鴨着く島

大隅の風土と歴史を紹介していきます

厳しい霜(2024.01.17)

2024-01-17 14:50:22 | 日記

今年の正月は近年稀にみる霜降り月だ。

青菜に塩ならぬ「菜花に霜」。菜園も真っ白。

元旦早々から始まって2日、5日、・・・そして昨日今日とで併せて8回も霜が降った。ほぼ2日に一回の割合だ。

こんな正月はほとんど記憶にない。せいぜい多くて3日に一回というところだったはず。

ただ霜の降るような寒い朝は日中はおおむね快晴であることが多く、気温は15℃くらいにまで上がるから庭に出て作業するのにちょうどよい。外出も楽である。

それにしても・・・、年末、年始と人気歌手の死が続く。

寒さとは関係ないと思うが、12月30日にはあの八代亜紀が膠原病とかで73歳で急死したのには驚かされた。独特のハスキーボイスは一世を風靡した。73歳は昭和25年生まれで自分とほぼ同世代。

明けて元旦には冠二郎が亡くなった。79歳とは思えない若作りだ。この人は6年くらい前に鹿屋市のハンセン病施設星塚敬愛園で毎年夏に行われる夏祭りにゲスト出演したことがあり、楽しませてもらった。元気な歌いっぷりが記憶に残っている。

また昨日は小金沢昇司が亡くなったと報道された。北島三郎一門の出で、「ありがとう、感謝」「昭和の花」「青春の忘れ物」などは自分も含めてよく唄われていた。まだ65歳と惜しまれる若さだ。

去年は10月にアリスの谷村新司が亡くなり、11月には「愛は勝つ」でおなじみだったカンが61歳というこれも早過ぎる死だ。

その他、同じ11月に亡くなった大橋純子、73歳。もっと前の3月には作曲家の坂本龍一が71歳で逝去。

音楽関係の著名人がたくさん亡くなった令和5年。

特に寂しいのは団塊世代の歌手、シンガーソングライターの歌が巷で聞こえなくなって久しいことだ。

せいぜいカラオケボックスやカラオケスタジオで昔を偲んで唄う他ない。

小田純平の歌に『花の遺言』という曲があり、

「すべてが移ろうこの地球(ほし)で、あなたはいったい何を残したの。愛する人たち、花のように何も語らず消えたけど、あなたの笑顔は永遠(とわ)に消えない。心に枯れない花が咲いている」

というフレーズがあるが、まさに亡くなった人たちへのレクイエム。特に若くして亡くなった人たちへの鎮魂歌。自分がらみだと32歳で亡くなった弟へ・・・、合掌。