月と歩いた。

月の満ち欠けのように、毎日ぼちぼちと歩く私。
明日はもう少し、先へ。

人生最高の5年間

2012-05-02 | 生活
早いもので、4月29日で結婚して丸5年。
あっと言う間ではあるけれど、逆に「この人とまだ5年しか一緒に暮らしていないのか!」と驚くこともある。もう何十年も連れ添った老年夫婦みたいな気持ちなので(笑)

本当は29日に記念になることをしたかったのだけれど、夫が会社の人の結婚式二次会に招待されていたので、前日の28日に記念日を祝うことにした。
3月にオープンした京都水族館へ私が行きたいと言ったので、そこへ行くことに。
最近は夫と出かけるといっても、飲みか酒イベントか・・・という感じだったので、久しぶりに普通のデートみたいで楽しかった

まずは、京都駅近辺でランチ。


夫とランチなんてしないので、新鮮だった。(それでもビールは飲んだけど)
眺めのいいビルの上で、スペシャルな気分。
やっぱり昼間デートはいいねぇ。

京都水族館は、京都駅から徒歩15分。GW初日ということもあり、すごい人だった。でも、ワクワクする

先にざっと感想を言うと、魚も水槽も少ないのに、見せ方を工夫してもたせている水族館という感じ。
正直、1回行ったらもういいかなーとは思うけれど、1つだけ何回でも見たいものがあった。
それは、ペンギン。

もし私がこのペンギンの水槽にタイトルをつけるなら、「空を飛ぶ夢」だな。

私は水族館が好きなので、いろんな水族館でペンギンを見てきたけれど、通常はヨチヨチ歩くのを「かわいい~」と見るもの。それが、ここはペンギンが泳いでいるのを下から見ることが出来るのだ。
ちょっと画像ではわかりにくいかもしれないけれど、こんな感じ。



ペンギンが泳いでいるのを下から見るって、すごい!
可愛くて、気持ちよさそうで、ずっと見ていても飽きなかった。
まるで、空を飛んでいるみたいなのだ。もし自分がペンギンだったら、空を飛んでいるような気持ちになるだろうなと思う。鳥なのに飛べないペンギンたちは、ちゃんと水の中で夢をかなえていたんだなと思ったら嬉しくなった。

あと、見所は、大水槽。




イルカショーも見た。
やたら「イルカは私たち人間と同じ哺乳類の仲間なんです!」ということを強調していた。
なんだかエンターテイメントというよりもヒューマンなショーだった。
しかし、イルカは可愛い

「可愛い、可愛い!イルカを嫌いな人なんで世の中にいるの?!」と私が興奮していたら、
夫が「じゃあ、今度、イルカに乗りに行こうか?」と提案。

想像してみる。

イルカに乗る自分。
楽しい。可愛い。爽快
しかし、運動神経悪い芸人の私はいつしか手を離し、あれー!と海に投げ出され、泳げないので無様に溺れ・・・

「・・・いや、それは・・・いいかな、別に・・・」
やんわりと断っておいた。
慣れないことはするもんじゃない。

夜は、また(!)二条椿へ。5日前に行ったばかりなのに・・・。
でも、どうしても夫を連れて行きたかったのだ。感性が似ているので絶対に気に入るとわかっていたから。

思っていた通り、すごーく気に入ってくれて、いい反応!
ブルースも流れているし、料理と酒は美味しいしで、幸せな時間だった。

最初に席についたとき、もうすっかり顔なじみになったスタッフの方が、私たちを見て、「えーっと、キョウダイですか?お顔が似てらっしゃるから・・・」と言ったので驚いた。
そんなこと言われたのは初めてだ。
「夫です~。今日、結婚5周年なんで連れてきました」と言ったら、こっそりオーナーにそれを伝えてくれて、後でオーナーから日本酒をサービスしてもらえた
しかし、キョウダイって・・・。
きっと「姉弟」なんだろうな。夫が若いから、まさか夫婦と思わなかったのかなと思ったら、やや凹み・・・
でも、そんなことは気にしないのだ、うん。(←めっちゃ気にしてるやん)

この日も旨かったなー。
結婚記念日ということでサービスしてくれたのか、もうちょい値段張っていいですと言っていたからなのか、5日前の中野と来たときよりも若干レベルが高かったように思う(金額も一人1500円くらい高かった)。

