鴨着く島

大隅の風土と歴史を紹介していきます

聖火リレー(鹿屋)

2021-04-28 08:29:37 | おおすみの風景
3月25日に福島を出発した聖火リレーは17府県を経て、約一か月後に鹿児島にやって来た。

27日の朝、大隅半島の海の玄関口、志布志市の観光船用の埠頭で出発式が行われ、塩田県知事の挨拶のあと、第一走者が出発宣言し、走り始めた。第一走者は乳がんを克服した女性だった。

志布志市内を走り終え、場所は鹿屋に移った(ワープした)。

ちょうどこの日は中心街にあるプラッセダイワというスーパーに立ち寄り、それから行き付けの資材店に行って「防腐剤注入の5分板」を5枚ほど買いに行く予定だった。

時計が10時を回ったので出かけたのだが、中心街の目抜き通りは通行止めになっていた。沿って走るどころか横断も禁止であった。

沿道に立つ多くの交通誘導員や警察官を見て、「ああ、そうか、聖火リレーが通ると言っていたが、この時間帯だったのか」と、横断をあきらめて近くの駐車場に車を入れ、歩いて目抜き通りまで行ってみた。

そこは最初に行くはずだったプラッセダイワ(地元では単にプラッセということが多い)の真ん前で、近くの県立鹿屋高校生など制服姿の高校生が多数並んで待っていた。

男子高校生の一人に、授業の代わりに応援に来たのか、応援では声を出してはいけないんだろう、などと話してみたが、本来なら大声援と、ひょっとしたらブラスバンドなんかも出て大盛り上がりなはずだ。

代わりに驚いたのがスポンサー企業の大型バス仕様の宣伝カーだ。日本生命とNTTそれからもう一社あったと思うが、カラフルな車体に絵や模様が施され、まるで遊園地の乗り物のようだった。

10分ほどして、いよいよ聖火ランナーの登場である。


走者は女性だった。どんな謂れのある人かは知らないが、おそらく地元の人だろう。プラッセダイワ側に応援者が多いようだ。盛んに手を振りつつ、お愛想を振りまきつつ、こういう見せ場の多い走者は女性の方が映える。

この後、5分ほどして交通規制解除となったので、再び車に乗り込んでプラッセダイワで用事を済ませ、その足で車で5分ほどの所にある資材店「きたやま」まで行った。

防腐剤を注入してある板や柱を扱っているのはここだけで、家の外側に造り回したウッドデッキや縁側など、雨に濡れる物はこれまですべて注入材で造って来た。

今度購入した5分板は、愛犬ウメのウッドデッキ下の住まいの補強に使用するためのもの。補強というより風が通り抜けないように壁を打ち付けるのである。

どうしても小屋に入ろうとしない犬なのだが、何せ平成23年生まれの御年満10歳の、もう高齢犬の部類なのだ。最近東側に鎮座して風除けにもなっていたプラスチック製の犬小屋をどけたので、お住まいに風がスース―抜けるようになった。

もう春なので寒さはさほどないから老犬でもしのげると思ったのだが、しかしこれでは台風シーズンには大変なことになるに違いない。

ずぶ濡れの猫ほどではないが、犬もずぶ濡れになると哀れなくらい貧相になる。そんな姿は見たくないと早目に壁を作ろうというわけである。

昨日は西側の壁を作り終えたので今日は東側と思っていたが、あいにくの雨で作業は明日以降に順延となった。</span>