もう四半世紀を共に生きた親友。
あー、親友という言葉はしっくりこないな。
「運命共同体」
これがぴったり。
いつも、私が調子が良いと、彼女も良い。
私が調子が悪いと、彼女も悪い。
なぜか。
それで、いつしか「運命共同体やな」と言うようになった。
栃木に行ってしまってからも、月を見ると、もんちゃんを思い出す。
この同じ月を見ているのかなぁと。
28・29日は、大阪・中之島公会堂にて、「関西弦楽器製作者協会第4回展示会」があり、29日に見に行ってきた。
もんちゃんとダンナさんの通称「いあん」の二人が栃木でやっている弦楽器工房「ばろりん屋」も参加していたからだ。
第1回も見に行ったのだが、今回は展示だけでなく試奏もその場でできるということで、楽しみにしていた。(まあ、私が弾くわけではないのだが)
また、昨年から、いあんは新しくバイオリンの製作を学びに行っている。
もちろん、ちゃんと製作の学校を出て、もう10年もバイオリンを作ることを生業としているのだが、もっと高いものを目指そうと、決して安くはない授業料を払い、栃木から東京まで出向き、新たな技術を身につけようとしている。
前にその話を聞いたとき、私は本当に感動した。
人は現状に甘んじてしまうもの。ぬるま湯から出るのは難しいこと。でも、そんなややこしい意識すらなく、ただ好奇心と向上心と野心とで新しい技術を眼にした時、すぐに「学ぼう」と思い、行動に移した彼は素晴らしいと思った。
3月に会ったときに聞いた。
「新しく学ぶことがまだあるの?それはこれまでとはまったく違うものなの?」と。
それに対していろいろ話してくれたが、素人には話からは理解することができなかった。
すると、こう言われた。
「見たらわかる。見たら、他とは全然違うから」
「素人でも?」
「うん、それは素人でもわかる」
正直、半信半疑。
巧いとかヘタとか、そういことでもないらしいのだ。
どんなものだろうかと今回楽しみにしていた。
会場に入って、もんちゃんを見つけて、二人の工房のバイオリンを見せてもらった。
この瞬間の気持ちを、私はうまく書くことができない。物書きだというのに。ただ、感動した。
写真からではまったく伝わらないと思うけれど・・・(それも撮り方がイマイチやし)
確かに、会場にたくさん並べられたバイオリンの中でこの2つだけは異質だった。
「はい、私たちのはどれでしょう?」といわれたら、素人でもすぐわかる。それくらい違った。
正直、私はバイオリンのことはわからない。
ただ、最初はもう凝視することすらできなかった。感動しすぎて。なんか、うまくいえないけど、そういうバイオリンだったのだ。
もちろん、二人のことが大好きだし、二人のいろんな思いを知っているということがかなり影響しているとは思う。
孫の発表会を見るおばあちゃん的な気持ち(笑)だったのかもしれない。
見ているだけで胸がいっぱいになって、泣きそうだった。でも、こんなところで泣くのはおかしいので、必死にこらえていた。
それなのに、試奏する人がいて。
音がまたすごい。バイオリンの音のよさなんてまったくわからないというのに、なぜか魂までびんびん響いて。
あー、もうあかん、泣いてしまう、泣いてしまうと、自分を抑えるのに必死だった。
夫が私の顔を見て、目が潤んでいるのを見て、ぎょっとしていた
でも、やっぱりこのバイオリンはすごかったんだと思う。
第1回のときは、二人のバイオリンを見てもこんな気持ちにはならなかった。
「わー、上手にできてるなぁ。きれいやなぁ」と思っただけで。
今回は感動した。他のバイオリンのように緻密で繊細な美しさではなく、魂に語りかけてくるような人間らしい美しさ。
ずっと眺めていたいと思ったし、聴いていたいと思った。
翌日、二人にうちに来てもらって、夫も入れて4人で夜ゴハンを一緒に食べた。
二人ともお酒がまったくダメな体質(冗談じゃなく、酒で殺せるくらい)なので、アルコールはなし。
でも、「おいしい、おいしい」といっぱい食べてくれた。
写真のもの以外にも、いろいろと出した。
いっぱい食べてくれると、腕のふるいがいがある
楽器製作に関する想いをいろいろと聞けて、それにもまた感動した。
やっぱり人間は常に勉強し続けないといけないなと思った。反省もした。
そんな真面目な話から、たわいもない話、それから私のモヤモヤなども聞いてもらった。
なんと、6時に来て、夜中3時に帰って行った。(同じ町内にもんちゃんの実家があってそこに泊まっている)
なんと9時間!!
