万華鏡の楽しみ ガラス色の幸せ

万華鏡の魅力、ガラス色の幸せを伝えたいと思います

朝焼けの万華鏡 Tequila Sunrise by Steve and Peggy Kittelson

2013-09-30 22:35:22 | 万華鏡ブログ

前回ご紹介の「ブルー・ラグーン」と同じ大きさで、色合いの違う「テキーラ・サンライズ」(ミディアム)をご紹介します。
赤やオレンジ、ピンク、パープルなど多彩な輝きのあるガラスで、暖色系のものです。

「テキーラ・サンライズ」(ラージ)は少し前にもご紹介しましたが、それよりも少し小さいタイプで、「ブルー・ラグーン」と対をなす作品かもしれません。 (ブルー・ラグーンという名前のカクテルもあるそうです。)
 
ミラーシステムは2ミラー3ポイント。 ミラーシステムの第3面にはダイクロイックガラスを配して、3ポイントの映像の周りに温かい色調の輝くオーラを生み出します。

ポイント数が少ないだけに、映り込むオブジェクトの表情がよく見えるタイプです。

そしてそのオブジェクトの色が周りに影響を与え、多彩な色模様となっています。

ガラスと光が織りなす輝きに満ちた世界に引き込まれる万華鏡です。

 

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青い珊瑚礁 Blue Lagoon by Steve and Peggy Kittelson

2013-09-29 15:48:38 | 万華鏡ブログ

青い輝きに満ちた万華鏡「Blue Lagoon (青い珊瑚礁)」をご紹介します。 筒のデザインから分かると思いますが、スティーブ&ペギー・キテルソン夫妻の作品で、最新作です。 素敵な名前にふさわしい魅力的な万華鏡が届きました。

金属的な光沢とともに、煌めく水の中を覗いているような透明感と深みを感じるガラスの筒がとても美しく、また今までには見られなかった新しい作品です。

なに色の・・・と特定できないほど、多彩に変化する色と輝きを含み、独特の表情のあるガラスです。 このところダイクロイックガラスを使って、様々な万華鏡にチャレンジなさってきたキテルソン夫妻ですが、また新しい面を見せてくれて、嬉しい限りです。

映像は2ミラー7ポイント。 ミラーシステムの第三面にダイクロイックガラスを使い、中心の曼荼羅映像の周りに幻想的なオーラを生み出すことに成功しています。 

そのオーラの表情は、ペギーさんの創るオブジェクトの色を映しこんでいます。 筒を回して映像が変わると、オーラの色もこんなに変わります。

オブジェクトにもダイクロイックガラスを多用しているので、輝きに満ちた映像なのですが、その輝きを写真ではお伝えしきれていないのが、残念です。

目を惹く美しいガラスの筒とその内部に広がる別世界・・・珊瑚礁の海を見に行きたいけど簡単にはいけないし、現実からしばし逃避行したいときにぴったりかもしれません。

 

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ターンテーブルに何を載せますか?

2013-09-26 15:22:11 | 万華鏡ブログ

スティーブン・グレイさんは、2013年のブリュースター・カレイドスコープソサエティー(BKS)のコンベンションで、山見さん、中里さん、北村さんとともにPeople's Choice Awardを受賞しました。 
スティーブン・グレイさんは20年ぐらい前にすでにブリュースターソサエティーから、その優れた万華鏡の作品と万華鏡界への貢献が認められ、創造的作品賞などを受賞していた方です。 美しく加工された木工のデザインと実験的なミラーシステムで、皆を驚かせました。 長い間、BKSへの積極的な参加はなかったのですが、昨年戻ってきて、昨年と今年の2年連続で受賞を果たしました。 
その今年の受賞作品のご紹介です。 10月1日から京都駅地下街、ポルタ ギャラリー華で展示予定です。日本では初めての公開となると思われます。

マホガニー、ウォルナット、バーズアイメープルの3種類の木材を使っており、ターンテーブルにオブジェクトを載せて回転させ、その動きを3本の異なるミラーシステムを通して見ます。

