万華鏡の楽しみ ガラス色の幸せ

万華鏡の魅力、ガラス色の幸せを伝えたいと思います

夢 そして 願い 

2011-12-28 15:28:29 | 万華鏡ブログ

今年もまた、万華鏡を通していろいろな方との交流がありました。 3月の大震災の後、国内の万華鏡仲間も、アメリカの万華鏡仲間も、何ができるだろう? 何かを届けたいという思いをシェアし、それぞれのできる範囲で、行動に移しました。 うまくいったことも、なかなか難しかったこともありましたが、その経験を生かしつつ、これからもあの体験を忘れないで、万華鏡を通してできることをやっていきたいと思います。

2011年もこのブログを読んでくださった方、本当にありがとうございました。 万華鏡ファンのひとりとして書き綴ってきたら、1200回を超え、もうじき6年が経とうとしています。 
どこかの万華鏡展で偶然にお目にかかり、ブログ読んでいますと言っていただいて、とても嬉しく思ったことや、メールでの励ましも何度かありました。 そんなお言葉に励まされてなんとか続いています。

私が目指しているのは、万華鏡というひとつの「文化」を少しでも多くの方に知っていただきたいという思いを「発信する」場所にすることです。 作品の紹介、作家さんの想い、万華鏡を使っての活動などを通して、心を豊かにしたり、人との交流ができたり、感動したり、喜んだり、ものを創る素晴らしさを知ったりすることのお手伝いができたらと思っています。 たくさんの作家さんが創造してくださった素敵な作品たちに感謝しながら。

日本人の作家さんの活動を世界に発信するブログを書いていますが、最近数は少ない数ながらも世界中の方が見ていてくださることがわかりました。 どこの国の人が見ているかというデータが出るようになったのです。 思いもかけない国の名前が出てきてびっくりしたり、喜んだり・・・そして責任も感じます。 

多くの方々のご協力があってやっと実現することですが、そんな私の場所をたくさんの人が訪れてくださることが私の夢です。

今日の写真は スー・リオさんの「Dreams 夢」です。 ガラスの美しさ、輝きが迫ってきます。

そしてもうひとつ。

こちらはスー・リオさんの「Wishes 願い」の映像です。 ダイクロイックガラスのオーラが美しいですね。

2012年が皆さまにとってHappy Colorsに満ちた素晴らしい年となりますよう、願いを込めて。

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エンジェル

2011-12-22 22:30:48 | 万華鏡ブログ

クリスマスの雰囲気を楽しむのに、こんな万華鏡はいかがでしょうか。
ジュディス・ポールさん・トム・ダーデンさんご夫妻の「Angel エンジェル」という真っ白な万華鏡です。
そしてその筒を飾るのは竪琴を奏でる天使。

この天使はオブジェクトセルの中にもいて、映像の中にふわっと現れてきます。

この白いオブジェクトに重なる透明感のあるオブジェクトが映像の色合いを微妙に変化させます。

ワイヤー、リング、パール、プラスティックなどいろいろなタイプのオブジェクトを取り揃えて生み出される映像の立体感や生き生きとした感じが伝わってきます。 それらの間から、 細かいビーズの流れが美しく、ユニークで見ごたえのある映像展開です。 ジュディスさんらしい、ちょっと大胆な演出なればこその魅力全開の作品ですね。

中にいる天使の部分のどこかが必ず現れる映像展開ながら、こんなにも豊かな表現ができることにびっくりします。 色合いも優しい、「白」を大切にした作品です。

そしてここにも天使がいます。 虹色のガラスが美しいこの天使を持ってオブジェクトセルを回します。

 

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世界にひとつだけ、自分だけの万華鏡

2011-12-19 21:41:06 | 万華鏡ブログ

12月17日に依田満さん・百合子さんご夫妻が先生となって万華鏡作りを教えるワークショップが行われると伺い、お邪魔しました。 東京都杉並区にある新渡戸文化小学校のアフタースクールの活動ということで、小学校低学年の生徒さんと入学予定の年長さん、そしてご父兄の方が集い、万華鏡作りをしながら楽しい時間を過ごしました。 

