これは依田満・百合子夫妻のベネチアンガラスを使ったシリーズの万華鏡です。2003年ザ・ブリュースター・ソサエティーのコンベンションに出品された「天と地のエネルギー」という万華鏡の地球の中心にあった筒の部分とほぼ同じデザインです。
模様はムリーニというガラス細工。ガラス棒を組み合わせて模様を作り金太郎飴のようにスライスしたものを、さらに並べ、窯の中で暖めて板状にし、巻き上げ、宙吹きでこのような筒に仕上げます。ベネチアンガラスで特徴的なデザインですが、ムラノの工房に特注なさったと伺っています。引き伸ばされて不均等に並んだムリーニの花々が、斬新なデザインになっていると思いました。金色、赤、オレンジ、グリーン、白などが基調となっていますが、この模様が内部の映像に不思議な効果をもたらすところが、この万華鏡の最大の特徴です。
すでにアートとして確立したものを、万華鏡として作品にするには、その価値を高める必要があると思いますが、依田さんの作品は期待を裏切ることなく、さらに新たな美を生み出し、万華鏡の命を吹き込んで、万華鏡ファンの心を惹き付けます。
模様はムリーニというガラス細工。ガラス棒を組み合わせて模様を作り金太郎飴のようにスライスしたものを、さらに並べ、窯の中で暖めて板状にし、巻き上げ、宙吹きでこのような筒に仕上げます。ベネチアンガラスで特徴的なデザインですが、ムラノの工房に特注なさったと伺っています。引き伸ばされて不均等に並んだムリーニの花々が、斬新なデザインになっていると思いました。金色、赤、オレンジ、グリーン、白などが基調となっていますが、この模様が内部の映像に不思議な効果をもたらすところが、この万華鏡の最大の特徴です。
すでにアートとして確立したものを、万華鏡として作品にするには、その価値を高める必要があると思いますが、依田さんの作品は期待を裏切ることなく、さらに新たな美を生み出し、万華鏡の命を吹き込んで、万華鏡ファンの心を惹き付けます。