月と歩いた。

月の満ち欠けのように、毎日ぼちぼちと歩く私。
明日はもう少し、先へ。

目が覚めた

2015-09-09 | 仕事
気づけばもう9月も1週間が過ぎた。
この1週間は久しぶりにきつかった。

遅れる→焦る→酒を飲む(逃避?!)→遅れる→寝不足→しんどい→遅れる・・・・

この悪循環に陥り、とにかく精神的にもやられっぱなしの1週間。
特に9月2日の酒蔵取材終了からの神奈川県移動、宿泊、翌3日朝から夜まで12時間ぶっつづけの取材からの、大阪まで帰宅、という2日間で一気に体力を奪われた。

ただでさえ酒蔵取材は気を張ってるのに、長時間の取材に長時間の移動で、もうフラフラだった。
そんな状況でこの原稿は超急ぎ。
別件も片付けながら、昨日の夜までかかり、今朝、ようやくデザイナーまでまわった。

昨日は朝4時半からパソコンに向かっていたが、あっという間に夜に。
15時間くらい書きっぱなしだった。
どんな原稿やねんと思うだろうが、3000字程度なので、記事としては長いかもしれないが、そこまで長文というわけでもない。
ただ、12時間も取材したので、ネタが多すぎてまとまらない。
ネタをまとめて構成して、一旦文章にしてみるという作業だけで10時間くらいかかったんじゃなかろうか。

正直、ここまでは全然楽しくない。
もう逃避したくて仕方がない。
途中で泣きそうにもなる。
全部投げ出してしまえたら、どんなに楽かとも思う。

だけど、コツコツ、コツコツと、とにかく少しずつでも用紙を埋めていって、とりあえず下書きというか第一稿が出来上がる。
楽しいのはここからだ。
ここまでも文章を書いてきたはずなのだが、自分の中ではここからが「文章を書く」作業のような気がする。
10時間もかけて書いたものを全部書き直すくらいの勢いで、「自分の文章」に仕立てていくのだ。
この言い回しがいい、この言葉を使おう、ここはこのリズムで・・・。と。
さっきまでの地獄がウソのように楽しい。楽しくてたまらない。

そこから5時間。
何度も推敲を重ねて、ようやく原稿が出来上がる。
苦しいけれど、たまらなく楽しい作業。

昨晩は仕上げてご飯を食べると、急に異常な眠気に襲われて、お風呂に入った。
出てからまだ残っていた作業をして、本当にフラフラになりながら送信して、布団に入った。
横になっていると、「眠る」のではなく「意識が遠のく」感じがした。
なんだか体も冷たくなってきて、感じたことのない感覚に急に怖くなってしまった。

あれ?死ぬのかな?と。
生まれて初めて、このまま眠ったら、もう二度と目が覚めないのじゃないかと本気で思った。
夫が帰っていたので、布団に入ったまま呼ぶと、そばに来てくれた。
「もう目が覚めないかもしれない」と言うと、夫はびっくりして跳び上がった。

「大丈夫!大丈夫やから!」と励ます夫の声。
「明日も目が覚めますように・・・」と私も声に出して、祈りながら目を閉じた。

そして今朝、目が覚めた。(当たり前)
あー、生きてるってスバラシイ。
朝、目が覚めるだけでもう感謝しないといけないことなんだ、と思った。

しかし、マジで意識が遠のく感じが怖かった。
一山越えた解放感と、久しぶりに8時間くらいぐっすり寝たのとで、今日は朝から元気100倍!!

酒蔵の原稿は終わったけれど、この1週間これにかかりきりだったために、「すみません、すみません」と待ってもらって謝り倒している案件が2本もあるのだ。
休むことなく、書き続けなければ!!

とはいえ、酒蔵が終わると精神的にはかなり楽になった。
今日からちょっとだけペースダウン

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