万華鏡の楽しみ ガラス色の幸せ

万華鏡の魅力、ガラス色の幸せを伝えたいと思います

おとなも楽しむ万華鏡 2014    12人の饗宴

2014-07-30 20:09:52 | 万華鏡ブログ

毎年恒例となった「おとなも楽しむ万華鏡 2014」展(7月29日から8月4日まで) が、横浜そごう店で開催中です。12人の作家さんが参加する、とても見ごたえのある素敵な作品展で、どれも魅力的な万華鏡でした。

この作品展のまとめ役である中村明功さん、あや子さんご夫婦の箱型の作品。 鏡の中の鏡というコンセプトでずっと創り続けている作品ですが、外観を飾る手描きの絵も、ホイールの色合いも、一つ一つ違っています。 覗くと迷路のようなユニークな映像世界が奥深く続いていきます。

手作りのガラスオブジェクトをオイルワンドに入れた「ハイぺリオン」の映像です。 美しい花が咲いたよう。

次は小嶌淳さんと陶芸家、喜多里加さんの作品です。 陶器のデザインがいつも素敵で、その中に小嶌さんがどんな映像を生み出すのか、一つ一つ楽しみながら、拝見しました。

小嶌さんの映像は、とても個性的で、それでいて表現の幅が広いので、いつもその中からお気に入りがいくつか見つかります。 万華鏡展にいらしたら、ぜひ手にとって、一つずつ覗いていただきたいと思います。 お友達とご一緒なら、意見を交換しながら探すのも楽しいです。

吹きガラスの万華鏡は、佐藤元洋さんの作品です。 ガラスの筒の美しさも魅力ですが、オイルセル、ドライセルの中のオブジェクトも佐藤さんらしい繊細さで、見る人を惹きつけます。

手前の2本は「二重奏」という作品で、私の大好きな映像世界です。 二重になったオブジェクトセルを映しこんだ世界は、奥のやわらかな色模様と手前の繊細な色模様が同時に移り変わる様が何とも言えません。 (大きな写真だときれいさがもっと伝わるのですが・・・)

ステンレスの筒でシンプルだけど豊かな色の世界を見せてくれる細野朝士さんの万華鏡です。 スマートでクールな万華鏡ですね。

偏光万華鏡の世界を追求して、驚くばかり多彩で、魅力的な万華鏡が生み出されます。 一つ一つみんな違うので、ぜひ手にとってご覧いただきたいです。 ファンの方は、よくご存じで、万華鏡展のたびに、じっくり探して、一つずつ買い増していく方も見受けられます。

樹脂を使った美しいグラデーションの筒は、小林綾花さんの万華鏡です。 色だけでなく描かれたデザインもいろいろあります。 「ハワイ」「蝶紋」「タロット」「いのち」などが描かれています。

自然石やスワロフスキーなどを使って、きらきらしながら流れるように生まれては消えていく、美しい映像です。

田村慎一さんは、ペンダントタイプのテレイドスコープをたくさん展示していました。 どこでも万華鏡映像を楽しめますね。
アクリルの箱に折りヅルを入れた透明な万華鏡もありました。 (よく映っていないけれど左下です。)

またアクリル製の万華鏡は、ちょっと変わった素材のオブジェクトのように見えましたが、何でしょうか。 

今年も美味しそうなKarinさんのスウィーツ万華鏡が並びました。見た人が笑顔になる万華鏡です。

ちょっと良いにおいもします。 中の映像はみんな違って楽しいです。

木村えみ子さんの着物地の万華鏡。 毎回ご紹介している気もしますが、とても素敵な万華鏡です。 丁寧に縫われたオブジェくトの部分が映像になるとまた表情が変わります。 海外へのお土産にもぴったりですね。

