営業がむかつくから、もうあそこの仕事は請けない!
なんて言っていたところの仕事をまた請けている。
どんな仕事でもありがたいと思わないといけないなぁと思うようになって。
とは言え、やっぱり営業さんにはイライラすることが多いけれど、これも勉強だと思うことにした。
「今日、イライラしないで仕事ができたら私の勝ち!」みたいにゲーム感覚で楽しむことにしたのだ。
例えばこういう感じ。
取材前日にメールがあり、「明日の朝、資料をメール添付で送りますね」とのこと。
翌朝、何度も確かめるが、まったくメールが来ない。
取材に何の準備もなく行くのは怖いので、自分でできるだけ調べて集合場所に行く。
会うと、「資料届いてます?」と聞かれたので「いえ・・・」と言うと、
「いやー、僕、朝からずっと出っぱなしだったんで、別の者に頼んでおいたんですけどねぇ」
なんじゃ、それ!
この人だけでなく、ここの会社の営業さんはみんなこんな感じなのだ。
だいたい25歳くらい。
変なところだけ異常に丁寧で、一番大事なことは抜けている。
若いからなのか、この会社の教育が悪いのか・・・
でも、イライラしてはいけないと深呼吸して、「あ、そうですか。自分で調べてきたので大丈夫ですよー」なんて笑う。
いいぞ、かおり!!
そんな感じで、最近は心を入れ替えて、謙虚な気持ちで仕事をしている。
本当にお金がないときって、人間は何でもできるもんだなぁ、なんて自分に感心している。
それに、営業さんのことを除けば、この仕事は好きなのだ。
よく書いている転職サイトの仕事だけれど、いろんな会社を見られるので勉強になるし面白い。
火曜日に行った会社もすごくよかった。
パチンコ店を経営している会社なんだけど、信じられないくらい社員を大切にしている。
休日出勤がないのはもちろん、有休は100%消化、残業はほぼゼロ!
給与もいいし、半年ごとに人事考課があってフェアに評価され、昇格・昇給していく。
職位による給与なども明確。
さらに、手当も多く、福利厚生も充実。
一番すごいのは、これだけ職場環境がいいのに、自分たちの会社の強みは「人」だとはっきり言うところ。
「うちは条件がいいんですよー」なんて言わない。
「とにかく人がいいんです」と、そう言うのだ。
会社が社員を大切にする。だから社員も会社のために尽くす。
さらに地域貢献も積極的で、ボランティア、障碍者雇用なども行い、行政から表彰されている。
だから社員は誇りをもって働いている。
実際、2年目社員の人にインタビューしたが、この人がまためっちゃ感じのいい人で・・・。
「本当にこの仕事が好きなんです!」
「この楽しい仕事をもっとみんなに知ってもらいたい!」
「職場に行くと元気になれます!」
「やりたいことを尊重してくれる会社なんです!」
と笑顔で話してくれた。
人事担当の人も優しくて、とてもいい人。
自分の会社を心から愛していることが伝わってきて、じんとした。
自分が好意をもってしまうと、やっぱり原稿にも力が入る。
安い仕事なのに、めちゃくちゃ時間をかけて書いてしまった。
でも、書いている間、楽しかったなぁ
私の書いた記事を読んだ人が心を動かされますように。
いい人を採用できますように。
そう願いながら書いた。
でも、実はこの仕事、別のライターの尻拭い
取材直前になって営業さんが「実は・・・この案件、1回ボツになってるんですよー」と言うからびっくりした。
・・・なぜ先に言わない?!
と思ったが口には出さず、「えー、そうなんですかぁ。プレッシャーかかるなぁ」なんてニッコリ。
いいぞー!また私の勝ちだ!
