月と歩いた。

月の満ち欠けのように、毎日ぼちぼちと歩く私。
明日はもう少し、先へ。

フレンズ

2012-05-01 | 生活
書きたいこと山積みなので、今日はこれからいっぱいブログを書こうと思う。
GWで暇な方は、どうぞ暇つぶしに!(笑)

4月後半はいろんな友達と会った。

私が「飲み友達がいない」と嘆いていたら、優しいあやが自分の仕事の後にわざわざ時間をとってくれた。
19日、一緒に行ったのは、福島にある「パーラー184」。「184」は「イワシ」のことで、鰯料理がいろいろとあるイタリアンバル。
ここは、私の行っている美容院の担当の美容師さんがおすすめしてくれたお店。なんでも店長さんがお友達だとか。

行ってみると、こじんまりとはしているけれど、外から見ても思わず立ち止まって中を覗きたくなるような、楽しい雰囲気。
にぎやかで、活気溢れていて、いいオーラが充満していて、たぶん通りすがりでも入ってみようかなと思っただろう。
鰯料理ばかりなのかと思ったら、「鰯料理もありますよ」という程度。普通のバルメニューのような感じだ。

絶対これは食べたいと思っていた前菜盛り合わせ(2人前1400円)


ボリュームがあるので、この1皿で前半はOKという感じ。
他にもオイルサーディン、オムレツ、かつおのたたきのサラダなど、何品か注文したが、どれも美味しくて満足した。

ワインは国産に力を入れているが、赤白共に充実。ビールのあと、赤のボトルを1本あけて、デキャンタで白ワインを飲んで、お会計は一人5000円程度。コスパいい~

あやとはよく会うが、ほとんどが夫と一緒かふみこと3人なので、二人で飲みに行くというのは珍しいこと。
おいしい料理とワイン、居心地の良い空間で、おしゃべりも弾んだ。

この日思ったのは、「言葉が通じる人っていいな」ということ。
もちろん、日本語とか関西弁とかいう意味ではない。こちらがどんなにつたないしゃべり方をしようと、感情的になろうと、私の発する「言葉」でちゃんと「私の言いたいこと」を瞬時に理解してくれる。
それは、もちろん彼女が聡明で言葉を理解する能力に人一倍たけているということもあるけれど、そういうことを超えて、「言葉が通じている!」と感じさせられる場面が多々あった。そのたびに嬉しさと充実感で胸がいっぱいになった。
「理解してもらえる」(それも何の苦労もなく)というのは、なんて素晴らしいことなんだろう

いい夜だった。

23日は、中野と二条椿へ。
昨年行った中で一番お気に入りになったお店だ。
料理、お酒、店内の雰囲気、スタッフ、流れている音楽まで、すべてが私好み。

中野と今年会ったのは初めて。年末以来。
3月までの極貧と忙しさとで、今年はまだ一度も会っていない友達が何人かいるが、やっぱり友達には定期的に会いたくなる。

いつも通り、中野はクールビューティー(?)だった。彼女とももう四半世紀の付き合いになるが、まだ一度たりとも彼女が「慌てている」とか「感情的になっている」という姿を見たことがない。
だいたい私が一人で7割くらいしゃべっていて、それも一人であーだこーだと盛り上がっていて、それを中野は楽しそうに見たり、「そう?私はこうだけど」みたいな返しをしたりで時間が過ぎていく。

人間付き合いの難しさ、のような話を私がしたときも、私はただただ、「あーで、こーで、だから私はこうなって!」と一人で息巻いているのだが、いつも冷静。冷静だけど、優しい。優しいけれど、熱い。
人というのは、心の熱さと、それをどれくらい表に出すのかは違うことなんだな、と中野を見ているといつも思う。
クールだけど、それは「情が薄い」ということとはまったく違うのだ。

同い年だけど、いつも「大人や!これが大人やん!」と私が思う人の一人。

私がフリフリやリボンタイのブラウスが好きという話をしたら、「私は無理やわ。シンプルじゃないと」と言われた。
確かに、フリフリを着ている中野は想像できない・・・。
私も最近、もういい年なんやからアホみたいな格好はやめようと、できるだけシンプルに、大人っぽい服を選ぶようにしているが、心の底ではフリフリを着たくて仕方がないわけで・・・。
ウイスキー飲んでシガー吸っても、心はフリフリ(笑)

