鴨着く島

大隅の風土と歴史を紹介していきます

大隅にクラスタ―感染が飛び火

2020-07-04 11:08:05 | おおすみの風景
ついに出てしまった。

大隅地区は、2月に初めて日本で新型コロナ感染者が出て以来、岩手県(及び都城市域)とともに、長らく無感染を保持してきたのだが、一昨日、当地区でも鹿児島市内で発生したクラスター感染の濃厚接触による感染者が出現した。

それも、今日現在で5名も・・・。

クラスタ―の発生源はショーパブでは有名という店で、大隅から客として行った5名にPCR検査で陽性が判明した。それも6月27日の土曜日に出かけているらしい。

この店は緊急事態宣言が解除になった5月22日には店を開けていたのだが、その後ほぼ1ヶ月、誰も感染者が出ていないということで、6月19日以降に県境をまたぐもよし、の開放感が客足を呼び、また店の方も3密回避の徹底が足りなかったのだろう。

そして今日になってこの店からの感染者がただならぬ数になったと報道された。何と客だけで新たに28名の感染が分かり、その前に感染していた店の従業員8名と別のルートで感染が分かった2名を加え、同じ店から38名の感染者が出た勘定になる。

これはもう、2月の早い段階でクラスタ―感染があったと分かった、例のあの大阪の2軒のライブハウスによる感染者数に匹敵する大きさである。

鹿児島市は店の名前を公表し、その店に6月13日から27日までに客として(又はショーの出演者として)入店した人々に呼びかけたところ、130件もの問い合わせがあったというから、感染者は間違いなくもっと増えるに違いない。

鹿児島の繁華街ではまだ多くのこういったショーパブやガールズバー、ナイトクラブなど濃厚接触を伴う店は多いだろうから、別の店のルートからの感染がこれから判明していくのではないか。

大隅地区でそのような形態の店は聞いたことがないが、ただ知らないだけなのかもしれない。

いずれにしても無感染地区で感染者が出たことで、唄を歌えるカラオケ装置のある店は営業自粛に動かざるを得ないだろう。感染者を一人でも出したら、営業停止はないにしても風評で客は来なくなるからだ。

カラオケ愛好者としては、何とも切ない時期に入ったナ。