鳩ぽっぽダイアリー

鎌倉→北千住→千葉県在住。
いけばな(小原流:休止中、花朋の會:2018年4月~)。日々のできごとなど・・・

自作

2007-10-17 01:28:40 | いけばな
いけばな、自分で花材を花屋さんで選んで
生けてみたくなりますね。

で、ギバコデマリ(黄みをおびた明るい緑の葉と幹および先端の葉が赤い)
鶏頭、ワックスフラワー(花がオレンジ!白は稽古で使ったことある)
を購入。
花型は花意匠「ならぶかたち」にしようと思ったんですが、
家に帰ってから器も剣山も1つずつしか持ってないことに気がつきました・・・

仕方なく?盛花直立型っぽい感じにしてみましたが・・・

ワックスフラワー、ぜんぶ使ってしまいたくなり、
テープで幾つか束ねながらこんなにこんもり使ってしまいました。
やりすぎ?
基本もくそもない感じになってしまいましたが、
部屋に花があるとうきうきします。
だから、ま、いいか。



カーリー

2007-10-16 12:17:28 | いけばな
カーリーって、華道家の假屋崎省吾さんです。
いけばな以外の面でも有名で、最近建てた豪邸の件ではその金額やこだわりで注目されてました。

カーリーはいけばなの流派では草月流。
写真がすごくきれいで「花筺」、「花暦」といういけばな作品の写真集を持ってます。
その作品を見た感想は、とにかく絢爛豪華で、植物の色・形・位置がこれはここしかありえないと思うような
細かさというか完璧さを感じさせられました。
きっと、あの豪邸へのこだわりと共通するものがあるんだろうなぁ。

和テイストの作品もあって、わびさびという雰囲気よりは、豪華な屏風のような感じかな。
大きくうねった松のような素材や孟宗竹を使った男性的な作品もあって、
カーリーもやっぱりおっさんだもんね、と妙に感心してみたり。
あと、おもしろいのは器かな。
形や色が変わったものが多くて、へぇ~こんな器にこんな植物を合わせるとこんな風になるのか~とか。
結構興味があるので、今度開催予定の展示会?に行こうかなと思ってます。
(2007年10月27日~11月11日。目黒雅叙園)

いけばなを始めてからになりますが、花展に行くようになりました。
見たのは池坊、草月、山村御流。
今月末、ようやく自分の流派小原流の展示を見られる予定。

この中でもっとも衝撃的だったのは山村御流。
たまたま旅行中に通りかかった京都の高島屋でやってたのですが、
どの作品も華美とは対極の、地味な器に花数も抑えて品があり、野に普通に存在するような花や草を合わせています。
で、衝撃だったのは家元の作品。
私のこぶしほどの大きさの小さな器に、小さな花をつけた草花を3種、ほんのちょっとちょこんとさされた作品。
他の作品と比べても極端なまでに小さく、ひっそりした作品に、「いいの!?これで???」と超興奮。
ぜひ写真におさめたかったのですが、山村御流はそういうところうるさいらしく、写真は禁止。
一生懸命絵に写している方が数名いらっしゃいました。

写真は草月流の展示会のものです。
こういう風にフロアを大きく使って作成する作品の展示会もあります。
水辺の景色のようですが、花がひまわりというところが
現実を離れた感じで気に入りました。

手ぬぐいを買おう!

2007-10-15 23:09:15 | 鎌倉散策
去年あたり、若宮大路沿いに「nugoo」という手ぬぐいを扱うお店ができました。
秋らしい柄があったので、1枚購入。
これで5枚目になりました。

手ぬぐいは丈夫で乾きやすくてかさばらないので重宝しますし、
いろんな柄があって何枚でもほしくなってしまいます。
友人が泊まりに来たとき用に買っておいて、
そのまま帰りにおみやげにしちゃおうかな。
ナイスアイディア~

洗うときは色ものは色落ちするので、洗濯機では洗ってません。
ハンドソープとか石鹸でささっと洗って干します。
少しほつれやしわができますけど、よくのばして干せば気にならない程度だし、
風合いも出てくるそうで、使うのが楽しいです。

今回買ったのは右から2番目。
鎌倉に遊びに来たら覗いてみてください。

いけばな傾斜型

2007-10-14 14:01:18 | いけばな
昨日は稽古の日。

前回に続いて盛花傾斜型です。
花材はユーカリ、ばら、レースフラワー。

ユーカリはまんべんなく葉や枝がついているので幹の線の美しさやおもしろさを出すために一部取ってしまいます。また、傾斜している主枝の枝はまっすぐだったのですが、傾斜するときは曲線を演出したいので少し「ため」ます(ゆっくり力をかけて癖付けする)。
本来上へまっすぐなものをこのように傾斜するとき、先端を軽くにぎって癖付けし、上に伸びるように見せると、自然な雰囲気になります。
この「自然さ」は非常に重要です。

