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広島大規模土砂災害

2014年08月20日 | 時事
土砂崩れ、死者36人に=新たに3歳児も、7人が不明―日没後も捜索・広島
1ヶ所でなく、山すその広範囲にわたって数ヶ所で土砂崩れが起きた模様です。

今は何か事件が起こるとストリートビューですぐ現場付近の様子を検索できるわけですが、田舎でなく山のすぐ近くにたくさんの住宅が密集している地域だったので、おそらく山を切り崩して開発してきた土地なのではないかと思いました。広島市は100万都市なので、人口のピーク時には市内の中心部でなく、こうした山側に人口密度が遷っていったのでしょう。そのせいか崩れた建物も新しそうなものが多いように見えました。最近良く聞く地震に強い家というのも、流石に津波や土石流のような横からの衝撃にはひとたまりもないのかもしれません。

夜中の12時以降に雨が急に強くなり、土砂崩れに至ったのは未明の4時ごろだったという話です。こんな時間ではほとんどの人がもう寝ていますし、避難を呼びかける状況にはなかったでしょうね。事前にここまでの雨量が予想できていたら、前日のもっと早い段階で避難を呼びかけられたかもしれませんが、「まさかここまでとは」という状況だったのでしょう。岐阜では不安定ながらもここ2~3日は晴天なので、つい数日前の台風のような警戒心はとっくになくなり、今朝起きてテレビをつけ、びっくりしました。最近の雨の特徴は非常に狭い範囲で急激に降ることが多く、ゲリラ豪雨とも呼ばれています。気象観測は基本的に全国レベルで予想するので、こういう市町村単位に集中的に降る雨というのは竜巻と同じく非常に予想しづらいそうです。特別警報も範囲が狭すぎると出せないらしいですしね。特にこういうことが起こるとすぐに行政や自治体のせいにされますが、仮に市長であっても普通の人間なので、できることや決断には限界があります。やはり最終的には自分で判断し、自分の命は自分で守るしかないでしょう。丁度昨日、テレビで「にんじん雲」という積乱雲を特集しているのを見ましたが、改めて豪雨の時間帯の広島の映像を見ると、本当にそんな感じに見えました。ヤフーなどでは6時間先まで雲の動きの予測が見られるので、心配な夜は、寝る前に「にんじん」かどうか自ら確認したいものです。

災害救助に当たっていて二次災害に巻き込まれた方がいたいう話もありました。人の命を守ることは自らを危険に晒す行為でもあるわけで、訓練した方でも非常に難しいということなのでしょう。こういう時に頼もしいのが自衛隊です。広島では毎年この時期に自衛隊反対のデモが起こるらしいですが、このきっかけで「雨降って地固まる」となれば良いと思います。
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