月と歩いた。

月の満ち欠けのように、毎日ぼちぼちと歩く私。
明日はもう少し、先へ。

1軒目で帰る習慣

2021-04-19 | 美味しいもの
引き続き、最近夫と行った好きなお店の話。

「ヴァイオレット・エヴァ―・ガーデン」のアンコール上映があると聞き、夫と京都のアップリンクへ行った。
(テレビ版はすべてNetflixで観終わっていた)
自動手記人形(ドール)と呼ばれる、手紙の代筆(タイピング)をする少女の美しい物語だ。
京都アニメーション制作。
そう聞くだけでも、あの痛ましい事件を思い出し、ギュッと目の奥が熱くなる。

映画を観終わった後、何か食べて帰ろうかということになり、久しぶりに「サケホール益や」へ行った。
京都に出る、京都の町を歩く、京都でご飯を食べる、ということが本当に久しぶりで、歩いているだけでも新鮮だった。

お店は何組か入っていたが、ゆったりした店なので、コロナをあまり気にせず過ごせた。
日本酒好きにはやっぱり楽しいお店だ。
酒の種類は豊富だし、値段もお手頃、料理は旨いし酒に合う。

最初は軽めのお酒からスタート。私は「風の森 alpha」、夫は「ゆきの美人」。
どちらも最初の1杯目にふさわしい。


鰆のお造り。皮の炙りが香ばしくて身の甘みを引き立てる。


珍しい、甘えびとアナゴの炙り焼き。
自分たちで炙って食べられるのがいい。




そら豆の中にクリームチーズを挟んで天ぷらにしたもの。
これは家でも再現できるなぁと、メモメモ。


酒は夫が「写楽」、私が「天明」。




それから、夫が大倉の「陽の光」で、私が「惣誉」。




これも真似できそう。
お揚げさんのマヨネーズ焼きに、ちりめん山椒。


そして、ししゃもの燻製。


この店で出されるのは、料理というより酒のアテ。ちゃんと酒が進むようにできている。
「やっぱり京都で飲んだら楽しいなぁ」と、夫と二人で言い合いながら帰った。

ただ、早い時間(17時)から飲んで、2時間くらいでさっと切り上げている自分たちに驚く。
夜はまだこれからなのに。
コロナ前なら「もう1軒!」と、当たり前のように行っていたが、今はこうしてたまーに飲みに行っても、ずるずるハシゴしない習慣ができた。
これは体にもお財布にもいいことだけど(この浪費家の私ですら金が貯まる)、飲食店にとったらたまったもんじゃないな、と実感する。
来週末からゴールデンウィークがスタートするが、また去年のように、旅行も他人との飲み会もお預けになりそうだ・・・。
遊ぶとしても、夫と高槻の店で少し飲むか、近場のキャンプくらいだろう。

コロナで良かったことといえば、外食代(交際費)が減ったことと、読書量が増えたことと、時間に追われることがなくなったことだろうか。
仕事量は変わらないのに、とにかく時間にゆとりがある。
「人と会う」ということに、どれだけ時間を費やしてきたかがわかる。
そうか、人とあまり交流を持たなければ、こんなにも自分だけの時間ってあるものなんだと知った。
それは新鮮だし良いこともあるけれど、人と会えない日々はやっぱり淋しいものだな。
来月は、延期になった食事会ができればいいなと切に思う。


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2 コメント

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外食のニューノーマル (あや)
2021-04-20 09:32:12
いい店やなー。ザ・アテ(笑)。
さっそく、恵比寿の君嶋屋行って買ったよ。あと長谷川酒店(日本橋店)も。
うちは、昼の3時とか4時くらいから飲んで
6時には帰宅というのがパターン化してきてます!
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早スタート! (かおり)
2021-04-20 11:30:21
ほんま、外食のニューノーマルやね。
うちも15時からやっている店の場合は早めにスタートして、混む前にさっと帰る。
いい習慣なのか、なんなのか。笑

さっそく君嶋屋とはせがわ行ったのね。
日本酒ラインナップは間違いなし!
うちもそろそろ京都のタキモトへ、GW前の仕入れに行きますわ・・・
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