そうそう、二条椿はというと、相変わらずよかった。
12月以来だったけれど、覚えてもらえていたのも嬉しかった。

いろいろ美味しかったけど、この太刀魚と筍の焼き物が絶品。(写真はピンボケ・・・この店、暗いのよ)


あとは、最後の「酒のアテ盛り合わせ」。
こういうのがたまらん。
好き好き!いつまでもこれで酒を飲んでいたい


二条椿の後は、サントリーのハイボールバーに行って、1杯ずつ飲んで帰った。
いつも中野と別れた後、「あー、今日も私ばっかりしゃべりすぎたかな・・・」と思う。なーんか、自分が一人ではしゃいでる子供みたいな気分になるのよね・・・
でも、中野はそんな私のことを微笑ましく見てくれているはず・・・(そうであってほしい)
おばあさんになっても付き合いたい親友の一人。

26日は、ひのきの時に一緒に長年講師をやっていた、通称「さみ」と久しぶりに二人でゴハン。
私の梅田界隈ワインバル開拓はまだ続いていて、行ったことのない北新地のバルへ。新地でも金額はお手軽。
ワインはよかったが、料理がいまひとつだったので、店名は伏せておこう。スタッフも良かったし、決して悪いお店ではなかったので。自分のブログで料理評論家気取りで悪評を書く趣味はない。(でも、あまりいいことも書けないので)

普段は混んでいるらしいのだが、この日はガラガラで、おかげで6時~11時半まで5時間半も居座り、非常に有意義な時間を過ごせた。
本当にいろんな話ができた。
塾の話(別に昔話ではなくて)や、講師の話、それぞれの近況、家のこと、子供のこと、仕事のこと・・・。

彼女は私よりも4歳年下なのだけど、昔から本当にデキる人で。
それは、頭がいいとかそういうことではなく(もちろん頭もいいけれど!)、「人」として私の憧れだった。
今でもそれは変わらないし、死ぬまで追いつけないとは思うけれど、もし思い上がりであったとしても、ようやくこの年になって彼女と対等にしゃべれるようになったなぁと思った。自分の生き方や考え方を彼女に披露しても恥ずかしいと思わなくなった。
もしそう言ったら、ちょっと困ったような顔で笑いながら「もうー、なんなんですか、それ~」という姿が思い浮かぶけれど、でも、私にとってはそうだったのだ。
「対等にしゃべれる」という表現が合っているのかはわからないけれど、もう彼女に対して自分は何も恥ずかしいところがなくなった。そういう安心感。
たとえまだ人として足りなくて劣っていたとしても、やましい気持ちや劣等感などもたず、ちゃんと顔を上げて、「一生懸命、誠実に生きています」と言えるということ。
そんなレベルの低い話なんだけど、それこそ私が24歳のときからの付き合いだから、もうむっちゃくちゃな時もそばで見ているわけで。
こんな私とよくもまあ、16年も嫌がらずに付き合ってくれたと、本当に心から感謝しているのだ。

この日は本当にいろんな話ができてよかった。単純に楽しかった
あっという間の5時間半。
彼女は聞き上手なので、いつも私のおしゃべりが炸裂する。以前、うちで10時間くらいしゃべったことがあったが、その時はさすがに二人とも目がしょぼしょぼしたなぁなんて、そんなことを帰り道に思い出して笑った。

27日は、ゆうちゃんの家へ。
5月に高校の同窓祭があり、その模擬店を毎年出している。今年で3回目となる。主役はもちろん、いわさきっちのお菓子。
この日はその打合せと、試食。それに、ケーキを入れるビニールにシールを貼る作業だった。

新作の試食


白いホワイトチョコを使ったブラウニーはもう絶品で!
これは売る前に買わなければと思っている(笑)
ミルクチョコのブラウニーもおいしい。オレンジピールが効いている。「ミルクチョコ」と思って食べると意外な感じはするが、最初から「オレンジピール風味」と聞かされていれば、これはこれでめちゃくちゃ旨い。

バスク・オ・ノワというローストアーモンドのキャラメルクリームを焼きこんだケーキ。ざっくりとした食感が特徴。
二重の美味しさ、というのか、生地のざっくり感とキャラメルクリームのほろ苦い甘さとを味わえる。
以前にも食べさせてもらったことがあるけれど、食べ応えのあるお菓子だ。コーヒーに合わせると、よりたまらん。

