先の第65回の正倉院展の「目玉」は「漆金薄絵盤」でテレビや新聞でその見どころは報じられていた。長い行列に並んで見て、想像以上な出来栄えに感動した方も多かったと思う。余り取り上げられなかったがとなりの展示スペースの法会の道具として展示されていた「白石火舎(大理石の香炉)」は獅子形の5脚の脚が付いてた。この獅子達は香炉を支える格好だが、1脚と云おうか1匹がなんと他の4匹とは異なり足を宙に浮かしているのに気が付いた…。これは作者の意図か?大勢の中には時として「おうちゃく」をかます「奴」がいてると言いたかったのだろうか?そのように思って眺めていると「目玉」より華やかさはないがしばらく見惚れてしまった。
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