《河童》の旅メモ

富雄川流域探索

津和野旅メモ「津和野とキリスト教徒」

2007年01月18日 | Weblog
山陰の小京都と言われる津和野、
江戸幕府成立から明治を迎えるまでの250年余、亀井氏一藩主の統治下にあり
平和なゆったりと時の流れた町だと思っていた。
ところが、調べてゆくうち江戸時代末期から明治初期に掛けて起きた隠れキリシタンの
弾圧事件と繋がる事を知る。
それは浦上四番崩れ(うらかみ よんばんくずれ)と言われる長崎浦上村の信者たちが、
この「津和野」に配流され、拷問を受けた陰惨な場所であった事だ。
ちなみに「浦上一番崩れ」は1790年(寛永2年)に起こった信徒の取調べ事件、それ以来、
二番、三番と続きいずれもが幕府の厳しいキリスト教禁止政策の犠牲者を多数出した事件。
観光で浮かれている場合ではないと雪の津和野を後にした。


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