なんでも別のライターが書いた記事はまったく気に入ってもらえず、書き直しを要求したら、逆ギレされて逃げられたのだとか。
そんなライター、いるのか・・・
それもまたショックな出来事。信じられない。
いろんな人がいるよね・・・
まあ、そんなわけで、プレッシャーかかりまくりだったからよけいに時間がかかってしまった。
でもいい原稿になったと思う。
ただ、自分の仕事のスピードが落ちていく一方なのには恐怖すら覚える。
頭の回転が鈍くなってるんだろうなぁ。
歳をとったからか、酒の飲みすぎか、仕事が少ないからか・・・
感情から言葉への変換がとにかく遅いし的確じゃない。
最近、これではマズいと、昔のようにやたら本ばっかり読んではいるのだが。
本といえば、もうすぐノーベル文学賞の発表だ。
村上春樹、とれるかなぁ・・・
朝からずーっとドキドキしている
なんて言っていたところの仕事をまた請けている。
どんな仕事でもありがたいと思わないといけないなぁと思うようになって。
とは言え、やっぱり営業さんにはイライラすることが多いけれど、これも勉強だと思うことにした。
「今日、イライラしないで仕事ができたら私の勝ち!」みたいにゲーム感覚で楽しむことにしたのだ。
例えばこういう感じ。
取材前日にメールがあり、「明日の朝、資料をメール添付で送りますね」とのこと。
翌朝、何度も確かめるが、まったくメールが来ない。
取材に何の準備もなく行くのは怖いので、自分でできるだけ調べて集合場所に行く。
会うと、「資料届いてます?」と聞かれたので「いえ・・・」と言うと、
「いやー、僕、朝からずっと出っぱなしだったんで、別の者に頼んでおいたんですけどねぇ」
なんじゃ、それ!
この人だけでなく、ここの会社の営業さんはみんなこんな感じなのだ。
だいたい25歳くらい。
変なところだけ異常に丁寧で、一番大事なことは抜けている。
若いからなのか、この会社の教育が悪いのか・・・
でも、イライラしてはいけないと深呼吸して、「あ、そうですか。自分で調べてきたので大丈夫ですよー」なんて笑う。
いいぞ、かおり!!
そんな感じで、最近は心を入れ替えて、謙虚な気持ちで仕事をしている。
本当にお金がないときって、人間は何でもできるもんだなぁ、なんて自分に感心している。
それに、営業さんのことを除けば、この仕事は好きなのだ。
よく書いている転職サイトの仕事だけれど、いろんな会社を見られるので勉強になるし面白い。
火曜日に行った会社もすごくよかった。
パチンコ店を経営している会社なんだけど、信じられないくらい社員を大切にしている。
休日出勤がないのはもちろん、有休は100%消化、残業はほぼゼロ!
給与もいいし、半年ごとに人事考課があってフェアに評価され、昇格・昇給していく。
職位による給与なども明確。
さらに、手当も多く、福利厚生も充実。
一番すごいのは、これだけ職場環境がいいのに、自分たちの会社の強みは「人」だとはっきり言うところ。
「うちは条件がいいんですよー」なんて言わない。
「とにかく人がいいんです」と、そう言うのだ。
会社が社員を大切にする。だから社員も会社のために尽くす。
さらに地域貢献も積極的で、ボランティア、障碍者雇用なども行い、行政から表彰されている。
だから社員は誇りをもって働いている。
実際、2年目社員の人にインタビューしたが、この人がまためっちゃ感じのいい人で・・・。
「本当にこの仕事が好きなんです!」
「この楽しい仕事をもっとみんなに知ってもらいたい!」
「職場に行くと元気になれます!」
「やりたいことを尊重してくれる会社なんです!」
と笑顔で話してくれた。
人事担当の人も優しくて、とてもいい人。
自分の会社を心から愛していることが伝わってきて、じんとした。
自分が好意をもってしまうと、やっぱり原稿にも力が入る。
安い仕事なのに、めちゃくちゃ時間をかけて書いてしまった。
でも、書いている間、楽しかったなぁ
私の書いた記事を読んだ人が心を動かされますように。
いい人を採用できますように。
そう願いながら書いた。
でも、実はこの仕事、別のライターの尻拭い
取材直前になって営業さんが「実は・・・この案件、1回ボツになってるんですよー」と言うからびっくりした。
・・・なぜ先に言わない?!
と思ったが口には出さず、「えー、そうなんですかぁ。プレッシャーかかるなぁ」なんてニッコリ。
いいぞー!また私の勝ちだ!
