《河童》の旅メモ

富雄川流域探索

柳生街道「滝坂の道19」

2009年01月06日 | Weblog
忍辱山とも呼ばれている円成寺。755年聖武・孝謙天皇の勅願によって、鑑真和尚とともに来日した虚瀧(ころう)和尚が開山したと伝えられているがさだかかではない。本堂の両側には舞台があり珍しい。忍辱とは菩薩行六波羅蜜(布施、忍辱、精進、禅定、智慧)の一つで、いかなる修行にも忍耐する修行のこと。付近には忍辱山(にんにくせん)をはじめ誓多林(せたりん)、大慈仙(だいじせん)など変わった地名がある。

柳生街道「滝坂の道18」

2009年01月05日 | Weblog
誓多林町(せたりんちょう)の三叉路を左に、折れ東海道自然歩道に指定された山道に入る。本来なら途中で右に曲がり円成寺へ向かうのだが、少し足を伸ばして、むかし大慈仙薬師寺があったと云う大慈仙の集落に立つ、大慈仙八坂神社に寄ってみた。ちょうど鳥居などに朱色の塗装中であった。雑学:赤=火の色、朱=木の色、丹=土の色との区別がある。
(今日は何の日=1967年坊ちゃん、我輩は猫であるなどの小説家・夏目漱石が江戸に生まれる。)

柳生街道「滝坂の道17」

2009年01月02日 | Weblog
おかげ灯篭の前を真っ直ぐ進むと田原の里がある。昭和54年一面の茶畑の中から発見された古事記の編者・太安萬侶墓がある。これにより安万侶の実在が証明された。またこの辺りは奈良時代の高貴な人たちの埋葬地だったのではとも推定されている。それにしても遠く離れた場所だ。
(今日は何の日=1959年旧ソ連で月ロケットの打ち上げに成功)

割込み旅メモ「近くの初詣」

2009年01月01日 | Weblog
自宅の近くにある神社「添御県坐(そうのみあがたにいます)神社」へ、除夜の鐘が鳴り出すと共に初詣に出かけてみた。添=地名、御県=皇室の御料地の意味で皇室御料地の神社であったと云う。狭い境内には多くの地元の人々が拝殿に向かって行列をなしていた。過去を反省し、良い1年でありますように…