それでも足りないほど、楽しく充実した時間だった。
頑張っている友達の話を聞くと、私もまた頑張ろうという気持ちになる。
運命共同体なので、こちらがサボるわけにもいかない。
私がいい状態なら、もんちゃんもきっといい状態のはず。
いつもそう思っている。
このGWはまだあと2回も会える。うれしい
なんだか贅沢だなぁ・・・
あー、親友という言葉はしっくりこないな。
「運命共同体」
これがぴったり。
いつも、私が調子が良いと、彼女も良い。
私が調子が悪いと、彼女も悪い。
なぜか。
それで、いつしか「運命共同体やな」と言うようになった。
栃木に行ってしまってからも、月を見ると、もんちゃんを思い出す。
この同じ月を見ているのかなぁと。
28・29日は、大阪・中之島公会堂にて、「関西弦楽器製作者協会第4回展示会」があり、29日に見に行ってきた。
もんちゃんとダンナさんの通称「いあん」の二人が栃木でやっている弦楽器工房「ばろりん屋」も参加していたからだ。
第1回も見に行ったのだが、今回は展示だけでなく試奏もその場でできるということで、楽しみにしていた。(まあ、私が弾くわけではないのだが)
また、昨年から、いあんは新しくバイオリンの製作を学びに行っている。
もちろん、ちゃんと製作の学校を出て、もう10年もバイオリンを作ることを生業としているのだが、もっと高いものを目指そうと、決して安くはない授業料を払い、栃木から東京まで出向き、新たな技術を身につけようとしている。
前にその話を聞いたとき、私は本当に感動した。
人は現状に甘んじてしまうもの。ぬるま湯から出るのは難しいこと。でも、そんなややこしい意識すらなく、ただ好奇心と向上心と野心とで新しい技術を眼にした時、すぐに「学ぼう」と思い、行動に移した彼は素晴らしいと思った。
3月に会ったときに聞いた。
「新しく学ぶことがまだあるの?それはこれまでとはまったく違うものなの?」と。
それに対していろいろ話してくれたが、素人には話からは理解することができなかった。
すると、こう言われた。
「見たらわかる。見たら、他とは全然違うから」
「素人でも?」
「うん、それは素人でもわかる」
正直、半信半疑。
巧いとかヘタとか、そういことでもないらしいのだ。
どんなものだろうかと今回楽しみにしていた。
会場に入って、もんちゃんを見つけて、二人の工房のバイオリンを見せてもらった。
この瞬間の気持ちを、私はうまく書くことができない。物書きだというのに。ただ、感動した。
写真からではまったく伝わらないと思うけれど・・・(それも撮り方がイマイチやし)
確かに、会場にたくさん並べられたバイオリンの中でこの2つだけは異質だった。
「はい、私たちのはどれでしょう?」といわれたら、素人でもすぐわかる。それくらい違った。
正直、私はバイオリンのことはわからない。
ただ、最初はもう凝視することすらできなかった。感動しすぎて。なんか、うまくいえないけど、そういうバイオリンだったのだ。
もちろん、二人のことが大好きだし、二人のいろんな思いを知っているということがかなり影響しているとは思う。
孫の発表会を見るおばあちゃん的な気持ち(笑)だったのかもしれない。
見ているだけで胸がいっぱいになって、泣きそうだった。でも、こんなところで泣くのはおかしいので、必死にこらえていた。
それなのに、試奏する人がいて。
音がまたすごい。バイオリンの音のよさなんてまったくわからないというのに、なぜか魂までびんびん響いて。
あー、もうあかん、泣いてしまう、泣いてしまうと、自分を抑えるのに必死だった。
夫が私の顔を見て、目が潤んでいるのを見て、ぎょっとしていた
でも、やっぱりこのバイオリンはすごかったんだと思う。
第1回のときは、二人のバイオリンを見てもこんな気持ちにはならなかった。
「わー、上手にできてるなぁ。きれいやなぁ」と思っただけで。
今回は感動した。他のバイオリンのように緻密で繊細な美しさではなく、魂に語りかけてくるような人間らしい美しさ。
ずっと眺めていたいと思ったし、聴いていたいと思った。
翌日、二人にうちに来てもらって、夫も入れて4人で夜ゴハンを一緒に食べた。
二人ともお酒がまったくダメな体質(冗談じゃなく、酒で殺せるくらい)なので、アルコールはなし。
でも、「おいしい、おいしい」といっぱい食べてくれた。
写真のもの以外にも、いろいろと出した。
いっぱい食べてくれると、腕のふるいがいがある
楽器製作に関する想いをいろいろと聞けて、それにもまた感動した。
やっぱり人間は常に勉強し続けないといけないなと思った。反省もした。
そんな真面目な話から、たわいもない話、それから私のモヤモヤなども聞いてもらった。
なんと、6時に来て、夜中3時に帰って行った。(同じ町内にもんちゃんの実家があってそこに泊まっている)
なんと9時間!!
それでも足りないほど、楽しく充実した時間だった。
頑張っている友達の話を聞くと、私もまた頑張ろうという気持ちになる。
運命共同体なので、こちらがサボるわけにもいかない。
私がいい状態なら、もんちゃんもきっといい状態のはず。
いつもそう思っている。
このGWはまだあと2回も会える。うれしい
なんだか贅沢だなぁ・・・
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます