しゃべる。うるおう。

先週は本当に毎日遊び暮らしていたので、まだ書ききれていないのだが、火曜日は床床さんのおうちへ遊びに行った。
２ヶ月の赤ちゃんに会いに
4000g以上で生まれたその子は、２ヶ月とは思えないほどの成長ぶりで、抱っこさせてもらったけどすぐに手がふるふる震えて汗だくになった。
でも、可愛い

お昼を用意してもらうのは大変なので、デパ地下でいろいろ買い込んで持って行った。


いいねー！デパ地下！
いろいろ並べたらパーティーみたいになって盛り上がった。
そこからまた５時間近くおしゃべり。

彼女は、本当に最近仲良くなった友達なので、会うといつも「付き合い始めのカップルみたいだな」と思う。
お互いの過去の出来事や好きなもの、キライなもの、考え方などを探っていく感じ。
一つ一つ理解を深めて信頼を増していく、というか。
その感じがとても新鮮で楽しい。

そして、彼女には品がある。
私は自分は下品な人間のくせにと思われるかもしれないが、品のある人が好きだ。
「品」と言っても、オホホホホ・・・というやつじゃなくて（なんだそれ）、人間としての品。
うまく言えないけど、人と付き合う時、自分はいつもそこを見ているような気がする。
とにかく、一緒にいてすごく気が合うとかじゃなく、とても気持ちの良い人なのだ。

彼女のブログを見たら、この日のことが書いてあって、私の事をこんなふうに表現してくれていたのも嬉しかった。

「能力も志も高くて聡明、そしてすごく優しい人なんだけれど、ちょっとおばかで結構ダメオモローな人なのだ（笑）
　いやいやこれは最高の賛辞なんだ。
　頭が良くて、でもちょっと抜けててほっこりする人が大好き。」

なんだか、「昔、自分がいつかなりたかった人」になれている、と思ってじんわりした。
本当に、私にとっても最高の賛辞。
逆に、そういう自然な私を引き出してくれる人なんだな、と思った。
虚勢を張ったり、我をむき出しにしたり、強い言葉をたたみかけたり、異常におとなしくなって迎合したり、卑屈さやネガティブ思考を露わにしたり・・・。
そんな嫌な自分を出さなくてもいい人なのだ。
（昔の私はいつもそんなふうだった。特に初めて会う人には・・・）

「気持ちがいい」というのはそういうことなんだと思う。

この日は、二人で「ベスト３」ごっこをした。
小学生か！！と思うが、お互いのいろんなベスト３を言い合うというもの。
「甘いもの」「おでんの具」「寿司ネタ」など。

ちなみに私の甘いものベスト３は、
１　ホワイトチョコ
２　カステラ
３　おはぎ
である。

とにかくガツンと甘いものが好きだ。
だから、次点には、カスタードクリーム、プリンなどが上がってくる。

床床さんは
１　クッキー
２　チョコレート
３　マドレーヌ
だった。

そういわれると、クッキーやマドレーヌも大好きだし、困る（笑）
こういうのって、懐かしさ、みたいなものもあるのかな、と思った。
死ぬ前に食べたいものって、豪勢な料理でなく、普段食べているものや子供の頃から好きだったものを挙げる人が多いと思う。
それと同じで、「ベスト３」と言われたら、記憶が子供の頃からあるもののほうが強い、というのか。
カルピスすらちょっと飲みたくなるもんなぁ・・・（普段はまったく思わないのに）

そんな感じで、穏やかに楽しく過ごした１日だった。


日曜日は、急遽、Ｗ氏と飲みに行くことに。
夏頃から３人で飲みに行こうと話は出ていたのだが、なかなか予定が合わずズルズルと10月に。
「10月こそ！」とメールしたら、「急やけど３連休なら大丈夫。それ以降は難しい」と返事があり、そんなら・・・と二人で飲みに行くことに決めた。

（飲めないくせに）Ｗ氏は「辛口の白ワインを１杯飲みたいな」なんて、ＯＬ的なことを言うものだから、茶屋町の気軽なイタリアンに行った。

宣言通り、辛口の白ワインを頼んでいたが、結局２時間かけて３口くらい飲んで「あー、もうゴキゲンやわー」と言っていた。
私はビール、白ワイン、赤ワインを飲んだ。
飲まない人と一緒だと、こちらも自然と飲む量が減るのはいいね。

久しぶりにパエリアを食べたら、やたら旨かった。


Ｗ氏と会うのは春以来だったので、しゃべりたいことが山ほどあり、とにかく次から次へと話題を変えてしゃべりまくった。
尖閣問題に始まり、福島原発はもちろん、皇室継承問題や「日本人とはなんぞや？」という話、さらにはアナーキー（無政府状態）の話まで飛び出した。
若者の集まるオサレ～なお店だったのだが、「この空間でこんな話してるのうちらだけやろなー」と二人で苦笑。

しかし、20代の頃はこういう話をするとすぐに討論になってほとんどケンカ腰だったのだが、今は二人とも大人になったので穏やかなものである。
私も自分の意見を絶対だと思わないスタンスで会話をするし（たとえ思っていても出さないし）、いろんなものの見方や知らない知識を交換して、吸収し、そしてまた自分の中で整理して意見を深めていく・・・という作業ができるようになった。
自称「極右」の私と、自称「極左」のＷ氏だが、難しい話題もケンカすることなく、非常に有意義な時間を過ごすことができた。

連休で人が多く、２時間で店を追い出されたので、近くのカフェへ。
２軒目が「コーヒー」という、この健全な飲み会！！
いつもボロボロになるまで飲み倒す自分には考えられないが、その分、すごくいろんな話ができたのが収穫。

カフェでは仕事などの身近な話と、主にお笑い界とドラマの話をした。

いや～・・・

楽しかった！！

後で思い返してみたら、カフェでコーヒー１杯で２時間半もしゃべっていたのだ！

本当はまだまだしゃべりたりなかったけれど、ぼちぼちいい時間だったのでお開きに。
なんだか知的欲求が満たされて、すごく脳が活発に動いている気がした。
ほんま、いい友達や・・・
気がつけばもう15年近くなるのかなぁ、知り合って。

いろんな友達としゃべることは、自分にとって大切な「潤い」。
自分1人で黙っていたら渇いていくけれど、会話をすることによって新しい知識や感情が入ってくる。
それによって満たされる。
潤っていく自分を感じる。

Ｗ氏に関して言えば、これでお酒が飲めれば、言うことないんやけど・・・
私が帰りにコンビニでビールを買ったことは言うまでもない