まず鏡のマジックを大きな2枚の鏡で実際に試します。開く角度によって、招き猫が1匹からだんだんとたくさんに増えること、右手を上げる猫と左手を上げる猫がいることがわかりました。

では実際に鏡を組んでみることに。 きちんと組むのが大切、 鏡を汚さないように気をつけて・・・と
ここはきれいな万華鏡を作るためにとても大切なことなので、丁寧に説明があり、ゆっくりと取り組めるように配慮されています。
子どもは正三角形に組むキットを使います。 そして大人は二等辺三角形に組むキットで作ります。

鏡を組んだら、覗いてみて入念にチェック。 依田先生やスタッフの方たちにも見てもらい確認しました。 緊張して取り組んだ鏡の筒ができてほっとします。
そして筒の中に入れて、いよいよオブジェクトを選びます。 これは楽しい!

どんなふうに見えるかな? わあっきれい!と喜ぶ声が聞こえます。ご父兄の方たちも用意されたいろいろなオブジェクトを入れてみます。 みんなで覗きあい。 

「いいね!」「これ好き!」「へえ、すごいなあ!」などなどいろんな声が聞こえてきます。

ここからが今回のワークショップの面白いところです。
子どもたちだけが集まり、自分の万華鏡の筒を飾ります。 中のイメージに合わせていろいろな飾りつけ・・・お友達の作っているところを見ては、自分の作品をさらに創り上げていく。 この過程が凄いんです。 子供って柔らかくて、いろいろ可能性を持っているなあということを目の当たりにしました。

スタッフの方々と話をしながら、どんどん自分らしい作品になっていきます。


そしてできた作品にタイトルをつけます。 どんな名前をつけようかなあ・・・とまた覗き、決まったらカードに書き込みます。 名前の付け方も個性的。 子ども的でユニークです。

世界で一つだけの素敵な万華鏡の完成です。 創り上げたときの子どもたちの達成感に満ちた顔の良いこと! このワークショップは依田さんご夫妻をはじめ、さまざまな分野で(広い意味の)子どもの教育的活動に携わっている人からなるNayuta というグループの、入念な準備を経て実現したものでしたが、子どもたちに沿いながら、自主性を重んじ、子供の可能性や面白さ、個性を引き出していると思いました。万華鏡を作ることを通してきらきらした素敵な体験をしてもらうことに成功していたと感じました。

万華鏡は科学者の発明したもの。 その中には、鏡の反射という物理的な要素、角度、反復、対称といった数学的要素、光と色の関係、シンメトリーとバランスの美、装飾的要素・・・・・いろいろな切り口からアプローチでき、興味を持てるという意味でも、もっと万華鏡作りを教育の中で取り入れてみたら・・・と思います。

大人も子どももできた作品をみんなで鑑賞。 筒が個性的なのは子どもの作品。 ご父兄の作品には装飾はありませんが、中の映像からタイトルを考えました。 どれも素敵です。

依田さんのキットは鏡の質も良く、本当にきれいに見えるので、どの作品も傑作になりました。
依田さんご夫妻は、ご自分たちが万華鏡に出会って幸せだったこと、みんなに伝えたい気持ちで万華鏡作りをなさっていること、そして作る喜びを味わってもらいたいと、おっしゃっていました。
きっとみんなに伝わっただろうなあと思いつつ、私自身も幸せな気持ちで過ごせた時間でした。

 

 

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ブルークリスマス

2011-12-15 19:15:43 | 万華鏡ブログ

ジュディス・ポールさん・トム・ダーデンさんご夫妻のWrap It Upシリーズから、クリスマスをテーマにした万華鏡「ブルー・クリスマス」をご紹介します。
青くほの暗い森の中に暖かい光を放って輝くクリスマスツリーという景色を万華鏡の筒に巻いています。 

テーマに沿って数々の万華鏡を製作してきた作家さんですから、どんな映像を見せてくれるのか、いつもわくわくします。
外から見るとクリスマスカラーの楽しげなオブジェクトが見えています。覗いてみると立体的に見えるオブジェクトの構成です。 なんだか楽しそう。

