万華鏡の楽しみ ガラス色の幸せ

万華鏡の魅力、ガラス色の幸せを伝えたいと思います

タツノオトシゴ

2011-06-30 18:25:58 | 万華鏡ブログ

みずあめやさんから届いた「タツノオトシゴ」です。ターコイズの色がとてもきれいで、涼やかな印象です。
正面のガラスに、いろいろな図柄をデザインした四角い筒型の万華鏡。 その色のイメージに合わせてオブジェクトを選んでいます。
ガラスの技法は「絵柄を彫った石膏板に板ガラスと重しを載せて焼成し、焼きあがったガラスのレリーフ部分に、金液を塗布して、再焼成する」(みずあめやさんのホームページより)というプレスタイプの作品です。

明るい海を思わせる外観にぴったりの爽やかな瑞々しい映像。 ガラスビーズやメタルピースの絶妙な配合で、外から見てもきれいなオイルタイプのオブジェクトセルです。

2ミラーシステム9ポイントの映像が黒い中に浮かび上がります。

グリーンがかった映像も美しいですね。 猛暑には、涼やかな映像が嬉しいです。

子供の頃、夏休みに、タツノオトシゴが直立して泳ぐ姿を水族館で見たことを思い出して、懐かしさを感じてしまった万華鏡でした。 

そしてこの万華鏡もぴったりの色合いの和の生地で丁寧に縫われた巾着袋に入っています。今度はどんな生地を使っているのかなと、こちらも毎回楽しみに拝見しています。

 

 

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日本に届け!気持ちが嬉しい万華鏡

2011-06-27 12:55:40 | 万華鏡ブログ

5月に行われたブリュースター・カレイドスコープソサエティのコンベンションで、日本の震災の惨事を知ったアメリカの作家さん達から声が上がり、万華鏡のオークションを開催して、支援のための募金を募ろうということになりました。

この万華鏡はいち早くオークションの提案をしてくれた人のひとり、マッシモ・ストリーノさんの作品です。
少し首を傾けて鼓をたたいている舞妓さんは、着物の部分など、細かいスワロフスキーのビーズで飾られています。両方から別々の万華鏡で覗くようになっています。

日本を意識してのテーマで、作品を作ってくれた作家さんは他にもいます。ベヴァリー・フォレスターさんは美しい2枚のホイールの作品を作る方ですが、今回は、筒の部分にも桜を描きました。

またペギー&スティーブ・キテルソン夫妻はガラスで、ルーク&サリー・デュレット夫妻は木材でそれぞれチェリーブロッサムの作品を提供してくださいました。

ほかにもこんな作品が並びました。 額に入っているのはキャロリン・ベネットさんによる写真のアートです。

全部で30点ぐらいでしょうか。 コンベンションの会期の間に展示され、最後の日に、オークションにかけられました。
皆が手をあげて、価格を言いながら競り合うのは、私にも初体験のこと。 ワクワクしながら参加しました。
オークションをリードするのはキャロリン・ベネットさんと、ピーター・ベルーブさんです。 とても上手な進行役で、皆が楽しみながら、オークションは無事終了。 暖かい気持ちの感じられるエキサイティングな雰囲気で、日本のために作品を提供してくれた人たち、特別なオークションのための準備をしてくれた人たち、その作品を喜んで競り落としてくださった方たちの気持ちが、本当に有難いことだなあと思いました。

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とても!大きなオブジェクトセル

2011-06-24 16:48:20 | 万華鏡ブログ

楽しいアイディアに満ちた万華鏡作家といえば、なんといってもパレッティー夫妻です。 2011年の最新作はとても大きなオブジェクトセルにびっくりする万華鏡で、「Tilt-a-Whirl (傾けたり回したり・・という意味でしょうか)」といいます。

オブジェクトセルは、ベアリングで取り付けられているので、先端で滑らかに回転させることができます。また、オブジェクトセルが縦になるようにして覗くと、オブジェクトが落ちてくるのを見ることになり、ワンドスコープにも通じる使い方ができます。
当然のことながら縦にすると変化のスピードは速く、横向きになった時はゆっくりと変化します。

セルの中にはシリコンオイル、ダイクロイックガラスを含めた様々なオブジェクトが入っていて、それぞれの重さや大きさの違いが、流れ方の違いになり、また流れる方向の違いになります。

これだけ大きなセルですから、その中で泳ぐオブジェクトも心置きなく場所を変え、その映像も千変万化。 オーソドックスな2ミラー5ポイントの映像ですが、本当に楽しめます。 明るく光をたくさん通すセルですから、色の鮮やかさも生かされ、きれいで楽しい映像の変化が見られます。

