先日のバジルソースに続き、今日は干した赤唐辛子のタカノツメを粉砕して「一味(いちみ)」を作
りました。
売ってあるのを買えばしまいですが、自分で育てたタカノツメから作る自家製一味は一味違うように思います。
ただし、一味ができるまでには長い時間と手間がかかります。
4月下旬に苗を植え、白い花が咲いて緑色の実になり、それが赤く熟するのが8月になってからです。
伸びた枝を刈り取って赤い実を摘んで丁寧に水洗いし、ザルに並べて天日干し。
収穫が晩秋になると気候が悪く、干し上がるまでにかなり日数がかかります。
その反省から今年は真夏に収穫できるよう工夫したので、たぶん1週間ぐらいの天日干しで干し上がったように思います。
その後いろいろあって作業ができず、ひと月以上放置していましたが、今日、急にやる気が出て一味づくりをやり切りました。
なかなかやる気になれないのは、真っ赤な一味に仕上げるには手間がかかるからです。
干したタカノツメのヘタを取っただけでは、まだ中に種がいっぱい残っています。
種には辛み成分がなく、しかも色が薄い黄色なのでそのまま粉砕すると黄色っぽい粉末になるのです。
そのため純度の高い一味を作るには、ヘタを取った後に種出しの作業が必須です。
いくら取っても少しは残ってしまうのですが・・・。
作業に必要なものは、調理用手袋、キッチンバサミ、爪楊枝、マスク。
素手で作業すると辛み成分が指につき、それで唇や目の付近などを触ればえらいことになるので、調理用手袋は絶対必要です。
また、辛み成分が空気中に浮揚すると鼻の粘膜が刺激され、くしゃみ連発状態になるのでマスクも必要です。
爪楊枝は種出しに重宝します。
下のような種なしの状態にするのに、今日は1時間半ぐらいかかりました。
この後はフードプロセッサーの出番です。
少しずつ粉末にし、最後にまとめてもう一度フードプロセッサーにかければより細かい粉末にすることができます。
ベランダと家庭菜園では、夏の収穫後にまた新しい枝が伸びて実ができています。
赤く色づくにはもう少し日数がかかりますが、11月末には第2弾の天日干しができそうです。