鳩ぽっぽダイアリー

鎌倉→北千住→千葉県在住。
いけばな(小原流:休止中、花朋の會:2018年4月~)。日々のできごとなど・・・

2008年小原流東京支部花展

2008-10-09 23:17:59 | 花展
今日から14日まで開催される花展に行ってきました。
初日ということもあって、会場の銀座松坂屋前に
多数の女性陣がオープンを待っておられました。
(全員関係者っぽい。外国人観光客が不思議そうに眺めていました。)

今回私がこれは!と思ったのは
意外にも造形作品。
(実は、これまでどちらかと言えば「やっぱ花だろ(いわゆるいけばな)」
と思ってました)

それも1つや2つじゃない。
ほんとに気に入ったものだけ撮ってきたのですが、
それでもこんなにあります。

(もちろん造形以外にも見事な作品がたくさんありました。
写真がいっぱいなので別の日にご紹介したいと思います。)


たんぽぽの綿毛です。
どうやって固めてあるんだろ?









真ん中の窪みを覗くと・・・



はりねずみ君が居ました!



庭花先生の作品です。
枝が軽やかに見えます。
照明の影が周りに映って、広がりも感じられます。
細い枝に鳥の羽毛が絡んで、
鳥の巣のようにも見えます。



一番好きな作品。
題名は「棚田」。
ナルホド!です。
大きさは1.5m四方程度かな?
段々になった曲線と盛上がりが見事で、木の質感、
水を感じさせるわずかな水色の色彩。
真ん中の木があることで
宇宙(地球)感がしてきました。
いろんな角度から写真を撮ったのですが
いろんな表情が現れてとてもおもしろいです。

第50回 鎌倉薪能

2008-10-09 00:41:03 | 鎌倉の催し
今日(10/8)と明日、鎌倉宮で第50回鎌倉薪能が開催されます。
去年はチケットをとっていたものの、
天候不順で中止。
今日も横浜などは3時過ぎまで雨で
ひやひやしましたが、無事開催されました。

開演の17時はまだ少し明るいですが
段々と暗くなっていきます。
鎌倉宮の周りは大きな木がたくさんあって
深い森の様相。
虫の声が響き、金木犀の香りが漂う中、
薪に火が入れられます。

能は学生の頃、国立能楽堂で見たことがありますが
今回違ったのは神事が執り行われたこと。
私達も頭を下げ、祈りを奉げます。
それから弁慶のような格好の僧兵(衆徒)が複数現れ、
(説明によると「だれにも邪魔されない」ように。
警護、薪能を仕切る役目です。)
法螺貝が吹かれました。
(これがちとへたっぴで笑いがこみ上げてしまいました。。)

演目は、
●素謡「翁」:金春流(こんぱるりゅうと読みます)
●能「羽衣」:観世流
●大蔵流狂言「地蔵舞」
●能「土蜘」:金春流

地蔵舞と土蜘が特に楽しかったです。
狂言はほんとに楽しいです。
言ってることもほぼ分かりますし、
おもしろおかしいやりとりで観客から笑い声が上がります。
(これから見る人のために詳しくは言いませんが)

ところで「翁」。
過去50回の中で4回を除いたすべてで演じられています。
これには意味があるそうです。
ぜんぶ言ってしまうとおもしろくないので
見た人だけのお楽しみにしましょう。

今回第50回ということですが、
第1回はなんと昭和34年!!
そこから毎年行われています。
(今は有料ですが、以前は無料だったそう)
記念すべき50回目で、しかも今年は
鎌倉宮の御祭神の護良親王御生誕700年。
第1回と同じ演目(羽衣)も組み込まれた記念講演です。

演目は写真禁止なので、休憩時間に舞台をパチリ。
最後の写真は雰囲気だけ伝えたかったので
パンフレットの写真をお借りしました。

かなり冷え込みますので、あったかい格好が良いです。
甘酒やお弁当など売ってます。






秋の草花を生けてみた

2008-10-05 17:07:48 | いけばな


実家の近所で薄を探してきました。
子供の頃はあちこちの空き地や野原にあったけど、
今はなかなかないデス。
困るな~。
気軽に草花を採取できる野原くらい用意しておいてくれないと。
子供の教育にもなるんだしね。

薄(いけばなでは尾花とも言います)・
大犬蓼(おおいぬたで)・
河原撫子・シダ。
それと、背高泡立草に似たやつ(何でしょ?)。

今月の『挿花』に載ってた秋の多種挿しを参考に
やってみました。

やっぱり薄は良いね~。
だんご供えたくなります。



竹の花入れに余った2本と、菊っぽい庭に咲いてた花を入れてみましたが、
これだけでもちょっと絵になるような。

楽しかったです。


10月に入ると、きっちり時期を狙ったかのように
金木犀が香りだします。
澄んだ少し冷たい空気によく合うにおい。



「カナリアナス」。学名:Solanum mammosum

フォックスフェイス、ツノナスなどとも呼ばれます。
父があちこちに種まいたので、今そこここに生えてます。
そのうちいけばなで使わせていただこう。



春先に植えたかきつばた。
よく見たら株が増えてるような?
購入元のQ&Aによると、
鉢が混んでなければ株分けしなくても良いと。
通常は花後6月までに実施するそう。
時期はずれに無理すると、痛めちゃうしね。
見送ります。
(来年は咲いておくれ!)