ターンテーブルは3本の真鍮製ワイヤーでつりさげられています。 そこを回転させる仕組みはとてもシンプルです。ターンテーブルを手で回すと、真鍮の柱にワイヤーが巻き付きます。手を離すと、自然に戻る方向で回転します。そして戻り過ぎた分、また逆方向に戻るという動きをしばらく繰り返すのです。 当たり前の動きですが、ちょうど良い速度でバランスよく回転するまでにはいろいろな試行錯誤があったことと思います。

ターンテーブルに載せるオブジェクトは何でもよいのですが、スティーブン・グレイさんが用意なさったのは、光沢があり、質感のある布や、組みひも、ブレードなどです。

これらを自由に置いて、ターンテーブルの動きで映像の変化を楽しみます。 一度だけテーブルを回転させれば、あとはそのまま、動きに応じて変化する映像が見られます。

二等辺三角形に組んだミラーシステムからは、繊細な模様が広がって見えます。 先端には水晶の球がついています。

四角に組んだミラーシステムのうち、3面がミラー、もう1面が布地という筒を通して見ると、コーラスラインと呼ばれる横に長く繋がる映像が見えます。

そして3本目のとても変わったシステムは、通常のテレイドスコープのように球や半球が使われているのではなく、オイルセルの中に、焦点距離の異なったいくつかのレンズをオブジェクトのように入れていることです。ミラーシステムは2ミラー5ポイントですが、場所によって異なるレンズを通して見える映像が反復されるため、ちょっと不思議な見え方になります。 時々、泡の中の映像のようにも見えます。

この大きな作品は、3人の人が一度に楽しむことができます。 取り付けたテレイドスコープは、場所を変えたり、覗く向きを変えたり、回転させたりできるようになっています。

京都万華鏡ミュージアムがプロデュースする「2013秋の新作展 きらめく万華鏡の世界展」では、アメリカと日本の作家さんの新作を中心に展示されます。 

スティーブン・グレイ / チャールズ・カラディモス /ジュディス・ポール&トム・ダーデン
ペギー&スティーブ・キテルソン / ルーク&サリーデュレット/ トム&キャロル・パレッティー
ランディー&シェリー・ナップ

赤津 純子 /佐藤 元洋
鈴木 明子 /高瀬 義夫
中里 保子 /中村明功・あや子
沼尻 のん /松宮 真理子
山見 浩司 /依田満・百合子 

10月1日(火)より13日(日)まで開催。 午前11時~午後19時
京都駅地下街 ポルタ ギャラリー華 
 
関西の方、京都旅行を計画なさっている方、ぜひこの機会に素晴らしい万華鏡の世界を楽しんでください。

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Bunkamura 万華鏡展から 4 曼荼羅の世界

2013-09-23 17:17:40 | 万華鏡ブログ

現在渋谷の東急Bunkamura ギャラリーで開催中の万華鏡展から、今日は羽石茂さん・泉さんご夫妻の作品をご紹介します。 

今年も目を惹いたのは、独自の装飾はんだのデザインが素敵なステンドガラスの作品です。 白のパーラータイプで、背の高い作品「Shanti(シャンティ)」は、直線と円の組み合わされたデザインがとてもお洒落です。 スイッチ一つで内蔵の照明がつき、美しい映像が浮かび上がります。 このライトは7色に変化するので、映像はオブジェクトの動きとライトの色で、多彩に変化します。 替えのセルもあるので、覗く楽しみは尽きません。

次は 「月の響」という作品。 こちらも装飾ハンダのデザインがユニークですね。 ガラスをつなぐハンダだけでなく、さらに手をかけて、デザインの中に取り入れています。

内蔵のライトで美しい映像を楽しめます。 羽石さんのパーラータイプの作品は、筒の下に見えているハンドルを回すと、筒の先端のオブジェクトセルが回転します。 手を伸ばしてセルを回さなくても、楽に映像の変化を楽しめるのが嬉しいですね。 私も、つい癖で手を伸ばしてセルに触ろうとして、この仕組みを教えていただいたのですが、そう言えば昨年も同じことを言われた覚えが・・・・。 

こちらは12ポイントの曼荼羅映像です。 引き込まれるような美しい映像が次々に生まれます。 羽石さんに伺ったところ、そもそも仏教の曼荼羅に興味を持ち、自分でも表現なさりたいと万華鏡の世界に入ってこられたそうです。 
オブジェクトを創られるのは奥様の泉さん。 ガラスだけでなく、布や糸、ビーズなど、様々な素材を組み合わせて、美しい映像を生み出しています。 

