「もちろん」

後日、娘さんからお電話をいただき、まだ私の心の中が整理仕切れなかったのですが、

大変、ありがたいお礼をいただきました。

後日聞いた話しですが、救急搬送の途中「空蝉さんと会わなければいけない」と、

ずっと、言い続けていたそうです。

何ともありがたく、なんとも無念なお知らせでした。

 

 

 

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