《河童》の旅メモ

富雄川流域探索

ちょこっと松江城「威嚇する狛犬」

2019年04月28日 | Weblog

城内・松江神社にある明治10年創建の狛犬。
尾っぽを逆立て威嚇している出雲型。
出雲型狛犬は大きく分けると「構え獅子型」と「蹲踞型」に分けられるが、
構え型を「出雲」、蹲踞型を「丹後」とも。
使われている石は、この地方で産出される凝灰砂岩「来待石(きまちいし)」。
これら砂岩系のもろい石で作成された狛犬は、
北前船により日本海沿岸に広く建立されていることから、
事前制作でほぼ規格品の公算が大きい。
この「来待石」は「石の寿命は人の寿命と同じくらい」と言われていることから、
いま、見ることのできる出雲型狛犬の多くは、
江戸後期奉納の狛犬が多いと言うことになるのか。

今日の暦:明治41(1908)年、第一回ブラジル移民団783人が出発する。


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