そして中里保子さんの万華鏡は、Katagami シリーズ、蝶紋様、香蘭社とのコラボレーション作品など、独特のガラスアートで万華鏡の世界を表現しています。 

「おとなも楽しむ万華鏡展」には毎年伺っていますが、今年で11回目を数えるとのこと。 このネーミングには最初から感心していました。現代万華鏡のアートが生み出されるようになってからも、万華鏡は子どものおもちゃという感覚が根強くあります。
子どものおもちゃとしても、夏休みの宿題に作られる万華鏡にしても、それはとても素敵なことなのですが、 作家さんが想いをこめて創るアート作品があることも、ぜひ知ってもらいたいというメッセージが強く込められた作品展なのです。
高度な技術と芸術的なセンスを駆使した作品であれ、大人の中の子ども心に訴える作品であれ、とにかくおとなの人に楽しんでもらえる万華鏡、大人の人が夢中になって覗く万華鏡、それをずっと提示し続けてきた万華鏡展です。 素晴らしいと思いませんか。
そして今年のサブタイトル 「この光の檻に永遠に囚われていたい」 ・・・万華鏡ファンには共感のメッセージです。

(細井厚子さんも参加されているのですが、2日目の今日には、すでに作品がお嫁入りされていました。こちらもきっとおとなの方が夢中になる作品なのでしょうね。 )

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ドライフラワーの万華鏡

2014-07-25 22:07:56 | 万華鏡ブログ

ドライフラワーがびっしりと入ったガラスのボウルは、言われてみないと万華鏡だと気づかない人もいそうです。 丸くて可愛らしい作品ですね。 Glass Nique (グラスニーク)というブランド名で万華鏡を製作なさる兼古麻衣さんの作品です。飾っても、覗いても楽しくて、きれいな万華鏡です。

傾けてみると、底に覗き穴がありました!ミラーシステムを内包する万華鏡の筒は花の中に埋もれているのです。

先端のオブジェクトセルは背景の部分をサンドプラスの技法で曇らせています。 向こうの景色を映像の中に取り込まないようにするためです。
そしてオブジェクトセルの中にはバーナーワークを施したガラスオブジェクトがオイルの中に浮かんでいます。

丸い球全体を回転させて、オブジェクトがオイルの中でゆっくり動くようにします。

 2ミラーシステムは中心に大きな丸い映像を生み出しますが、まるでブーケのようですね。
この作品はピンクを主体にしたオブジェクトの構成で、次から次へとピンク色のブーケが作られていくような映像展開です。

ガラス工芸の技術を学び、岐阜で工房を立ち上げ、独自の感性で万華鏡を製作する兼古さん。 しっかりとした技術としなやかで若々しいセンスが見える作品です。 

誰かの宝物になるような万華鏡をつくりたいと、一つ一つの作品に心をこめます。 その想いはきっと通じると私は思います。

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依田満さん・百合子さんの世界

2014-07-23 21:29:23 | 万華鏡ブログ

白く柔らかい雰囲気の中に、繊細な色模様を見せるのは、依田満さん・百合子さんご夫妻の工房「クリスタルガーデン白金」の万華鏡です。下町のガラスシリーズは、万華鏡のためにデザインされたガラスの筒に、まるで命を吹き込むように、ミラーシステムやオブジェクトを組み込んで、心に響く映像展開を見せています。 テーマのあるシリーズで、外観と映像で表現しています。
上の映像は「朝顔」です。 いろいろな朝顔の色や形を万華鏡で見せてくれるようです。

次は「蓮と月」。

ピンクのガラスの色が映り込んで、全体がやさしいピンクに染まります。

白いガラスの色を映しこんで、淡い映像を展開するのは「心あかり」です。 優しく包まれるような気持になります。

桜をテーマに何種類か製作なさっていますが、日本人誰もが愛する桜を、日本人の心にそって表現なさっているように感じます。 5ポイントは共通ですが、生まれ出る映像は同じものはなく、そのいずれもが桜の花の美しさと舞い散るはかなさを感じられるのが不思議で、素晴らしいです。

依田さんの作品の魅力を支えるのが美しく繊細なガラスオブジェクトです。 小さなセルに入れられた細かなオブジェクトはどれも表情豊かで、生まれ出る映像の魅力になっています。 小さくて薄いオブジェクトでも、レンズで拡大されたときにその表情がみごとに現れています。

透明なワンドにびっしりと入ったガラスオブジェクトが特徴の万華鏡では、菱形に組まれた4ミラーシステムから、2つの曼荼羅模様が繋がりながら色と姿を変えていきます。 二つの映像のコンビネーションが素敵な作品です。