セルを回してオイルの流れを作り、小さなグリーンのビーズが一面に舞うともみの木の世界になります。

ビーズが落ち着いてくると、またクリスマスカラーのきれいな映像。 まるでスノーグローブの中を覗いているみたいです。(ガラスのドームの中の世界に雪が降るノスタルジックなスノーグローブです)

大きなオブジェクトと細かいビーズの組み合わせで、いろいろなシーンを生み出しています。 オブジェクトセルを回すたびに生まれる素敵なクリスマスの景色! 楽しめる万華鏡ですね。
ほら今度は雪景色でしょうか。

暖かい光の下で見るとまた別の煌めきに満ちた魅力的な映像が楽しめることも付け加えておきます。

 

 

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メッセージを伝える万華鏡

2011-12-14 21:50:01 | 万華鏡ブログ

12月25日まで流山市の万華鏡ギャラリー「見世蔵」で開催中の「世界のきらめき万華鏡展」で見つけたメッセージ付きの万華鏡です。村越通浩さんの作品で、シンプルなアルミニウムの筒に、それぞれメッセージがお洒落な字体で書かれています。 縦書きの日本語はあたりまえのものなのに、万華鏡の筒を飾っているのがとても新鮮に見えました。

自分の好きなメッセージを探したり、誰かに伝えたいメッセージを探して選ぶのも良いですね。
そして自分の好きな映像がその筒の中で展開したら本当に嬉しくなります。

以前、マッシモ・ストリーノさんが筒に言葉を書いたアルミニウム製の万華鏡を作ったことを思い出しました。  Love, Peace, Hope, Joy の4種類がありました。 (現在の彼の作品とは全く違うスタイルのものです。)

村越さんの万華鏡の日本語のメッセージは「ありがとう」「好きです」「自分らしく素直に生きる」「心をあわせて」「七転八起」など、ほかにもいろいろ。 万華鏡の筒にメッセージというスタイルが意外と雄弁に語るものがあり、新鮮だったのでご紹介しました。

映像もそれぞれ違っていて選ぶ楽しみがあります。

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Monlam 祈り

2011-12-12 20:33:00 | 万華鏡ブログ

小林綾花さんの万華鏡「Monlam モンラム」です。 チベット語で祈願という意味を持つそうです。ボディーは彫金のテクニックで、銅、真鍮製の表面にチベット文字を装飾しています。

トップにオパールを留めたこの万華鏡に刻まれた文字を一つ一つ小林さんは説明してくれました。
「魂」「地球」「水」「火」「土」「満月」「太陽」・・・私たちの生命を支えているものばかりです。

万華鏡に添えられた小林さんの言葉をご紹介します。

チベット文化圏に滞在していた際、とても強い祈りの力を感じました。
日々、マントラを唱え巡礼を続ける人々。 
祈りをささげられたタルチョ、マニ石たち。

厳しい自然環境のなか、何世紀にもわたり続いてきた人々の生活。
天空に近いこの地で、人は何を思い、祈るのか。
あらゆる命が生まれては消え、再び巡る永遠の輪廻の中、
人はただひとつの命を生きていきます。

全く違った環境、文化、暮らしのなかで小林さんが感じ取った「祈り」は、この万華鏡を通して、なぜか日本にいる私たちの心にも深く響くものがあり、共感し、感動します。 

「モンラム」という作品もほかの小林さんの一連の作品と同様、外観のデザインもいくつかあります。そして映像は色の組み合わせを考慮しながら、天然石やスワロフスキーを選び、いろいろな映像表現を用意しています。 2点目の「モンラム」は、グリーンや赤の天然石を中心に作られています。

筒に刻まれた文字は「火」「大陸」「月」「水」 
意味を知ってこの万華鏡を作った小林さんの想いが伝わる気がします。
それにしてもチベット文字は独特の形で、万華鏡を飾るデザインとしても素敵ですね。 