傾斜型はちょっと難しく感じます。
中間枝の位置がまだよくつかめなくて。

いけばなでは役枝という概念があって
主枝は傾斜型の場合、写真の一番左のユーカリです。
枝や花が一番立派なものを使います。
客枝は一番右のばらです。
客枝は主枝がメインなので主をひきたてるような役割。
中間枝は役枝の間で、役枝ほど明確なルールはなく挿し手のセンスが生かされるところ。

今回の花材は色合いがやわらかいものばかりでかわいらしい雰囲気に。
ばらの色が変わるとまた雰囲気も違うかもしれない。

いけばなを始めてからテレビのスタジオにあるいけばな(フラワーアレンジメントかも)に目がいくようになりました。
花屋や散歩中に見かける花なども。

同じ素材でも、花には1本1本個性があるので、
それをどう生かすか考えます。
同じ素材で同じ型に生けようとしても、
決してまったく同じにはならない、
だから毎回新鮮でチャレンジング。

いけばなは奇数を基本としたり、同じ動作は繰り返さないというのがあります。
それと、花で空間をぎっしり埋めるのではなく、むしろ空間を作って植物に動きを与えているような気がします。
いけあがったとたんに、すべての植物が生き生きとして見える瞬間がとても好きです。オーラというか存在感も感じます。
植物は自然の素材で、それを人の手でいけばなに構成するわけですが、人が自然な風景を美しいと思うその感覚を、小さな器の上に自由に再現し、楽しめるとしたらそれはおもしろいでしょうね。
おもしろいでしょうねって仮定形なのは、やろうとおもっても、結構難しいんです。
それがいつかできるようにお稽古がんばろう!

鶴岡八幡宮

2007-10-14 03:15:01 | 鎌倉の寺社
今日は暑くも寒くもないお散歩日和でした。

夕方になってしまったけど、ぶらぶらと海蔵寺から八幡宮まで行ってきました。
八幡宮の本宮へは大石段という階段を上りますが、その手前に舞殿(写真)があって、
ここでかつて静御前が舞いました。
既に弟の義経と決別していた頼朝は静御前が義経を慕う内容の舞を舞ったことに怒りましたが、妻の政子が「自分も昔あなた(頼朝)がいなくて(確か流刑かなんかで)さみしい思いをした」と、かばったらしいですね。

今は神事に使われたり、神前結婚式が行なわれています。
10月は結婚式が多いのでしょうね。
もう夕暮れだというのに、式をやってました(写真は終わった後)。
観光客も足を止めて見学してましたね。


お気に入りの寺社No2(円覚寺)

2007-10-11 12:20:54 | 鎌倉の寺社
お気に入りの寺社No2は北鎌倉駅そばの「円覚寺」です。
円覚寺は1282年の創建、臨済宗のお寺で鎌倉五山の第2位です。

鎌倉では建長寺と共に大きなお寺(敷地も広く、建物もいっぱい)です。
海蔵寺に比べるとだいぶ雰囲気は違います。
大きな木もいっぱいで凛とした雰囲気がただよってます。
「弁天堂」は階段が急で登るのが結構大変ですが、
高台にあり、お茶やお菓子がいただけます。
眼下に線路の反対側にある東慶寺などが見渡せ、春は山桜が広がります。
意外なのんびりスポットは、「居士林」の裏を登ったとこにある「龍隠庵」です。
座るとこもあって、下に仏殿などを見下ろせます。

円覚寺のMy重要ポイントは「坐禅」です。
他のお寺でも一般参加可能な座禅会が催されていますが、
円覚寺の暁天坐禅会(朝5:30集合。冬は6:00。遅刻厳禁。初心者可)
は一番雰囲気が味わえると思います。
初めて参加した11月上旬は、朝はまだ薄暗く、総門が開いてないので
横の方の裏口?から入り、仏殿に向かいます。
すると、なにやら無言で一列に並ぶ人がいます(10人くらい)。
わけがわからないなりに、その一番端に同じように立っていると、
作務衣(さむえ)を来たおじさんが「はじめての方?」と説明をしてくれます。
いかにも旅行者の若者もいれば、常連のおじさん・おばさんも。
20分を2セット。間に5分ほど休憩(といっても足を組替える程度)が入ります。
仏殿は鳴き龍もできるのですが、拍子木を打ち鳴らすととても響いて余韻も残ります。
坐禅は両足組めない人は片足だけ腿に乗せる半跏趺坐(はんかふざ)でも構いません。
しびれてくるけど、終わったときは爽快な気分がします。
朝の鎌倉は天気が良いとほんとに気持ち良く散歩できるので、帰りは鎌倉まで歩きます(30分~40分)。
これだけ早起きすると一日が長くて得した気がします。
おすすめです。

