万華鏡の楽しみ ガラス色の幸せ

万華鏡の魅力、ガラス色の幸せを伝えたいと思います

喜びに満ちた万華鏡 "Joy" by Judith Paul and Tom Durden

2014-08-26 21:30:28 | 万華鏡ブログ

少し気が早いのですが、今年のクリスマスに向けて発表されたジュディス・ポールさんとトム・ダーデンさんの万華鏡「Joy」をご紹介します。
テーマに沿って作品をデザインするジュディスさんは、クリスマスシーズンに合わせた作品を毎年発表します。 同じテーマでも毎年違った形で生み出されるので、コレクションとしても楽しいです。 木製の台に万華鏡と替えのオブジェクトセルを置けるようになっています。

真っ白な筒に輝きの美しいダイクロイックガラスで Joy の文字と柊が飾られています。  
先端のセルは交換可能で、背景の透明なオブジェクトセルがひとつ、黒の背景のオブジェクトセルがふたつ用意されています。
どんな映像になるか、わくわくしませんか?

今年の映像は4ポイントのスクエアなイメージです。 一番左の背景の透明なセルは、クリスマスツリーや柊などのオブジェクトが見えています。 透明感のある映像です。

右のオブジェクトセルは、黒い背景に白と青の世界。 雪や白クマなどが見えています。

真ん中のオブジェクトセルには、時計やキャンディケイン、虹色のオブジェクトなどが入っています。

どれもクリスマスを迎える楽しい気持ちを表現していますね。 
木製の台も雰囲気があって、飾る工夫まで考えた作品だと思います。 定番のシリーズと同様のサイズですので、お持ちのものがあれば、オブジェクトセルは交換して楽しめます。 4ポイントのミラーシステムで覗くと、また違って見えることでしょう。
いろいろなアイディアが尽きることなく生まれてくるジュディスさん。 ミラーを組み、そのアイディアを形にするトムさん。 二人のコラボレーション作品は今も進化中です。

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万華鏡を楽しむ工夫 Kaleidoscopes in a book by Judith Paul and Tom Durden

2014-08-20 15:04:03 | 万華鏡ブログ

アイリスの模様がついた大きな本。 これはジュディス・ポールさん、トム・ダーデンさんの万華鏡を提供するひとつのアイディアです。
この本の形をした箱には、万華鏡が2本入っています。

ひとつは2ミラー5ポイントのミラーシステムで、もう一つは3ミラーシステムが組み込まれています。 どちらも金属の筒に黒のパウダー・コーティングを施し、しっとりとした雰囲気に仕上げています。 
2本の万華鏡を寝かせて入れると、空いたスペースには、替えのセルを入れることができます。
最近はインターチェンジャブルのセルをたくさん提供していらっしゃるので、自分の好きなものを加えていく楽しみがあります。

さてこの本の表紙に描かれているのは「アイリス」です。 そして万華鏡に用意されたセルには、ジュディスさんがそのために選び抜いたオブジェクトが入っています。
アイリスの絵も入っています。 ワイヤー細工と細かい粒ビーズと大きめのオブジェクトの組み合わせ、透明なものとそうでないものとの組み合わせ、光るものを入れるなど工夫があります。

映像はセルの奥行きがあるだけに、立体的に見えます。 

同じセルを3ミラーの筒に付け替えてみましょう。 また違った見え方で面白いですね。このオブジェクトセルは背景が黒いタイプで、横から光を取り入れて楽しみます。

2本目の万華鏡についていたオブジェクトセルは背景が透明なガラスです。 回すための取っ手も透明なガラスです。

正面と横から光を通すセルですから、オブジェクトの選び方も少し違っています。 このオブジェクトセルのテーマは青いバラのようです。
きれいですね。

3ミラーの映像です。

この二つのセルを交換して楽しむところから始め、少しずつ替えセルの数を足していけば、楽しいコレクションになります。
そのようなコレクションの形を提案する万華鏡です。

 

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華麗な12ポイント

2014-08-19 15:07:31 | 万華鏡ブログ

今日ご紹介するのは、2ミラー12ポイントの万華鏡映像です。 3枚のミラーの筒のうち、1枚を反射しないように、例えば黒い素材に置き換えると、鏡は V 字型 になり、中心のある丸型の映像が生まれます。 そのV の角度が、万華鏡のポイント数を決めます。 12ポイントの映像を生み出すには鏡を15度の角度で組みますから、かなり細めの二等辺三角形のミラーの筒ということになります。

一方、オブジェクトの入ったセルは筒の先端に丸い形でついていて、回転させることができる仕組みになっています。

その丸いオブジェクトセルを細長い三角形でとらえた部分が繰り返されて、万華鏡の映像になっています。 この作品は、スティーブ・キテルソン、ペギー・キテルソン夫妻の 「スペルバウンド」 という作品です。

