万華鏡の楽しみ ガラス色の幸せ

万華鏡の魅力、ガラス色の幸せを伝えたいと思います

紫陽花の万華鏡 Hydrangea by Fumie Ino

2013-05-26 22:00:48 | 万華鏡ブログ

そろそろ梅雨の訪れが話題になってきました。 そして紫陽花の季節を迎えますね。 今日は、井野文絵さんの磁器万華鏡シリーズの「紫陽花」をご紹介します。

白い磁器の筒に季節の植物などを配したこの万華鏡シリーズは、小ぶりですが、滑らかで美しい白と、覗き口やオブジェクトセルに使われた木材との組み合わせが、心地よい和の雰囲気を醸し出す作品です。

オブジェクトは透明感のあるガラスで、混ざり合い、重なり合うことで、いろいろな表情を見せます。 筒に描かれたブルーが、映像の決め手にもなっていますね。

多彩な色がある紫陽花のように、いえ、この万華鏡の中では、もっと多様な花が咲いています。

この作品は井野さんの作品としては珍しく、背景のガラスが曇りガラスになっています。 いつもはテクスチャーのあるガラスを背景に使われていますが、曇りガラスで見る映像は、よりすっきりとして、新鮮な印象を受けました。

季節のお花を飾るように、季節感のある万華鏡を身近に飾って楽しんでいただきたいと思います。

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細胞というミクロな世界に惹かれて  Inspired by micro world 

2013-05-22 18:37:36 | 万華鏡ブログ

今日は小林綾花さんの虹の星シリーズから、新柄の登場です。小林さんは、グラデーションの美しい樹脂と金箔でデザインされたシンプルな筒に、蝶や花、タロット、チベットの文様などを今までに描いてきました。
外の色合いに合わせた天然石などのオブジェクトを選び、一つとして同じものはないシリーズです。

上の映像は神秘的で宇宙を見ているような感じがしませんか。 その映像を生み出すのがこの作品です。

今回は「細胞」という新柄です。 小林さんは、顕微鏡を覗くと姿を現わすミクロの世界が、以前からとても好きで、ミクロの生物や細胞をイメージして描いたそうです。
小さな宇宙のような世界が筒の周りを飾ります。  グラデーションの色合いもきれいです。

いろいろな世界を持った作家さんですね。 
映像は2ミラーの4ポイントで、フワーッと色が広がり、時折キラキラ輝きを見せる、小林さんらしい素敵な映像です。

オブジェクトセルは薄めですが、オブジェクトの動きは大変滑らかで、黒い背景に流れるような図案が生まれては消えていきます。

それにしても「細胞」をイメージした万華鏡には初めて出会いました。 でもミクロの世界にはたくさんの不思議があり、自然が生み出すアートがあるのでしょうね。 

別世界を覗いたような気になる、奥の深い万華鏡です。

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Hello Kitty 夢ある万華鏡

2013-05-18 22:31:00 | 万華鏡ブログ

今日はちょっと楽しい万華鏡をご紹介します。 Hello Kitty のペットボトルが万華鏡になるキットです。 
しかもこのキティーちゃんは、スカイツリーで販売されている特別バーションのミネラルウォーターのペットボトルです。

工作が苦手な私のために、特別なオブジェクト入りで、製作済みのものを送っていただきましたが、作りかたは簡単そうです。

中に入れるのはテレイドスコープで、覗き口がペットボトルの口にピッタリとはまるようになっています。 金色の筒がテレイドスコープで、ペットボトルの約半分ぐらいのところまでの長さです。
外すこともできるので、中身(オブジェクト)の入れ替えもできます。

中のオブジェクトは、カラフルなビーズ、金色のビーズ、リボン、小さな折り鶴など、何気ないけど、とてもきれいな映像を見せてくれるオブジェクトです。 混ざり合って魅力的な万華鏡模様になっています。

テレイドスコープなので、広く映像を映し込み、結構細かい模様がたくさん見えています。

底が透明で、筒の向こうの模様がオブジェクトの合間に映り込んだりするのも面白いです。 テレビの映像など動くものだと、それも含めての変化に富んだ万華鏡映像になります。

この作品の良さは、大人から子供まで、安心して楽しめるところです。 簡単に作れるのも魅力ですし、軽く、割れることもほとんどないので、子供に見せても安心ですし、万華鏡をしっかりと持てない体の弱い方にも楽しんでもらえると思います。

この万華鏡キットは、長野、善光寺参道にあるギャルリ蓮さんが考案、販売しています。他のペットボトルの万華鏡キットもあります。

 

 

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ニュースレター カラー版で発行!

