雨の降る中、蚊に刺されながら足場の悪い竹藪。大谷川扇状地に立地する全長272m、墳丘長180mの三段に築かれた前方後円墳。周囲には二重の周濠が巡り、埴輪列や茸石が施されており、埋葬施設は竜山石製の長持形石棺を直接埋めたもので、棺内から鏡、玉類、武具、武器など多くの副葬品が出土している。築造時期は、五世紀前半と考えられ、南山城で最大の規模をもち、ヤマト政権の支配者である大王の古墳と共通する棺を用いていることから、被葬者はヤマト政権との深い結びつきを背景に、南山城全域を支配した大首長と考えられている。
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