「モンラム」は第51回日本クラフト展に入選しました。 おめでとうございます。
2011年12月26日から2012年1月6日まで、東京駅近くの丸ビル7階、丸ビルホールで開催されるこの展示会で、さまざまなジャンルの作品とともに展示されます。

「日本のクラフト」という括りのなかで、デザイン、機能、技術、表現などさまざまな面から評価されたことは素晴らしいことですね。 小林さんにとっても、日本の万華鏡界にとっても・・・

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冬木立

2011-12-11 23:13:06 | 万華鏡ブログ

落ち葉をはきながら、見通しの良くなった木々を見上げると、青い空を背景に木々の姿が浮かび上がります。 冬木立というのも美しいものだなあと思います。
今日は久しぶりに井野文絵さんの磁器の万華鏡です。
「白樺」の木立が白地にすっきりと美しい筒ですね。 13cm弱の小ぶりな作品で、手の中で気持ちよくまわすことが出来ます。

独特の質感のある半透明なガラスを背景に、ガラスオブジェクトが音を立てながら動くドライタイプです。 正面からの光を通して透明感のある映像とガラスの表情が見えています。

この作品は二等辺三角形に組んだミラーシステムです。 大きな中心映像とその周りに続く細かい映像が重なり合います。

小さなオブジェクトセルながら、ガラスオブジェクトの選び方に個性があり、井野さんの万華鏡の魅力となっています。 次のぼかしの入ったような映像・・・和紙のような雰囲気ですね。 これも同じ万華鏡です。

小さな筒の中に展開する落ち着いた色模様を楽しみたい作品です。 伊野さんは花をテーマにした作品も多いのですが、今回はちょっと違った趣の万華鏡でした。

 

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歴史的な建物に万華鏡はよく似合う

2011-12-10 16:19:27 | 万華鏡ブログ

明治22年(1889年)建築の寺田園茶舗「見世蔵」が万華鏡ギャラリーとして新しい命を吹き込まれたのが、平成22年(2010年)のことでした。 流山市在住の万華鏡作家、中里保子さんを中心にスタッフの方々の努力の甲斐もあって、作家ものの万華鏡を楽しめる心地よい空間となりました。

11月23日から12月25日まで開催中の「世界のきらめき万華鏡展」では、日本の作家さん、アメリカの作家さん合わせて23組名が参加。 100点以上にも及ぶ多彩なきらめきの世界を見せています。

木村えみ子さん、小林綾花さん、佐藤元洋さん、中里保子さん、中村明功さん・あや子さんご夫妻、なみまちえりこさん、沼尻のんさん、細野朝士さん、松宮真理子さん、水越島司さん、村越通浩さん
らの個性的な作品が並びます。

今回はアメリカの著名な作家さんの作品も並びました。 日本の作家さんの作品とは違う魅力も見ることが出来ます。 キャロリン・ベネットさん、ジュディス・ポール&トム・ダーデンさん、ジョン・グリーンさん、スー・リオさん、スティーヴ&ペギー・キテルソンさん、チャールズ・カラディモスさん、デヴィッド・カリッシュさん、マーク・ティクルさん、マイケル・コリアさん、ランディー&シェリー・ナップさん、ルーク&サリー・デュレットさん、ローラ・ワイルドさん・・・

大作から小品まで、どの作品も直接覗いて楽しめるようになっています。
充実した品揃えですので、万華鏡好きな方はぜひ行ってみてください。

歴史のある木造の建築と万華鏡の組み合わせは、とても良い雰囲気で、素敵な空間になっていると思います。 ゆっくりと時間をかけて万華鏡の世界に浸ってくださいね。

そしてもうひとつ、この「見世蔵」で忘れてならないのが 参加型大型万華鏡「プリ蔵くん」です。

全てを万華鏡模様に変えてしまう楽しい鏡の筒。 一人でも、数人でも、ミラーの前でポーズを決めて写真に撮れば、とても素敵な記念写真になりますよ。 
寺田園茶舗 見世蔵 の情報はhttp://miseguranagareyama.blog71.fc2.com/ でごらんください。