オブジェクトセルの中には、ペギーさんの素晴らしいガラス細工のオブジェクトが入っていて、豊かな色合いと質感で、うっとりするような魅力的な色模様を見せてくれます。 細かい繰り返しなので、模様も細かくなり、その組み合わせにより華やかな印象になります。
映り込むオブジェクトによって色合いや雰囲気も変わり、いつまでたっても見飽きない美の連続模様。 これぞ万華鏡の醍醐味という感じです。

この作品は少し大きめですが、大きいからこそオブジェクトが多彩で、細かいポイントでも一つ一つの映像に面白さを感じることができるのだと思います。
繊細、華麗、変化、シンメトリー、そしてガラス色の幸せ・・・・そんなキーワードで万華鏡をお探しの方にお薦めの12ポイントです。

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繋がりたい、万華鏡のコレクター

2014-08-14 22:32:52 | 万華鏡ブログ

このステンドガラスの万華鏡は、全長7.5cmほどの作品で、ペンダントのようになっています。 創ったのはシェリー・モザーさん。 '89と刻まれていることから、25年前に製作された万華鏡です。 現在は万華鏡製作よりもガラスジュエリーの製作に力を入れているシェリーさんですが、カレイドスコープルネッサンスの初期の頃から、斬新な作品を生み出し、数々の受賞歴を持っていて、 コージー・ベーカーさんの本にも代表的な作品がいくつも紹介されています。

この作品も「シャンダラ」という有名な作品の小型版で、映像の見え方はほぼ同じです。 ミラーシステムの中にオブジェクトを入れて動かすという大胆なアイディアから生み出されたのは、 まるで天井から下がるシャンデリアのように見える立体映像です。

本来のその作品は、2010年8月27日の当ブログでご紹介しています。
これを見たコージー・ベーカーさんがシャンデリアとマンダラを合わせて、「シャンダラ」と名付けました。

2ミラーシステムの第3面が半透明なガラスになっていて、そこに光が当たると、こんなにピンク色に輝きます。
少し光をそらせると、こんな色にも見えます。 実際は淡い色のガラスオブジェクトなのですが、光によって色が生まれるところが面白い作品です。

この万華鏡にはちょっとした歴史があります。 創ったのはシェリー・モザーさんで、それをコレクションのひとつとして持っていたコレクター/作家のジュディス・ポールさんがオークションに出品し、コレクター/万華鏡ギャラリーのオーナーのM.Wさんが落札したものです。
そのM.Wさんから私のもとにやってきたこの万華鏡には、少し古びてはいても、関わってきた人たちの万華鏡への想いが詰まっている気がして特別な作品です。

万華鏡コレクターという人たちがブリュースター・カレイドスコープソサエティーにはたくさん参加しています。 日本にもコレクターの方が増えていると思いますが、数として把握することはできていません。 万華鏡が好きだ、この作家さんが好きだという人たちがそんな思いを伝えあう場があれば良いのになあと思うこの頃です。

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キテルソン夫妻の「千変万華」なガラス色の世界  

2014-08-10 23:13:23 | 万華鏡ブログ

ダイクロイックガラスを黒いガラスの筒に配したパーラー型の万華鏡は、スティーブ&ペギー・キテルソンさんの限定版で「Pull Yourself Together」という作品です。 タイトルの意味は、「心を落ち着けて」というような意味かと思います。黒の木製のスタンドに載った大きな筒は存在感があり、外観のデザインが、中の世界へと誘っています。

パーラータイプ(卓上型)ですので、置いたまま、先端のオブジェクトセルを回転させたり止めたりして映像の流れるような動きを楽しみます。 筒の直径は10cmありますが、重いガラスの筒を持たないでじっくり堪能できるのがパーラータイプの良いところです。

黒地にいろいろなダイクロイックガラスを配した外観のデザインも現代的でユニークですね。  
この万華鏡の特徴は、外のデザインにも通じる内部映像にあります。

中心部の8ポイントの映像の周りを囲むのは、黒地にダイクロイックガラス片の連なる景色です。 輝くガラス色の輪が美しいです。
2ミラーシステムの第3面にダイクロイックガラス片を並べており、それが反射してぐるりと曼荼羅映像を囲みます。

キテルソン夫妻の作品は基本的に黒い背景で、オブジェクトセルの横から光を取り込みます。 その光の種類によって、見える色合いも変わってきます。 

しっかりと光を当てると、この万華鏡の素晴らしさを堪能できます。 大きなオブジェクトセルだけに、ペギーさんの手作りのガラスオブジェクトも組み合わせが多彩で、その分映像の変化はまさに"千変万華" です。 オブジェクトづくりには定評のあるペギーさんの世界に、うっとりします。

本当の楽しみは、流れるような映像の変化です。 動画でもお楽しみください。

 http://youtu.be/9ENG0tJ1Tuw

 

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