ベネチアンガラスの筒を生かした作品では、ミルフィオーリが映像の周りを飾り、幻想的な雰囲気を醸し出します。

今日は依田さんの万華鏡の映像世界からほんの少しだけご紹介しました。 依田さんの万華鏡ファンの方だけでなく、万華鏡に興味をお持ちの方にぜひ見ていただきたいテレビ番組があります。

8月2日(土曜日) 午後10時半から テレビ東京「クロスロード」で、万華鏡作家の依田さんご夫妻が出演なさいます。 時間をかけて撮影も行われたとのこと。 万華鏡作家としての原点とその歴史、投影式万華鏡のイベント、製作風景、そして万華鏡の映像もたくさん見られそうです。

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中里保子さんの世界

2014-07-22 16:22:05 | 万華鏡ブログ

中里保子さんの夢シリーズの万華鏡です。陶芸家として活躍中の辻優子さんとのコラボレーション作品です。オブジェクトは黄色ですが、いろいろな味わいの黄色が混ざり合って、素敵な映像を結びます。 少しサイズが大きくなったことで、オイルの中で流れるゆとりができるようになったそうです。

黄色のオブジェクトを作りだす際に、ゴッホのひまわりの絵をご覧になってイメージを膨らませたと伺いましたが、2ミラーのマンダラ映像は次から次に咲く、ひまわりのようです。

次は蝶紋様です。 赤と黄色の重なるサンゴバン社のガラスにサンドブラストを施して、蝶が浮かび上がる模様です。これもシリーズ化していますが、毎回出来上がりは違ってくるそうです。 ガラスそのものも、まったく同じ仕上がりではなく、それをさらに削ったり、窯で焼いたりしてオーバルな筒の形に創り上げます。

オブジェクトセルの特徴は偏光フィルターをオブジェクトの真ん中に置き、2種類の映像を映し出すところです。

境目が分かるように撮影した写真です。 上半分には一見、無色透明な偏光素材のオブジェクトが入り、下半分にはバーナーワークで細くひいたガラスオブジェクトが見えています。

外からの光が入ると偏光フィルターを通して、通過する光が色を生み出します。

ミラーシステムの前にガラスオブジェクトが来たときは、雰囲気のまったく異なる映像になります。

中里さんの万華鏡作品は何度もご紹介していますが、常によりよいものを目指し、その映像世界、造形の世界を広げていらっしゃいます。

このたび、その中里保子さんが、7月25日(金) 午後3時35分からテレビ東京 L4you! という番組でご紹介されるそうですので、ぜひご覧ください。

また現在仙台万華鏡美術館にて、山見浩司さん、佐藤元洋さんとの三人展も開催中です。  三人のコラボレーション作品も展示されているそうです。

7月29日から8月4日まで、そごう横浜店6階 「大人も楽しむ万華鏡」展にも出品なさいます。 
チャンスのある方は、ぜひ直接手にとって、ご覧いただけたらと思います。

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花のマーブル

2014-07-18 23:09:53 | 万華鏡ブログ

「マーブルスコープ」という万華鏡があります。 ミラーシステムの先に模様のある大きなビー玉のようなガラス球を置き、その球を360度あらゆる方向に回転させながら映り込む映像を楽しみます。
ばらばらなオブジェクトが偶然に生み出す無限の模様とまではいきませんが、ミラーがとらえた球体の一部がその時の光の当たりかたにも左右されながら、万華鏡模様となって、豊かな色模様を生み出します。

この作品はキャシー・ペインターさんが製作したマーブルスコープです。 ガラスマーブルは、友人のアーティストの製作だそうです。
キャシー・ペインターさんの万華鏡は一つとして同じものはありません。 フォークやナイフ、ドアノブなど装飾的な面白みのある金属のパーツを活かし、そこからイメージして作品を作ります。

装飾ハンダも凝っています。 またご覧の通り、樹脂で作られたバラの花々が咲き乱れる装飾的な作品です。
私が惹かれたのは、このマーブルです。 青い輝きのあるガラスとミルフィオーリのガラスの花々が透明感のあるガラス球の中に見えています。 このマーブルは自由に回転させることができますが、落ちません。

