今日は独創的なオブジェクト作りで知られるペギー・キテルソンさんのオブジェクトセルに注目してみます。
黒い背景、横から光を取り入れ、回転するオブジェクトセルが、キテルソンさんの定番です。
上の写真は、彼らの最新作のひとつ「シエナ」からです。中の魅力的なオブジェクトが見えるでしょうか。 これを見ただけでもわくわくします。
バーナーワークで一つずつ作り上げるガラスオブジェクト、横から見てもきれいですね。
レッド、ブルー、ターコイズ、そして表面の光沢がきらめくダイクロイックガラス・・・重なり合っての視覚効果や陰影のある表情、光を受けてきらめく効果など、ペギーさんのこだわって作り上げるオブジェクトです。
映り込む映像からも様々な表情を持つオブジェクトが見えて来ます。
奥行きや立体感を感じるオブジェクトが組み合わされています。
こちらはやや小ぶりな作品「サングリラ」のオブジェクトセルです。
ゴールドの輝きに満ちた透明なガラスオブジェクト、見えますか? このオブジェクトは映像写真に撮るとあまりきれいに見えないのですが、実際は重なると上品なシフォンのようなゴールドがとても素敵に見えます。
虹色に輝くオブジェクト、ねじったり、厚みを変えたりしたターコイズ、グリーン、ピンク、パープル、ブルーなどのガラスオブジェクトたち。
くっきりとその存在を主張したかと思うと、次の流れで混ざり合い、新たな形になっていく・・・・その動き、その変化こそ、オイルセルの醍醐味を感じられるところです。
オブジェクトセルの中に組み込まれた小さな小さなガラスの造形が、組み合わされて別次元の美しさとなったことを見せてくれる、ペギーさんのオブジェクトセル。 これも私の感じるガラス色の幸せです。
「シエナ」 と 「サングリア」は、キテルソン夫妻の定番の木製の万華鏡です。 今回は筒の部分にきらりと光るダイクロイックガラスを埋め込んでアクセントにしているところがユニークです。