月と歩いた。

月の満ち欠けのように、毎日ぼちぼちと歩く私。
明日はもう少し、先へ。

また3ヶ月生き延びた

2021-05-20 | 癌について
昨日は検査結果がわかる日。
雨だったので、夫の運転する車で行った。

病院の駐車場に車を停めてから、先に昼ごはんを食べようと、駅まで行って駅構内にある飲食店へ。
時間もあまりないし、どこでもよかったので、すぐに入れそうな「つけ麺」の店にした。
つけ麺を食べるなんて、5年ぶりくらいか?
私はつけ麺を人生で3回しか食べたことがないくせに、「ラーメンはあんまり好きじゃないけど、つけ麺は好きなんだよなー」とずっと言っている。
たぶん、人生で初めて食べたつけ麺(出張先の関東にある店で、取材先の人に連れて行ってもらった)がものすごく美味しくて、そのイメージが今も残っているからだろう。
それも15年以上前の話。

人生4度目のつけ麺は、やっぱり美味しかった。
カツオ系のこってりしたつけ汁で、麺は太目でもちもちしていた。
私はカツオ系の出汁が好み。(比較するほど知らんくせに)
次に食べるのは、また5年後くらいだろうか。

病院は13時半の予約だったので、食べ終わるとギリギリだった。
待ち合いスペースのソファで座っている時間は10分もなく、すぐに呼ばれた。

今回はあまり緊張していなかった。
診察室に入ってすぐに、先生の表情や机の上の書類に目をやる。
「悪くない」雰囲気。

「どうですか?体調は?」
「元気いっぱいです。変わりません」
と、いつものやりとり。

血液検査の結果は、これもいつも通りで何の問題もなし。
きれいで健康な血だ。
腫瘍マーカーも何の反応もない。
それでも、ガンはちゃんとあるんだから、不思議だなぁ。

CT画像の説明を聞く。
「結果から言うと、ほぼ変わりなし」とのことでホッとする。
ただ、たくさんあるガン細胞のうち、2~3㎜大きくなっているものもあった。
「これとか・・・これ」と、先生が見せてくれる。
前回と比較してみても、よくわからない程度の差だ。
先生も「まあ、そんな気にするほどでもないでしょう。本当ならもっと大きくなっててもおかしくないのに、思ってた以上にゆっくりですね」と言う。
それから、「何年もこういう状態の人もいますからね。何かする(治療のこと)ほうが悪くなるケースもあるし」と言っていた。

何冊もがんに関する本を読んだが、確かにその中にも「治療をするほうが悪くなる」ケースもあることが書かれていた。
治療すると、ガンが反撃するのだ。ガンにとって「治療」は「攻撃」だから。

もちろん治療して良くなる人もたくさんいるし、治療をやめて亡くなる人もいる。
あくまでも「そんなケースもある」ということ。
ガンの人が100人いたとしたら、1つとして同じガンはないのだ。だって、その人の持っている細胞なんだから。
だから、何が効くかというのも、進行の速度も、人それぞれ。

先生もその「医学的には納得いかないケース」があることは認めつつ、それでもやっぱりそういうケースは「例外」だと考えているようだ。
私もその「例外」の一人で、もちろんガンが進行しないことを願ってくれてはいるけど、「大きくならないのはおかしいなぁ」と何度も首をかしげる。
いつもそれを聞くと、「大きくなってほしいんかいっ!」とツッコミたくなるが、その後に「でも、よかった」と言ってくれるのでツッコまない。

そして、今回も「治療なし」でいくことを了承してくれた。
もう今回は先生のほうから「これならまだ様子見でいけますね」と言ってくれたくらいだ。

次は3ヶ月後の8月18日がCT検査。
また3ヶ月生き延びた!

診察室を出て、夫と顔を見合わせて、「よかったー」と胸をなでおろす。
でも、2~3㎜大きくなっているガンがあるのが気になる。
だって、今は2㎜でセーフだとしても、3ヶ月ごとに2㎜ずつ大きくなっていったら、1年経ったら1㎝くらい大きくなることになる。
やっぱり「現状維持」以上になったらダメだ。小さくならなくてもいいけど、1㎜も大きくならないようにしたい。

食事、運動、睡眠、温浴、瞑想、水素。
これをもっと徹底して、さらに何か追加したほうがいいのかなと夫と話し合った。
前から瞑想の先生に勧められていた「酵素風呂」へ行こうかなとも考えている。
酒量もかなり減ったけど、もう少し減らすか・・・。

まだ課題はいろいろあるけれど、何にしろ、今回も生き延びた。
今年の誕生日は、「痛みのない誕生日」。
たったそれだけのことが、うれしくて。


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