2013-05-13 16:26:49 | 万華鏡ブログ

ブリュースター・カレイドスコープソサエティは、万華鏡作家、コレクター、そして販売業者など万華鏡に関わる人たちのネットワークです。 そして共通しているのが「万華鏡好き」であること。 作家さんでコレクターの方もいらっしゃるし、ギャラリーのオーナーでもコレクターの人がいます。 そしてコレクターだった人が、ひそかに技を磨いて作家デビューということも。 
結構、ゆるい感じの集まりですが、万華鏡というキーワードのもと、年に1回集まれば、すぐに打ち解けあい、盛り上がります。

コージー・ベーカーさんが作り上げた組織ですが、今ではその思いを継ぐ人たちが運営に携わっています。 そして2013年からNPOとして、運営されていくことになりました。 ベーカーさんの後、中心的な存在として活躍してきたチャールズ・カラディモスさんも、次の人にその任を託して、製作活動と万華鏡アートの普及活動に専念することになりました。 
カラディモスさんはブリュースター・カレイドスコープの機関紙 News Scope の編集もなさってきたのですが、最新号から編集者もバトンタッチし、何より嬉しいことにカラーで発行されるようになりました。 やっぱり万華鏡はカラーで見るのがいいですよね。
万華鏡界の情報満載の「ニューススコープ」は年に4回発行されています。

5月29日から始まるコンベンションに向けて、いろいろな企画が準備されています。 今回のテーマは万華鏡の歴史ということで、万華鏡ルネッサンスの初期から活動している作家さんの話などを聞く機会もありそうで、楽しみにしています。 またこのブログでもご紹介できればと思っています。

 

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ポリアンギュラーの万華鏡

2013-05-12 20:34:09 | 万華鏡ブログ

ポリアンギュラー ミラーシステムの万華鏡の秀作をご紹介します。
万華鏡にはいろいろなミラーシステムがありますが、通常はミラーシステムは一定の角度に固定されているものがほとんどです。 ポリアンギュラー・ミラーシステムの場合、 中に組み込んだミラーの角度が固定されず、ある程度閉じたり開いたり調節できるようになっています。
作家はワイリー・ジョウブさん。 1987年からポリアンギュラーの万華鏡を創っています。
この作品は、2009年にコージー・ベーカーさんのお宅で見せていただいたものです。

このホイールもユニークです。ホイールには薄い透明なシートに描かれたオブジェクトの絵が、オブジェクトとして入っています。 ガラスオブジェクトの絵だったり、植物の絵だったり、それっぽく描いてあるものがオブジェクトというところが面白いですね。 そしてホイールを回すと中で自由に動くのです。

 

背景は周辺部が白、中央付近にはいくつかの色が配されています。

映像は素材の透け感が生かされ、重なり合う模様の面白さを見せています。

ホイール中心部の色が映り込んで、映像の周辺部に現れています。

角度を少し広げて、4ポイントの映像になりました。

大きく動かすのはちょっと怖い気もして、遠慮しながらミラーシステムを動かした記憶があります。もっといろいろな角度に挑戦して撮影すればよかったとちょっと後悔しています。 

堂々と大きくて美しい造り、自由で面白いアイディアがちりばめられているこの作品は、とても印象に残りました。 また出会いたい万華鏡のひとつです。

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光を受けて美しいガラスの作品

2013-05-10 15:38:54 | 万華鏡ブログ

昨日に続いて松宮真理子さんの個展からご紹介したいと思います。
窓際に展示されたステンドガラスのパネル作品もとても素敵でした。 松宮さんの技術とセンスを生かしたパネルを使っての、手の込んだ万華鏡作品も並びます。

こちらはProvence プロヴァンスに思いを馳せての作品です。

日本の古くて美しいデザインをイメージした「神楽」 です。

万華鏡ではありませんが、これも夢があります。 「URISORA」 空を売ります。

明るい窓辺に置いたら、昼間でも星空が見えるんです。 遊び心とアイディアとガラスの深い青が魅力的です。 
そしてその横に置いてあるのは、雪の結晶をサンドブラストで彫り込んだガラスパネル(サンキャッチャー)です。 これも光を通すと美しい藍色の模様が浮かび上がります。

万華鏡を創りながら、いろいろな可能性を見つけて楽しんでいらっしゃるのでしょうか。
作品の展示の仕方にも 創意工夫がなされていて、訪れる人を楽しませてくれる作品展です。

絵画、ステンドグラス、万華鏡・・・ゆたかな松宮さんのアートの世界を楽しませていただきました。

 

 

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《あめなる花をほしと云い、この世の星を花という》

2013-05-09 20:29:12 | 万華鏡ブログ

今日から5月15日まで、東京、吉祥寺で開催中の、「松宮真理子展」 に伺いました。 多才な松宮さんの、絵画とステンドガラスと万華鏡の作品が並ぶ、とても素敵な展覧会です。
ガラス張りの明るいギャラリーは、万華鏡をきれいに見るにはぴったり。 ステンドガラスの作品も、光を通して美しく見えています。 久しぶりの展示会訪問のうえ、きれいな作品をよい環境で鑑賞できて、幸せなひと時でした。作家さんも在廊で、作品について説明を聞くこともできました。
宮沢賢治の作品から「あめなる花をほしと云い、この世の星を花という」というフレーズがDMにも書かれていましたが、松宮さんの作品に通ずるものを感じました。 