お気に入りの寺社No1(海蔵寺)

2007-10-10 12:24:40 | 鎌倉の寺社
鎌倉にはたくさんお寺、神社がありますが、
お気に入りNo1は「海蔵寺」です。
1253年の創建、臨済宗のお寺です。

小さなお寺なのですが、手入れが行き届いていて
いつも季節の草花がきれいです。
そこに至るまでの道も横に小さな川が流れて
住宅やお庭も趣があります。
お寺の山門前の階段では、9月~10月に萩が。紅葉も良いです。
底脱ノ井や、十六ノ井(ここだけ有料。100円)といった不思議スポットも。
なにより、縁側に腰掛けてのんびりできる雰囲気が好きです。
銭洗い弁天から化粧坂切通しを抜けて海蔵寺に来ることもできます。
お寺ではめずらしく無料ってこともあって、しばしば散歩で立ち寄ります。

鎌倉の紅葉の見頃は11月のほんとに最後の週から12月上旬です。

いけばな稽古

2007-10-09 12:19:06 | いけばな
順番が前後してしまうけど、
9月の3回目の稽古の時の写真です。

花材は雪柳、透かしゆり、レザーファン、
花型は直立系盛花です。

雪柳は花の時期、今回のような葉の時期、冬の紅葉の時期など
周年を通じて見所があり、花材として一年中使われます。
いけばなで使う際、葉や枝を整理します。
その枝の個性を活かす為に、美しい枝のしなりを強調するため
その付近の葉を取ったり、重なった枝を落としたり。

透かし百合は花びらの間が透いているので透かし百合と言うそうですが、
咲いた百合の花びらが透けてたんですよ(花びらの真ん中付近を中心に)。
これを生けた後に観察してたら!
で、花弁は6枚だけど、3枚は萼(がく)だそうです(エーッ!)。
品種改良でいろんな色があるそうですが、今回の明るいオレンジは原種に近いもの。

直立型ってなんだ?っていうと、
私が習っている流派は小原流なのですが、
花意匠、盛花、瓶花、花舞などの形式があって、
それぞれに決まりごとがあります。
単位制のカリキュラムがあって、今私は「本科」です。
本科では花意匠をマスターすべく・・・なのですが、
直立型(盛花に入る)をちょっとやらせてもらってます。
月3回のお稽古です。


鎌倉宮 薪能(第49回)

2007-10-08 14:44:13 | 鎌倉の寺社
鎌倉八幡宮のまだ少し奥の方に鎌倉宮(大塔宮とも呼ばれてます)があります。
鎌倉宮は大塔宮(護良親王。後醍醐天皇の皇子。
幼少時を延暦寺で過ごし僧となりますが、皇子でありながら武芸に秀で
当時北条氏が実権を握っていた鎌倉幕府倒幕のため兵を統率し倒幕の功績をあげました。
が、倒幕では協力者側であった足利を信用しておらず、天皇には皇位を狙っていると思われ、足利によって鎌倉に幽閉、暗殺されました。
実は暗殺を逃れ生き延びた説もあるようで、義経みたい?)
をまつる神社です。

毎年10月上旬、ここで薪能が奉納されます。
暗がりに火をたいて能を奉納するって、いいなぁと
今年はチケットを取っていたのですが、天候不順で中止!
残念です・・・(来年も申し込もうっと)

大塔宮の話をもう少し・・・。
今年の4月、奈良の吉野山に桜を見に行きました。
その山中で大塔宮の石碑があったんです。
そういえば、宮は幼少をこのあたりで過ごし、倒幕後の拠点を置いてました。

鎌倉宮から少し離れた小高い山の頂上に、宮の墓があります。
行ってみたのですが、階段が多くて結構大変。
人気がなく、木がうっそうとして、墓は非常に簡素です。
頼朝のもそうだけど、鎌倉の有名人の墓ってみんな地味ですね。
権力が移り変わる時代だからかな?

写真は去年12月上旬、鎌倉宮の紅葉です。

いけばな稽古

2007-10-07 17:16:01 | いけばな
4月から始めたいけばな。

花材は唐胡麻(トウゴマ)、ダリア、尾花で、
花型は傾斜型。

教室が一緒のフランスの方に、
「ススキはウスイとボウ、どっち?」と聞かれ、
「???」・・・。
「センセーイ!」

「すすき」には、状態によって呼名があるんですね。
今回のように穂が開いてないのが「尾花」、
開ききってぼあぼあになって葉も枯れているのを「芒(すすき)」、
穂がなく、葉が青々として若いのが「薄(すすき)」だそうです。
さすが、先生。
いけばなは、こういう植物にまつわる様々なことを知るんですね。