次の作品は、泉さんの独創的な刺繍やアップリケをした布がガラスの下に収められた万華鏡です。 
名前は「悠遠繍華」(ゆうえんしゅうか)。 

オブジェクトセルは2つに区切られているので、2つのセルがあるのと同じで、雰囲気の違う色合いを楽しむことができます。 ライトが組み込まれていて、美しい30ポイントの映像を生み出します。 本当に細かくて美しいです。 
鏡を組む角度がとても狭いミラーシステムですが、そこに映り込んだオブジェクトのほんの一部が曼荼羅模様として完成されていることを思うと、どんな工夫をなさっているのかしらと思います。

最後は「パラレル・ユニバース」  大きな覗き口の作品です。

テイパード3ミラーシステムが生み出す球体の色模様は、宇宙を見ているかのごとく、神秘的です。

個性豊かな外観のデザインとオブジェクト構成、そして細かくて優美な曼荼羅映像・・・羽石さんのどの作品も覗く人の心をとらえる万華鏡です。

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Bunkamura 万華鏡展から 3 素材いろいろ

2013-09-21 21:05:21 | 万華鏡ブログ

今日もbunkamura 万華鏡展からご紹介します。
写真は、高林千稔さんの世界です。 いつも独自のプレゼンテーションの仕方で、ご自分の万華鏡作品を展示しています。 展示は、和蝋燭と時計がテーマになっているようですね。 



高林さんの木工万華鏡は、木材の選び方、万華鏡としてのデザイン、美しい仕上げ、オブジェクトセルのアクリルの加工、オブジェクトのこだわり、持ちやすさ、覗きやすさなど、どの点をとってもベストを尽くされていることがよくわかります。 この手前にある1点は、新作です。 

何種類かの組み木から削りだされた万華鏡の筒は、カーブのついた曲面に現れる美しい模様が魅力です。
組み合わされたアクリルのオブジェクトセルは、その一体感を損なわないように、手をかけて磨かれていると伺いました。 木のぬくもりと作家さんの想いがこもった作品は、大切な宝物にしたくなるような万華鏡です。

次は全く雰囲気の違う、デコバージュの技法で作られた万華鏡です。 こちらもこの展示会ではお馴染みの大塚新子さん・友子さんの作品のほんの一部です。

美しい絵柄を切り抜いたものをテーマに沿って選び、筒に張り付けてデザインしたうえで、ニスを塗り、乾燥、磨きを何回も繰り返すそうです。 素材の雰囲気を伝えながら、光沢のある丈夫な筒が出来上がります。
そして、テーマに沿った映像をどんなふうに表現しているのか、一つずつ覗くのが楽しみです。 美しくきれいな映像は、筒の魅力をさらに高めているという点が何よりも素晴らしいですね。

分かりにくいですが、左の作品は、筒の一部が空間になっていて、シャドーボックスのような作りになっています。 ストーリーを感じる作品です。 内部の映像もとてもきれいでした。

ほぼ中央にある黒地に花の模様の万華鏡。 映像展開もインパクトのある華を見せています。

 

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Bunkamura 万華鏡展から 2  柔らかなガラス色

2013-09-20 22:31:30 | 万華鏡ブログ

Bunkamuraの万華鏡展から、今日は堀越順子さんの作品を少しだけご紹介します。 パート・ド・ヴェールというガラス技法で万華鏡を創る作家さんで、日本でも、たぶん世界でも他に類を見ないと思われます。 

上の作品は今回初めて挑戦なさったパーラータイプ(据え置き型)の万華鏡です。 上のアイホールから覗くと、柔らかな色に包まれて、万華鏡の映像が浮かび上がります。

二つのオブジェクトセルがあり、交換可能な作品です。 オブジェクトセルの色合いがピンク系とブルー系でそれぞれ上のようなやさしい雰囲気の映像です。
大きめのセルにはこんなきれいなオブジェクトが入っています。

堀越さんのハンドヘルド(手持ち型)の作品も種類が増えて、覗く楽しみも増えました。 白い背景、黒い背景、オイルタイプ、ドライタイプなど、万華鏡の機能的な部分もそうですが、ガラスの色と形のヴァリエーションもあり、とてもきれいでした。 シリーズごとにデザインが異なり、それぞれのシリーズに多彩な色が用意されています。