上の作品は「La terre 」(フランス語で大地、地球、土などを表します。) 味わい深いガラス造形作品です。 内部に展開するのは、黒く深い闇と輝きの反射映像です。

四角い筒の作品は、最近人気があるという「天体観測」です。 特徴はオブジェクトが少なく、オイルの中をゆっくり動くこと。 くるくる回すのではなく、オブジェクトが現れるのをじっと待つのが正しい覗き方です。 そうやって黒い宇宙の闇を覗いていると、どこからともなく現れ、消えていく「あめなる花」は、一瞬の美しさとはかなさを心に刻みつけていきます。 じっと見入ってしまう作品です。

流れるような動きこそがこの万華鏡の魅力なので、切り取った映像では伝えきれないのが残念ですが、フワーッと広がるさまを想像して雰囲気を味わってください。 いくつかのミラーシステムがあります。

次は、明るい緑色のガラスが目を惹く「Olive」です。ガラスのパネルで万華鏡の筒を挟んだ、モダンなデザインの万華鏡で、お洒落で粋な雰囲気がいいですね。 

ひとつひとつガラスの模様も違っているし、ガラスオブジェクトの色合いも違っています。 自分の好きなものを探すのも楽しいことでしょう。

透明感のある爽やかな映像展開です。

こちらは「Forest」という作品。  ガラスにカーブをつけて、かまぼこ型になっています。

覗くと光の回廊の先に4ポイントの映像が浮かび上がります。 映り込むガラスの壁が光の当たり具合で表情を変えるのも面白いです。

今日は万華鏡ばかりを取り上げましたが、絵画もステンドガラスも魅力的で、松宮さんの世界を十分に堪能できる作品展です。 

5月9日から15日まで開催中。
12:00―18:00 (最終日17:00まで)

リベストギャラリー 創  
武蔵野市吉祥寺東町 1-1-19
0422-22-6615
http://www.libestgallery.jp


 

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プレゼントに添えるテレイドスコープ

2013-05-08 12:00:58 | 万華鏡ブログ

機会があるごとにお勧めしているのが、プレゼントにテレイドスコープを添えたらいかがでしょう?というご提案。
筒の向こうの世界が万華鏡模様に変身してしまうのが不思議で、いろいろなものを見て楽しめます。

花や新緑のきれいなこの時期、テレイドスコープを持って散歩するのもいいし、母の日にお花をプレゼントしたら、それをテレイドスコープで見てもらっても、別の花束みたいでまた面白いです。
2ミラーシステムのテレイドスコ―プなら、こんな風に見えます。

 

ハンカチやスカーフなどに添えても、いろいろな図案が万華鏡模様になってしまいます。

沖縄のハンカチを細野さんのテレイドスコープ「キルト」(直角二等辺三角形のミラーシステム)で見ると

別の、正三角形のミラーシステムのテレイドスコープで見ると



広域を取り込んだり、見るものに近付けたり、自由自在。 まるでデザインを生み出す不思議な機械みたいに、いろんな模様が見えてきます。 
通常の万華鏡のようには焦点が合いにくいので、撮影はちょっと難しいですが、人間の目ならもっとくっきりと映り込んで見えます。 覗きながら自分が動くのが、万華鏡と違うところですね。

万華鏡のお店で、あれこれ悩んだ末、「何でも万華鏡になって楽しめるから、これがいい!」とテレイドスコープをお求めになる方もいらっしゃいますね。
万華鏡とはまた違った楽しみが詰まったテレイドスコープ、ミラーの品質がよいものを選ぶと、いつまでも楽しめます。

 

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黄色のバラ Yellow Rose by Kittelson

2013-05-02 14:45:20 | 万華鏡ブログ

今日はペギー&スティーブ・キテルソン夫妻の黄色いバラの万華鏡です。 この万華鏡、全体の姿はこんな感じです。

フラワーシリーズは花をテーマに今までにもいろいろご紹介してきましたが、どれも存在感があって、飾ると雰囲気がはなやぎます。 

オブジェクトセルの中には、このシリーズの御約束の小さなバラの花が見えています。

 

でもオブジェクトセルを回していくと、この万華鏡は意外な展開の映像が次々に出て来ます。

黄色だけでなく、オレンジ、赤、紫、緑などが 自由奔放な組み合わせで生み出す思いがけない映像展開です。 

逆に言うと、黄色の花だったらこんな感じかなあという自分だけの狭い感覚を持っていたんだなあと思い知らされる思いです。

思いがけない展開こそ万華鏡の面白さなのにね・・・とあらためて思ったことでした。 そして小さな写真では伝えきれませんが、ペギーさんのオブジェクトの芸術的な美しさにいつもながら、感動です。

5月末からブリュースター・カレイドスコープソサエティーのコンベンションが予定されており、今年もキテルソン夫妻の新しい花に出会えるかなと楽しみにしています。 
前回体調不良のことを書きましたら、皆様からご心配いただきました。 まだ目の調子が悪いのですが、快方に向かっております。 すっきりとした状態で行って来たいと思っています。

 

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