マーブルは、模様に規則性のあるものも、ミラーシステムを通して見ると全く姿を変えて面白いのですが、この手作りのマーブルはガラスの中にランダムに閉じ込められた花があり、青い流れがあります。 奥行きが深いので、表面だけでなく内部まで映し出します。どの局面を見るかでどんな模様になるのか、予測がつきません。

花の装飾と花のマーブル、マーブルを飾る金属のパーツの組み合わせがゴージャスな雰囲気で、置いておくだけで目を惹く作りです。 でもなんといっても、中に展開するガラスの色模様がとても魅力的な万華鏡です。

 

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夏を感じる万華鏡 

2014-07-15 17:10:31 | 万華鏡ブログ

夏の日差しが厳しく感じられるようになりました。 今日は夏らしい作品をご紹介します。
スー・リオさんの「サンフラワー」です。 ブルーがかった明るい紫色のガラスにオレンジ色のガラスロッドがアクセント。 定番のガラスジュエルがトップを飾ります。 装飾ハンダも明るい胴色に着色されています。

大きなオイルセルの中には様々なオブジェクトが見えています。 大きさも質感も異なるオブジェクトが混ざり合って、多彩な模様となるのです。 オイルの中だからこそのきらめき感もいっぱいです。 
この作品の特徴はひまわりの花に囲まれた4ポイントの映像です。

2ミラーシステムの第三面に描かれた大輪のひまわりが中心映像の周りを囲みます。
透明なオイルセルを通して光がたっぷりと入ると、映像は明るい光に満ちます。

突き抜けた明るさに夏を感じる万華鏡です。オイルの中で動き回るオブジェクトに躍動感も感じます。 写真ではお伝えしにくいのが残念です。

次は小さいけれど迫力満点な作品「Dichroic Oil Scope」です。 ダイクロイックガラスを筒に使っているので、見る角度で外側の色合いも変化します。 丁寧なステンドガラスの技術で作られた作品です。

こちらは二等辺三角形に組んだミラーで、視野いっぱいに華やかな色の饗宴が楽しめます。

ビーズやメタルオブジェクトが思いきり明るい色で演出されているので、楽しくなる展開ですね。
もう1点は、「Dichroic Oil Wand」 です。 こちらも小さな作品ですが、中を覗くとびっくりするような迫力で、映像が迫ってきます。 箱型の幅いっぱいにミラーを組んでいます。

ワンドの中の華やかな色から想像できるとは思いますが・・・

ダイナミックで明るくて華やかな映像展開は、どちらかというとアメリカの作家さんがお得意かなと感じます。  万華鏡の"Wonder" な要素とアメリカ人の国民性がミックスされたところかな・・・なんて思ったりします。

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宇宙の果てまで

2014-07-11 21:52:08 | 万華鏡ブログ

石田千香子さんが万華鏡コンベンションで新作発表なさった「Space Scape」です。現実の世界を離れて宇宙空間への逃避という意味でしょうか。
この写真は流山市の万華鏡ギャラリー「見世蔵」での「世界万華鏡コンベンション出品作家作品展」で撮影したものです。

主な素材はアクリルです。閉じられた箱の空間に何層も重なってみえている映像が特徴です。 6面体の内側がミラーになっていて、3次元の方向に反射を繰り返すために、このように奥深くどこまでも続くような映像になるのです。

映し出されている立体はどこに存在するのか分かりますか?
実は 存在するように見えているだけで、形のあるものは何も入っていないのです。
その秘密は 箱の形です。

立方体のひとつの角を切り取った覗き口から覗くのですが、それ以外のそれぞれの角もいろいろな角度、大きさで切り取られた形になっています。そしてダイクロイックガラスなどをその部分にあてがうと この切り口に当たる面が箱の中で反射して輝く立体に見えているのですね。

上の写真の小さな作品の方はこんな風に見えています。

角の部分に内側からあてがわれた素材の模様をを如実に映し出す映像です。 空間の中をいろいろな物体が浮かんでいるように見えてます。 照射する外からの光の当て方によっても異なった見え方になります。