抹茶のケーキも美味しい。美味しいけれど、私は「抹茶のお菓子」自体が苦手で普段食べないので、比較対象がない。
ただ、見た目の美しさに思わず手を伸ばして食べること、食べて美味しいと思うことだけでも、すでに世の中の抹茶お菓子より数段上をいっているのだが・・・、それでも一般的な反応ができないのだけが申し訳なかった。
もし、自分が好きなタイプのお菓子が美味しくなければ、それはいわさきっちの腕の話だから、逆に「申し訳ない」とは思わないのだけれど、最初から「抹茶」という素材がNGなので。
そして、私の微妙な反応を見て、多少凹んでいたので・・・

私は10歳から15年ほど茶道をやってきて、抹茶というのは甘いお菓子を食べた後に飲むものという感覚が刷り込まれている。
抹茶を飲むことで口の中の甘さが緩和されてさっぱりするのだ。
あの感覚が大好きで。
だから、抹茶の味自体に甘さがついているということと、固形物であるということがダメなんだと思う。

だけど、こういう人は稀で、世の中の人は非常に抹茶のお菓子が好きだ。
色もグリーンできれいだし、今回の販売ラインナップに入れたのは大正解だと思う。私は好みが先行してしまってきちんとした評価ができなかったが、ゆうちゃんの反応から見るとかなりレベルが高い。めっちゃ興奮していたので、もう完成形なのだと思う。抹茶のお菓子好きの人からは好評を得られると確信した

他にも定番なのにクッキーの試食もあり、なんだかお得な気分に
私は大げさでなく、ひいき目でもなく、いわさきっちの作るメープルクッキーがこの世の中のクッキーで一番好きなのだ。

試食の後は、シール貼りを手伝った。
過去2年はいわさきっちが一人でやっていたのだが、今年は手伝えてよかった。かなり大変な作業だ。
まあ、私は手の震えと老眼のため、シールをはがすのに時間がかかり、あまり戦力にならなかったが・・・

何にもできないけれど、ちょっとでも手伝えて、ちょっとでもたくさんの人に美味しいお菓子を食べてもらえたら・・・と思う。
それに、実は別にいわさきっちのためということでなく、毎年このイベントは自分自身の楽しみでもあるのだ。
昔から物を売るのは大好きだし、楽しい。今年も全部売り切るぞー!と気合が入った。

・・・そんな感じで友達に会って楽しく過ごした日々。

自分はいろいろと足りない人間ではあるけれど、いつも優しく接してくれて、話を聞いてちゃんと言葉を返してくれる友達がたくさんいるということは本当に幸せなことだと思う。
「いる」というのはおこがましい。「いてくれる」という感じ。
自分が必死に繋ぎとめておこうとマメに連絡をとって、あきれられないように必死に成長しようと頑張らないと、誰からも見捨てられるような気がしていつも怖い。
そんなことを言うと、「は?」と思われるかもしれないけれど、それが真実かどうかはどうでもいいんだと思う。
私自身にそういう思いがあるから、私はちょっとでも良くなりたいと努力ができるし、友達のマネをして少しでも成長できるから。
ただ、時々淋しい気持ちになることはあるけれど。
でもそういう気持ちをもつこと自体が、まだまだなんだろうな・・・

ほんま、こういう自分はくだらない。もっと精進せねば!!
私のそばにいてくれるひとたちへ、感謝の気持ちをもって。
いつもありがとう

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2 コメント

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Unknown (床床。)
2012-05-02 09:57:27
言葉が通じる友達や、冷静と情熱の間のクールビューティや、聡明な友達や、追究し続ける友達や…
かおりさんの周りのご友人たちが限りなくステキなのは、かおりさんのあったかいハートや魅力の賜物だと思います。

言葉を理解できて、聡明で、クールビューティになれるようにがんばります(笑)

抹茶が甘いというたいていの女子が大好きなスイーツ、わたしもNG。
抹茶は飲むもんだと思っているからです(笑)
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十分 (かおり)
2012-05-02 10:42:01
床床。さんは、私にとって「気持ちの良い人」なので、今のままで十分です。
他の友達とは違う魅力があります。

抹茶スイーツが苦手なの珍しいね。(人のこと言えないが)
でも、私の友達が作る抹茶ケーキなら食べられると思うよ!(笑)
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