パート・ド・ヴェールならではの手触り、ガラスのしっかりとした質感を生かした万華鏡は、よく手になじみます。 大切にくるむように持って、筒全体を回して楽しむ作品です。

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Bunkamura 万華鏡展から 1 物語のような作品群

2013-09-19 22:18:37 | 万華鏡ブログ

恒例の渋谷 Bunkamura Gallery での「万華鏡展」が今日から始まりました。 例年にも増して作家さんの思い入れのこもった作品が並び、大きな感動をいただいて、胸いっぱいになってしまいました。 とても一度に全部は味わいきれないほど、多くの作品でしたが、そのうちほんの一部をご紹介させていただきます。

上の写真は傍嶋飛龍さんの作品です。 素材と造形の面白さ、楽しさ! 手の込んだ作りに万華鏡であることを忘れてしまいそうな世界が演出され、目を奪われます。 それぞれがユニークな大きな作品が6点もありました。
これは、「命の詩」という作品です。多肉植物が作品の一部なんですね!

次は「風車の物語」という作品。 工夫を凝らしたドライ(?)オブジェクトホイールと色ガラスのホイールがついています。

万華鏡の台の部分ですが、中にもこんな世界が・・・作品のあちこちにちりばめられた小さな造形にはどんなストーリーがあるのかなと思いながら、このような作品を作られる作家さんに興味がわきます。

映像もインパクトのあるオブジェクト使いで、ミラーシステムもいろいろ。 見ごたえがあります。
これは「きのこの魔法」という作品です。 (写真一番右)。 二つのミラーシステムです。

手持ち型の作品で四角い筒。 これはオブジェクの入ったビンが入れ替えられるようになっています。 外はすべて手描きのデザインで、同じものはありません。

丸い筒の作品も、いろいろなミラーシステムと色合いで、たくさん展示されていました。 傍嶋さんは、毎年Bunkamuraの展示会でユニークな作品を出品なさっていますが、今年もとても見ごたえがあり、本当に覗いていて楽しかったです。 
(次回も続きます。)

万華鏡展 ー 光の幻想 ー
Bunkamura Gallery
9月19日~29日まで開催中。10時~19時半。
http://www.bunkamura.co.jp

 

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ホイールは色のパレット

2013-09-18 15:19:04 | 万華鏡ブログ

今日はシェリル・コックさんの2枚のホイールをオブジェクトとする万華鏡をご紹介します。 2枚のホイールと言えば、チェスニック工房の万華鏡が有名ですが、シェリルさんも同じコンセプトながら、独自のデザインでたくさんの種類を作っています。
シェリル・コックさんはジャニス・チェスニックさんの長女で、チェスニック工房の最初からジャニスさんとともに製作をしていましたが、独立して自分の工房を立ち上げました。 ちなみに二女のロリ・ライリーさんはペンダントタイプのホイール万華鏡を、また長男のジョン・グリーンさんは、チェスニック工房を引き継ぎ、ホイールタイプの万華鏡を中心に作っています。 万華鏡コンベンションでお目にかかりますが、とても仲の良いアーティスト家族です。 

この作品、「Jubilee」というタイトルで、替えのホイールを真ん中に飾った木の台に、真鍮製の万華鏡が載っています。 楽しさと可愛らしさが感じられ、飾っておきたくなるデザインです。 3枚のホイールの組み合わせは自由自在。 どちらをミラーに近付けるかで、見える模様が変わってきます。

透明な色ガラス、質感の違うガラス、めのうなどそれぞれに特徴のあるホイールに、ビーズを飾っています。 ホイールが回転したときに、このビーズは多少動きのあるように、緩めにはめられています。 奥のホイールが、隙間から見えたり、ガラスを通して見えたりして、多彩な色模様を見せてくれます。

まるで巡りゆく季節を表しているようですね。 それぞれのホイールに配された色が合わさり、混じり合って映像を描く・・・ホイールのパレットから色模様が生み出されていくみたいです。