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美術館は巨大なスクリーン

2011-12-09 21:35:07 | 万華鏡ブログ

浜田市世界こども美術館で開催されていた依田さんご夫妻の万華鏡展の最終日は投影式万華鏡で建物全体に本物の万華鏡映像を映し出すイベントが行われました。

この白い建物のこの全面と、中庭を使った素晴らしい光のプロジェクトです。

庭に投影された色のあふれる空間では、こどももおとなも光の中で走り回っています。
見て楽しむだけではなく、その中に参加してしまうというすごく楽しくて不思議な体験だったのではないでしょうか。

今回の万華鏡展をまとめたビデオの中で、この素晴らしい色と光の祭典を見ることが出来ますのでご紹介いたします。 ぜひ最後までご覧ください。 きっと感動します。

http://www.youtube.com/watch?NR=1&feature=endscreen&v=9kuCHHm6qjM

私はこの日には行けなかったのですが、依田さんとプロジェクトチームの方のご協力でビデオ映像が作られ、YouTubeで見ることが出来るようになりました。 (その場にいたかったなあ・・・)

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万華鏡の再生のちから

2011-12-08 12:25:36 | 万華鏡ブログ

前回に続いて日本万華鏡大賞展からいくつかご紹介していきたいと思います。
上の写真はヴィジュアル賞を受賞なさった雁野清司さんの「地球儀風万華鏡」の映像です。 美しく繊細な映像です。 外観はちょっとユニーク。 万華鏡本体を支える地球儀のような球体は欅材で作られています。

ガラスより透明度が高いアクリルを使ったプリズムミラーの万華鏡に挑戦なさった北村幸信さんの作品「透明度93%」は、素材の特質だけでなく、様々な局面でアクリルの可能性を追求して出来た8種類の万華鏡です。 一昨年、CDやDVD などのディスクを再利用した万華鏡でグランプリを受賞なさった方ですが、今回も新しい万華鏡の姿を提示し、 アイディア賞を受賞なさいました。 ひとつひとつ違った見せ所があり、興味深い作品たちです。

次は江角陸さんの「北極星」です。星座の浮かび上がった12面体のボディーを見れば、中に展開する映像に期待が高まります。


ボタンを押して中を覗いてみると、鮮やかな星が浮かび上がります。

「夢見る人」というユーモラスな雰囲気の万華鏡は、岡本脩さんの作品で、オブジェクトを交換して音楽と共に楽しむ万華鏡です。

帽子の穴からのぞきます。 たくさんの交換用オブジェクトホイールが用意されています。

ステンドガラスの「あさがお」は横山香織さんの作品。 3種類の万華鏡が美しく咲き誇っています。

手にとって覗いてみると、異なるミラーシステムやオブジェクトの組み合わせから、多様な映像を楽しむことが出来ます。 次の写真はホイールタイプの万華鏡のガラスと花びらが映りこんだ映像です。


他にもたくさんの作品を見せていただきました。 3・11の被災者の皆さんに想いを伝えたいと工夫をされた作品も数多くありました。 万華鏡を覗いてそのような想いを共有し、同時に心が温かくなれば・・・と思います。 同時に日本万華鏡倶楽部代表の大熊進一さんが述べられているように、忘れないこと、悼む気持ちを持ち続けていく事が、私たちが残していきたい未来につながると思います。 そして、ひとつの美が壊れたところから新しい美が生まれる万華鏡の再生の力を信じたい、活かしてほしいと切に願います。

この万華鏡大賞展は来年の展示予定が決まっています。

京都展 2月4日~3月4日 京都万華鏡ミュージアム姉小路館
大阪展 3月27日~4月1日 大阪市立科学館
北海道展 7月1日~8月31日 ふらのやまべ美ゅーじあむ
多摩展 10月から11月(予定) 多摩六都科学館

また自作の作品を第13回の万華鏡大賞公募展に応募したい方は2012年10月24日~26日が応募期間です。
詳しいことは日本万華鏡倶楽部へお問い合わせください。

 

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