昨日ご紹介した「秋」Autumnという万華鏡の内部映像です。この四季シリーズの特徴のひとつは、２ミラーシステムで、第3面に水彩で絵が描かれているところです。紅葉が舞うシーンが、6ポイントの映像の周りを囲み、筒の側面に映り込んでいます。ニューイングランド地方の秋の夕暮れの景色に似ていると説明がありましたが、光り輝く木々の紅葉の美しさ、いろいろな木の実を見つける楽しさ、収穫の喜び、そんな雰囲気が伝わってくる映像です。セルを外から見ても実にいろいろなオブジェクトが混在していて、映像の秘密が分かって楽しいです。セルは向こう側に回すと、中心から新しい映像がどんどん生まれてきます。逆に手前に回すと、吸い込まれるような映像の変化があり、止めてもしばらくは、オブジェクトの流れがあり、違った面白さを楽しめます。オブジェクトの重なりが生み出す豊かで芳醇な映像が魅力的な、内部も外部も秋の雰囲気がたっぷりの素敵な万華鏡です。
