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特別警報の基準

2014年08月11日 | 時事
県内に大雨特別警報 台風11号、猛烈な雨 1時間に80ミリ超
三重県に特別警報が出ましたが、幸いそこまでの被害は出なかった模様です。

むしろ高知や徳島など、特別警報が出なかった地域の被害情報の方が多い印象ですね。まあ、三重は最大56万人への避難指示ということで、最大級の警戒をした結果だともいえるかもしれませんが、そもそも高知と三重では特別警報の分母と言うか、基準が全然違うみたいです。つまり、一口に「50年に一度」と言っても、よく雨が降る地域もあればそうでない地域もありますし、当然備えや防災対策についても差があるわけです。室戸岬といえば台風が来るたびにお天気キャスターが岸壁に立たされる気の毒な場所ですが、元々この辺りは台風の通り道になりやすいので、「50年に1度の規模」というのが48時間で1200ミリを超えて設定されているため、1000ミリ程度では発令されないそうです。対する三重は、それが600ミリぐらいに設定されているため、今回の発令に至ったとか。実際に降った雨量を見ると、確かにその見通しは間違ってはいなかったようですけど、雨量だけ見れば相応かなと納得のいく今回の被害も、特別警報の有無を照らして見ると、何か不思議な気がしますね。

そんなわけで出しても出さなくても毎回非難の的にされる特別警報ですが、そもそも警報自体は別に予言でも何でもないわけで、十分に警戒し、大事に至らなければ幸いだったと思うぐらいで丁度良いのでしょう。
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