鴨着く島

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令和2年大相撲7月場所

2020-07-27 19:32:21 | 日記
大相撲7月場所が東京の国技館で行われている。

今日7月27日は九日目、本来なら7月6日からの2週間、場所も名古屋で開催されるはずだった。

正月場所は当たり前に国技館で行われたが、3月場所(大阪場所)は大阪で開催されたものの、「無観客」という前例のない興行だった。

続く5月場所は東京国技館で行われるはずだったが、新型コロナの「非常事態宣言」の期間が終わったばかりだったので中止になった。(※大相撲が中止になったのはかなり前になるが、「八百長相撲」が発覚した年に一度あったので初めてではない。)

この7月場所は名古屋から東京国技館に場所を移しているのだが、無観客ではなく「升席にひとり」という三密を避けるやり方で行われている。(6時過ぎに終了後はいつも通り「弓取式」があった。後ろに見える升席はガラガラである。)

取り口を見ていると、仕切りの「制限時間3分」を中止し、「仕切りは二回だけ」というルールになっている。これも力士同士の「密」を避けるための苦肉の策に違いない。

力士関連では7名の感染者を出しているので、日本大相撲協会も冷や冷やものだろう。

9月(秋)場所はいつもの通り両国国技館で行われる予定だが、11月場所は福岡でなくこれも国技館での開催となっている。

東京は三密なのに余計に密々しくならないかと心配になるが、地方で行えば力士をはじめ多数の関係者がウイルスを向こうで撒き散らすとも限らない――という配慮なのだろう。

地方場所を楽しみにしているファンにとってはちょっと残念な「配慮」だ。