寿司屋の暖簾ではないが、清潔感のある「暖簾」が風になびいている。江戸時代の人たちは屋台で握られた鮨を手で摘み、立って食べていた。食べ終わった客は自分の飲み残したお茶で指先を洗い、暖簾で手を拭いて出て行った。だから暖簾が汚れているのは店が繁盛している証だった。ついでに、なれ鮨(大陸より)⇒押しずし(大阪)⇒鯖鮨(京都)⇒早鮨(せっかちな江戸っ子)⇒江戸前にぎり寿司(江戸湾で取れた新鮮なネタを使う)。 山田順子著「江戸の暮らしがわかる本」より抜粋。 旧街道4・竹ノ内街道
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