同じようにホイールの2枚ついた、小さな作品もあります。 小さなガラス片や粒を貼り付けたホイールを2枚、それぞれを回しながら、模様の変化を楽しみます。

小さいけれど、透明感のある3ミラーの映像が視野いっぱいに広がって見える本格的な万華鏡です。

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光の点が模様を作る  Illuminated images by Hiroshi Wakabayashi

2013-09-11 16:31:47 | 万華鏡ブログ

この万華鏡映像から、どんなオブジェクトを思い浮かべますか?  色の粒が色を変え、姿を変えて映り込んでいます。 
今日ご紹介するのは、若林寛さんの作品です。

金属の筒と部品で組み立てられ、台座は蒔絵風に金彩をほどこし、黒く塗ったアクリルと組み合わせています。 この渋い雰囲気の万華鏡ですが、上のアイホールから覗くと、鮮やかな色の粒が曼荼羅模様となって見えています。

この作品はオルゴールが台座の中に組み込まれ、ネジを巻くと音楽が流れ、円盤状の金属が回転します。 オルゴールタイプでトレイが回転し,トレイの上に載せられたオブジェクトが映り込む万華鏡が一般的なのですが、この作品は違っています。

円盤には小さな穴がたくさんあり、それぞれに裏側から色ガラスの粒がはめ込まれています。 スイッチを入れると、円盤の下からLEDが当たる部分(万華鏡の筒の真下に当たる部分)には色の粒が見えてきます。 でもこの光の粒がそのまま映像になっているのではありません。
円盤の上、ミラーシステムの先端部にあるものが、オブジェクトです。 それが光ファイバーの束なのだそうです。 外からは見えませんが、その光ファイバーがとらえたのが、小さな穴を通して色がついて届くLEDの光です。 ご存じの通り、光ファイバーはガラス繊維の先端に光が届き、光ります。 それが円盤の穴のガラス色を、光の点と変え、オブジェクトになっているのです。 すごいアイディアですね。

もっとすごいのは、映像の形を変える工夫です。色だけの変化ではなく、映像の形も変化させることができます。 映像を創っているのは光ファイバーの束ですが、その束をねじることで形を変えます。 円盤の上に見える8本の腕があるハンドルを回すと、筒の中の光ファイバーの束がねじられて粒の浮き出る模様が変わってくるのです。  

ねじ巻きのオルゴール、スイッチで電源の入るLED、そして手動のハンドル・・・いろいろな仕掛けを組み合わせて、万華鏡模様のイルミネーションを楽しむ作品です。 

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魅力的なデザインと4ポイントの映像  

2013-09-08 22:17:10 | 万華鏡ブログ

モダンな市松模様のステンドガラス製の四角い万華鏡は、代永正樹さんの作品です。 覗き口の装飾はんだも凝っていますね。 ガラスとガラスをつなぐはんだも、太いラインと細いラインを使い分け、すっきりとした形にまとめています。



4ポイントの映像が好きだとおっしゃる作家さんで、その映像を生み出すミラーシステムを 「回文字咲き」と名付けています。
オブジェクトセルは「樹氷絞り」というタイプで、とても細かい白い粒が、オブジェクトセルの中、大きめなオブジェクトの間を流れます。
4ポイントは、ポイント数の多い作品に比べて、オブジェクトの形が見えやすいので、その形にこだわってオブジェクトを作っているそうです。

「虹色の明かり取り付き」と説明されているように、オブジェクトセルの側面のガラスが透明な色つきのガラスになっています。 映像の色合いは明かりの入るセルの側面の色で変わります。各側面で違った色のガラスになっています。

セルの横から光を当てると、もっと輝きの増した映像になります。

オブジェクトはバーナーワークで作ったもので、白か薄い色のガラスのみです。 そこに側面のガラスの色が投影されて、様々な色合いに変化します。

光が創りだす色は、光の強さや取り込み方で微妙に変化します。 幻想的で美しく、時に妖しい魅力を放つ色彩世界です。

「虹色明かり取り付き 匿匣(かくしばこ) 四ツ目格子  樹氷絞り 回文字咲き」という和風で素敵な名前のついた万華鏡です。 四ツ目格子というのは古典的な柄だそうですが、何とモダンなデザインでしょう。  
4ポイントの映像もデザインとしての面白さがあり、取り込む光に左右される不思議な色彩表現からは目が離せなくなります。

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