なんでも別のライターが書いた記事はまったく気に入ってもらえず、書き直しを要求したら、逆ギレされて逃げられたのだとか。
そんなライター、いるのか・・・
それもまたショックな出来事。信じられない。
いろんな人がいるよね・・・
まあ、そんなわけで、プレッシャーかかりまくりだったからよけいに時間がかかってしまった。
でもいい原稿になったと思う。
ただ、自分の仕事のスピードが落ちていく一方なのには恐怖すら覚える。
頭の回転が鈍くなってるんだろうなぁ。
歳をとったからか、酒の飲みすぎか、仕事が少ないからか・・・
感情から言葉への変換がとにかく遅いし的確じゃない。
最近、これではマズいと、昔のようにやたら本ばっかり読んではいるのだが。
本といえば、もうすぐノーベル文学賞の発表だ。
村上春樹、とれるかなぁ・・・
朝からずーっとドキドキしている
だけど、ちょっと嬉しいかも。来年に愉しみが延びて。希望が保たれるって、ああ、まだ生きている、見たいな感じがするんです。
春樹さんのなかでは、初期三部作、ノルウェイ、ダンス、までが印象的でしたね。愛とか生とか死とかは、ノルウェイでもう止まってしまっている。そんな感じがします。
もちろん、変革も必要だから、春樹さんの作品もどんどんかわっていくのも嫌ではないです。
作品では、何が一番お好きですか。
今年こそは・・・!と思ってたんですけどねぇ。
まあでも、確かに来年の楽しみができましたね^^
>愛とか生とか死とかは、ノルウェイでもう止まってしまっている
何かあの辺りまでの村上春樹文学は、ある意味「若さ」がありますね。
カフカや1Q84にも何か共通するものはあるのだけど、もう少し成熟されたというか・・・
作品では
1位 国境の南、太陽の西
2位 世界の終わりとハードボイルドワンダーランド
3位 ノルウェイの森
4位 ダンスダンスダンス
という順番です。
2~4位はその時々の自分の精神状態によって入れ替わりはありますが、1位はもう20年くらい不動です。
わりと最近(2年以内くらい)にダンス・・・を再読しましたが、よかったですね。
ノルウェイは、今はちょっと読む自信がない・・・
今の自分には少し重い気がします。
hiroさんのベストも教えてください。差し支えなければ。
1位 ノルウェイの森。
ミーハーと言われようが、これしかないのです。緑や玲子さんが大好きだから。国境の南にも通じる、喪失感。しかし、緑や玲子によってもたらされる希望が助けてくれるような気がして。
2位 羊をめぐる冒険
三部作の締めくくり。わからないけど、わかる。そんな印象を与えてくれた衝撃作。途中に挿入された北海道の開墾の話も惹かれます。やはり主人公は、最後に生きようとするのも繋がっているような気がして。
3位 世界の終わりとハードボイルドワンダーランド
図書館のほうは少々退屈ですが、計算士のほうは斬新で引き込まれます。ボブディランの曲もまた良い。この世界観は圧倒的でした。いまなら、誰が書いても不思議じゃないようなものを、最初にやったような感じ。
4位 中国行きのスローボート(短編集)
短編集もわりと好きで、手頃にさらっと短い時間でおさらいするように読めます。短編はわりと、ああこういうことありそうだな、みたいでときおり遭遇したりします。似た感じという意味で。
5位 パン屋再襲撃(短編集)
上と同じような理由で。
いまいちは、アフーターダークかな。
やはりドロップの飴缶と同じなのかもしれません。
おいしいものと、あまりそうでもないものが入っている。
以上でした。長くすみません。ありがとうございました。
ベスト春樹、ありがとうございます!
興味深く読ませていただきました。
やはりノルウェイの森なんですね!
私も必ずベスト3には入っている作品です。
でも、先にも書きましたが、今は少し読むのが怖い気がするのです。
井戸に落ちる人間と、落ちない人間。
目を瞑って歩いていたって、真っ暗闇の中だって、決して落ちることのない人がいるんですよね。
今、自分はその方法が少しだけわかりかけている。
でも、ノルウェイの森を読んでしまうと、また井戸の中へと引きずり戻されそうな、そんな気がして。
(よくわからないですよね、すみません)
羊3部作は、もう一度、通して読んでみないといけないなと感じています。
若い頃と今と・・・どんなふうに感じ方が違うのか。
昔はわからなかったこともわかるようになっているのかな、とか。
短編集は、私はあまり印象に残っていないんですよね・・・
こちらも再読の必要がありそう。
ちなみに私もアフターダークはあまり・・・。
友達がアフターダークを読んで「村上春樹のどこがいいのかわからない」と言っていたので、
「なんでそれを読むの!」とつっこんでおきました(笑)
長いコメントも嬉しいものです。
ありがとうございました。