この作品展は13日(日曜日)まで開催中です。

 

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妖精に誘われて見た世界

2014-07-08 23:52:43 | 万華鏡ブログ

花を掲げ、羽のある妖精・・・少し古びた趣のある妖精が万華鏡に飾られています。 ジュディス・ポールさん、トム・ダーデンさんの「Fairy Dreams (夢見る妖精)」という作品です。 

深い緑色の筒、取り外しのできるオブジェクトセルという定番の形ですが、この古びた妖精だけは、以前何かに飾りとして付いていたものかしら? 思いがけず見つけた懐かしいものなのかしら?と想像を働かせてしまうような味と雰囲気があり、心惹かれます。

テーマに沿ったオブジェクトを選び、美しい映像を生み出すジュディスさんのオブジェクトセルは、本当に魅力的です。 この万華鏡はどんな映像を見せてくれるのか、わくわくしながら覗きます。

オブジェクトの大きさ、素材、色合いなどの配合が絶妙で、いつもながら美しく、そして初めて見る新鮮さです。

妖精やいろいろな花が見えています。オブジェクトセルそのものがこんなにきれいなのです。

オイルセルですから、流れるような変化も美しく、ため息が出るほどです。テーマを限りなく見つけ出すのもすごいですが、その演出の仕方も限りなく多彩で、ジュディスさんの生み出す万華鏡映像は、最近ますます魅力を増していると感じます。

 

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個性的なステンドガラスの万華鏡

2014-07-05 14:41:00 | 万華鏡ブログ

今年の万華鏡コンベンションで新作発表された作品から、個性あふれるステンドガラスの作品をご紹介します。

最初の作品は松田晃江さんの「Zebra (ゼブラ)」です。この作品はステンドガラスの大型作品ですが、デザインのポイントとなったセラミックタイルの模様から、名づけられました。 インテリア関連の展示会で見つけたタイルだそうで、これを使った作品を作りたいと思ったそうです。
この作品には2つの万華鏡とオルゴールボールが組み込まれています。万華鏡のライトとオルゴールボールの動きは電動です。 オブジェクトを動かす仕組みは手動なので、気に入ったところで、じっくりと見ることが出来ます。

 

ひとつの万華鏡からは、このような大きな映像が見えています。ガラスの重なり合いが美しいですね。 もうひとつの万華鏡からは6ポイントの映像です。

部屋の照明を消して、万華鏡のライトをつけると、オルゴールボールの心地よい音色が聞こえてきます。 疲れた体も心もきっと癒されることでしょう。  台座には柿渋を塗装し、ハンダの色も統一して、落ち着いた雰囲気にまとめています。

次にご紹介するのは小山雅之さんの「Dance of Fancy Feather(ダンス・オブ・ファンシー・フェザー)」 です。

小山さんのステンドガラスの組み方はオリジナルで、ガラスの層を少しずつずらしながら重ねています。 今年の作品は鳥の羽をイメージしたもので、大きく羽ばたこうとする感じが伝わってきます。ハンダのラインもデザインの一部として、直線や曲線の面白さを生かしています。白と黒でまとめたモダンな造形作品ですね。

大きな覗き口から見える映像は2ミラー8ポイントです。ガラスオブジェクトやメタルオブジェクトに加え、鳥の羽をオブジェクトに使って、重なり合いの面白さを演出しています。質の異なるオブジェクトの組み合わせから独特の映像を生み出します。

最後にご紹介するのは大村房子さんの「Chapel (チャペル)」です。
大村さんはティファニーランプなどステンドガラス教室で教えていらっしゃる方で、端正で暖かみのあるステンドガラスの作品を発表なさいました。

ソーラー電池で動くターンテーブルでオブジェクトを動かします。 赤い屋根のてっぺんからのぞきます。

ステンドガラスを使った万華鏡作家さんは多いですが、それぞれにデザインの仕方、創造の過程、表現の仕方など個性が出て興味深いです。 選ばれるガラスもいろいろな種類があり、そこから生まれてきた万華鏡には、さらに変化する映像表現が加わって、現代のアート作品としての魅力を主張しているなと感じました。

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