椿の蕾。
木はまだちっちゃいのに、がんばってるねぇ。
今年6種類購入して、いずれも蕾が付いてます♪
椿は大好きなので楽しみです。
心配された毛虫もつかなかったし。

黒侘助は蕾の頃から色素が濃い。



水仙ももういっぱい出てきてます!
早いなぁ。



今回使った河原撫子は最近仲間入り。
すっごくかわいらしくてお気に入り。

自分の山があったらいろんな植物を植えるのが
夢です。

楓もほしいんだけど、ものすごい種類があるんですね!
大きくなるので親に即反対されましたけど。。
盆栽仕立てとかならいけるんじゃないかなぁ。



稽古(ひらくかたち)

2008-10-05 01:26:51 | いけばな


夕暮れ時の鎌倉駅(東口)。

鎌倉駅の外観はとても好きです。
毎日毎日、ここを通って生活しています。




今月の研究会のお稽古です。

額紫陽花(3本)とダリア(2本)。
花意匠。
花器はプリンセスの指定です。

さっき気が付いたんだけど・・・
ダリアが1本、2本、3本。。
3本???
アララ・・

2本だと、「ひらくかたち」はちょっとさびしいかなぁ。

今月は旅行もあって
研究会まであと1回のお稽古。
なんのかたちでいこう?

今日来た花材の額紫陽花は、
いけばなの作例で見るのとは違って
大きい葉っぱがいっぱい付いてた。
本番のはこんな感じじゃないかも。

久々の「ひらくかたち」で、
ルールを思い出せず、教本を見ました。
主枝の長さは任意、と。(そんなところからか・・)

額紫陽花。
学名:Hydrangea macrophylla form. normalis
Hydrangea=水の容器

抹茶。そしてキャラ

2008-10-02 23:18:51 | 今日のひとコマ


今日のように会社を定時頃出ると、
残業で遅いイメージがあるらしく、
すれ違う他の部の人に「今日は早いね!」と言われます。
(確かに遅いときは遅いけど、早い日も結構あるんだけどなぁ・・)

横浜のそごうへ。
ほしかった本と、抹茶を買いに。

抹茶は「京はやしや」(抹茶や抹茶菓子)で購入。

店員さんに色々聞いたりして、どの抹茶を買うか決定。
そしたら、もうすぐ期限が切れちゃうものだけど
良かったらいかがですか?と抹茶豆乳プリンをいただきました(2個も!感激~)。

今日は朝の電車で変なことがあったので、これで帳消しにしよっ。
(私の後ろに縞々のおっさんがぴったりくっついてきてたらしい。
おばちゃんが私をじーっつと見ててついに話しかけてきたので
あやしい人かと思ったらそのことを教えてくれたのでした。
(おばちゃんが変質者かと思っちゃった。ゴメンね~)
遅刻しそうだったのでコンタクト入れずに出たんで気が付かなかったけど、
最近変な人が多いから気をつけなきゃなぁ・・)




今日の駅生けは、古流のいけばな。
キャラ一種。

「きゃら」って、「伽羅木(きゃらぼく)」です。
イチイ科、イチイ属。
学名:Taxus cuspidata Sieb. et Zucc. var. nana Hort. ex Rehd.

いい匂いのする香木のキャラに、キャラボクの材が似てるので
こういう名前になったとか。
イチイとそっくりだけど、違いは「葉がらせん状に不規則に付き、
イチイのように2列に並ばない」ですって。
うちに良く似た低めの丸く整えられたやつが昔いたけど、
あれはどっちだったのか・・?
実がぷにっとした赤い丸いのでかわいかったなぁ。

こういう生け方は小原流にはないのですが、
1本の木のようになっておもしろいです。
(ちょっとクリスマスツリーを思い出した。。)
気持ちがしゃんとするような感じがします。

ワラタ

2008-10-01 22:06:24 | いけばな


「ワラタ」って駅のいけばなの花材メモに書いてあったんですが、
「??」。

調べてみたら、真ん中の赤いのが「ワラタ」。
赤いプロテアの種類なんですね。
(和名っぽい響きですね)

オーストラリア原産の常緑低木。
学名:Telopea speciosissima

ほんとに花っていろんな形があるもんだと思います。




こちらは純和風。

四角い角張った花器と
枝の直線的なラインが緊張感を醸しつつ、
つるうめもどきの実や花が彩りを添えています。