お造り盛り合わせ。
夫はお造りが大好きなので、このボリュームにめちゃくちゃ喜んでいた。8種類もあるし、どれも秀逸。


しかし、この日の一番はこれだ。


グジ、筍、わかめの椀物。花山椒を添えて。
私は、日本料理の美味しさは基本的に椀物で決める。椀物が旨い店というのは間違いがない。
まー、このグジの旨いこと!!
そこに、花山椒のピリリとした味が効いていて。出汁はほっこりと。もうたまらん。
夫もこの1品には感動していた。

それと同じくらい印象的だったのが、こちら。


牛のいちぼと蓮根の焼き物。
ペッパーを効かせた淡雪醤油をつけながら食べる。
牛肉の旨味が口の中に広がった後、余韻にペッパーの風味が残るのが絶妙だった。

天ぷらも10種類以上揚げてくれたし、夫は最後にシメの鯛茶漬けまで食べて、心から満足。
お酒は一人2合くらいかな。
なんとも幸せな時間だった。

オーナーも料理人の方も、私のブログを前に読んでくれていたとかで(おそらく二条椿で検索したのだろう)、「良いように書いてくださって、ありがとうございます」と言われ、恥ずかしいやらなんやら・・・
基本的に、行ったお店の名前を出して悪いことは書かないように気をつけているが、ここは本当に私の好みを100%満たしてくれているお店だったので、悪く書きようもない。
この日も本当に満足できた。
料理だけじゃなく、お店の人がいいからなぁ、居心地がいいのだ。

夫も「いいお店やなー」と大満足で、おかげで楽しい記念日になった。

お酒を酌み交わしながら、「大人っていいなぁ、こういう時間がもてるし。大人最高やな」と私が言ったら、夫も「絶対子供に戻りたいとか思わへんよなぁ」と言った。お互い充実しているんだなと思えた瞬間だった。
「でも、もし、戻らなあかんとしたら、いつに戻りたい?」と夫が聞いたので、即答。「7年前」。夫と出逢ったとき。
彼と出逢ってから、自分は変われた。変われたから幸せになった。幸せになったから、人を幸せにできている。それ以前の自分になんて、何があっても戻りたくはない。

のほほんとして、誠実だけどあまり自分のこともしゃべらず、口下手で、自己表現が苦手な人だけれど、心の奥はいつも熱い。
どんなにひどい状況からも「楽しい」と「感謝」を見つけるのが特技で。
自分なりの「男の美学」があって、基本的に自分の弱みは語らない。
だから、周りの人は、本当の彼のことを何も知らない。
私なら、「自分はこんな状況でもこんなに明るく頑張ってます!」とみんなにアピールするのになぁと、もどかしくなることさえある。でも、そういうのはカッコ悪いと思っている人だ。めちゃくちゃカッコつけ。でも、カッコつけってのは、ある意味、必要なことなんかもしれへんなぁ。

まあ、基本的には能天気な人(少なくともそうなろうとしている人)なので、私のように考え込んでしまう情緒不安定な人間は一緒にいると助かることが多い。
彼がいなかったら、今の自分はいないだろうなぁとよく思う。思うだけで怖くなる。

とりあえず、5年経った。
私も多少は成長した。
ずっと仲良く過ごせた。

ただただ、ありがとう。
それしかない。

また5年後も、こんな気持ちで、幸せな時間を過ごせますように



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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (床床。)
2012-05-02 10:00:36
ご結婚記念日おめでとうございます。

五年仲良しでいられたというのに
ぐっときました。

わたしもそう言えるように
夫婦になっていきたいな。

水族館大好き!
水があるところが落ち着くというのもあるけれど、あの空間はふわ~っとなります。
海獣系もすき(笑)
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海獣系 (かおり)
2012-05-02 10:46:01
床床。さん

ありがとう。
お二人もいい夫婦だなぁと、お話を聞くたびに思ってます。

「かいじゅう」というと、「怪獣」を思い浮かべてしまう私・・・(笑)

海獣系、可愛いよね。私も大好き!
大阪の海遊館はもう行った?
そのうち家族で京都水族館も行ってみてね。

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おめでとうございます! (いりおもてやまこねこ)
2012-05-03 14:07:41
結婚記念日おめでとうございます!!

顔が似ている夫婦は相性がよい証拠らしいですU+2764U+2764U+2764
ステキです( ´ ▽ ` )ノ
また旦那さんともお話したいです!(^^)
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ありがとう! (かおり)
2012-05-05 23:47:56
いりおもてやまこねこさん

レスが遅くなってごめんね。
GWで飲んだくれていました(笑)

顔が似ている夫婦は相性がいい?!
じゃあ、喜んでおこうかな^^

またうちに遊びに来てください~
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