痛みと気圧配置の関係は？

よくお腹が痛くなる。
がんは臓器にはないから、がんの痛みではない。痛い日、痛くない日があるし。
おそらく5年前の手術後の古傷が痛んでいるのかなと思う。
以前、お医者さんに聞いた時も「何年経っても痛むという人がいますよ」と言ってたので、それだろう。

痛みの種類で言うと、「ヒリヒリ」「シクシク」が近い。
擦り傷や切り傷などの痛みが、体の奥にある感じ。胃や腸など臓器の痛みとも違う。体のずっと奥のほうで、ヒリヒリ、シクシクしているのだ。
それが始まると、もう何も集中できない。のたうち回るような痛みではないのだが、ひどい時は立っているのも座っているのもきつくて、ソファに寝転んでぼんやりテレビを観たり、スマホをいじったりしているだけ。集中できないから、本もあまり読めない。
湯たんぽをかなり熱々にして、お腹にのせて温める。そうするとちょっとマシ。
ちなみに、ロキソニンなどの痛み止めは一切効かない。

これが毎日続くのなら病院で相談したいところだが、1日だけで1週間何もないこともあるし、3日続くこともある。
1ヶ月近く忘れていたら、急にくることもある。
最初は精神的なものかと思ったが、意外にそうでもなさそうだ。

夫が言うのには、「これから雨が降りそう」という気圧配置の時に、私が痛がっているという。
確かに昔から「雨が降ると、古傷が痛んで……」みたいな話は聞くから、それが一番近いのかなと思う。
痛みと気圧配置のデータをとっていったら、何かわかるかもしれないし、もしかしたら天気を当てられるようになるかもしれない。

先週も2日ほど辛く、そういえば不安定な天気だった。
夜ごはんを作る気力もなく、以前作って冷凍しておいた餃子や、非常食として置いているレトルトカレーで済ませた。
内臓の痛みではないので、食欲はある。
2日続くと気持ちが落ち込み、「ずっとこのままだったらどうしよう」と嫌な想像ばかりしてしまう。
仕事が暇でよかったとも思う。締め切りに追われている時だったらパニックになっているだろうから。寝たり起きたりでは良いものなど書けるはずもないし。

3日目の朝、全く痛くないことに気づき、ホッとした。
昨日までの痛みは何だったのかと思うほど、ケロッとしている。元気いっぱい。
夫もホッとして「神様、ありがとうございます！」と祈りを捧げている。
外を見たら、良い天気。気圧が変わったのかな。
2日間何もできなかったので、掃除して、布団カバーを洗って、スーパーに買い物に行って、仕事して、料理した。
ああ、「痛くない」って最高やん！と思う。痛くなかったら何でもできる。

痛みと気圧配置の関係性はまだわからないけれど、もうあの痛みがこないことを祈る。