昨日ご紹介したスー・リオさんの「スリバー」の内部映像です。 光をたくさん取り込むことのできるオイルシリンダーに、あえて色彩を控えめに、光を通す素材と、通さない素材が混ざり合っていて、このようなユニークな映像になります。オイルの中で無色透明に見えるガラスオブジェクトがミラーシステムを通して覗き口から見ると、鮮やかな色となって浮かんできます。あたる光の角度で変化する色がモノトーンの濃淡の映像と組み合わされている様子は墨絵に彩色を施した感じで、ほかの作品のような華やかさはありませんが、独特な映像展開です。
ボディーの幅いっぱいに組まれたミラーシステムを大きなアイホールから覗きます。しかも大きなレンズが取り付けられているので、映像はとても大きく見えます。4枚の鏡を薄い菱形に組んでいるので、2箇所の狭い角度の角を中心にふたつの8ポイントの曼荼羅映像が見える、ツインツーミラーシステムですが、大きすぎて写真ではそれらを写しきれません。
女性らしい繊細さを感じるデザインとダイナミックな映像の組み合わせが、やはりスー・リオさんらしいと思う作品です。
ボディーの幅いっぱいに組まれたミラーシステムを大きなアイホールから覗きます。しかも大きなレンズが取り付けられているので、映像はとても大きく見えます。4枚の鏡を薄い菱形に組んでいるので、2箇所の狭い角度の角を中心にふたつの8ポイントの曼荼羅映像が見える、ツインツーミラーシステムですが、大きすぎて写真ではそれらを写しきれません。
女性らしい繊細さを感じるデザインとダイナミックな映像の組み合わせが、やはりスー・リオさんらしいと思う作品です。