写真からわかると思いますが、このセルの特徴のひとつは小さな透明の粒がたくさん入っていること。 彼らのドライタイプでもいくつかの作品は、小さなガラスビーズと大きな、不規則な形のオブジェクトの組み合わせが思いがけず面白い映像となって映り込むのが特徴ですが、オイルの中にも細かい粒がたくさんありました。 重なるオブジェクトの色に染まることもあります。

アクリル製のオイルセルは底の面がカーブになっていますが、両脇には、置く時に傾きを留める出っ張りがあります。 その部分を持って万華鏡を覗くこともできます。

傾いた状態で飾ることができるのが、またユニークで楽しいですね。 筒に巻かれた素材は革で、虹色の模様がついています。 
飾っておいても、すべての面が透明なセルの中に、色とりどりのオブジェクトが見えてきれいですし、楽しさが伝わります。

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クロッカス

2011-06-16 23:49:21 | 万華鏡ブログ

淡い紫色のクロッカスの花を筒にデザインした、ジュディス・ポールさん、トム・ダーデンさんご夫妻の新作です。
Wrap It Up というシリーズの万華鏡で、ジュディスさんの撮影した写真を筒に巻いています。
すでに40種類以上のテーマで、このシリーズは展開中です。 それぞれテーマにそって外観と内部映像を考えています。

この作品の外観は、淡い色の雰囲気、大きく咲くクロッカスが素敵です。
そして、今までのこのシリーズにはなかった新しいアクセントがつきました。トップに飾ってあるガラスです。
このガラスを持って、オブジェクトセルを回転させることが出来ます。

紫や黄色を中心に、ジュディスさんらしい可愛らしさのある美しい映像です。

大きさや質感の異なる様々なオブジェクトを選び、変化に富んだ、奥行きのある映像を見せています。

ジュディスさんらしい可愛らしさと書きましたが、ご本人も本当に可愛らしさのある方なんです。
今回のコンベンションでは体調を崩し、あまり元気がありませんでしたが、最後のパーティーでは企画を任されていたので、がんばって皆を楽しませてくれました。 パーティーが大好きなジュディスさん、優しいトムさんです。

 

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ボブ&グレース・エイド夫妻の万華鏡

2011-06-14 23:19:01 | 万華鏡ブログ

上の作品は、ボブ&グレース・エイド夫妻の「secret promise 秘密の約束」という万華鏡です。黒地に色合いの違うダイクロイックガラスをフュージングしたデザインが目を惹きます。
ボブ・エイドさんは、ステンドガラスの万華鏡の作家として万華鏡を作り続けていますが、通常のミラーシステムの他に、独自の映像を生み出すミラーシステムを考案して取り入れています。また偏光万華鏡にも熱心に取り組んできました。
この作品は偏光万華鏡です。そして映像の変化も独特ですね。

不思議な色合いです。

オブジェクトセルを含む1/3の部分は回転するようになっていて、映像の変化を楽しみます。
ドライセルです。

外からオブジェクトセルの中を見ても、色味はまったくないのですが、正面から光を十分に取り入れると、不思議なほど鮮やかな色合いが生まれます。

"偏光フィルターを通して光と遊ぶ万華鏡" を創っている作家さんは何人かいらっしゃいますが、ボブ・エイドさんの偏光万華鏡には、それとわかる個性があると思います。 

次にご紹介するのは、今年のコンベンションで新作発表された「Fireworks 花火」(限定版)です。

三角形のボディーはダイクロイックガラスをフュージングして窯で焼き付けました。 すっきりとしたデザインで、ダイクロイックガラスの色が美しく映えています。スタンドと台座部分もガラス製で、パーラータイプの万華鏡です。先端のオイルセルにはランプワークによるガラスオブジェクトやガラスビーズが入っています。

この逆三角形の中にテイパードミラーシステムが組み込まれ、複数の花火が打ち上げられたような変わった映像が生まれます。

 少しでもボブ&グレース・エイドさんご夫妻の世界を楽しんでいただければ嬉しいです。

 

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またまた Wow!な万華鏡

2011-06-11 13:33:36 | 万華鏡ブログ

またWow!な万華鏡のご紹介です。

中里さんがこのところ挑戦しているオブジェクトセル。 「ゆうな」と「蝶文様」の先端部分ですが、今回はオイル入りのセルになっています。 ひとつのオブジェクトセルの中に、半分はランプワークによるガラスオブジェクト、そしてもう半分には偏光素材のオブジェクトを入れて、境目に偏光フィルターを入れてあります。
どこが新しいかと言いますと、前回拝見したのはドライタイプでしたが、今回はオイルタイプです。オイルの透明感が加わって映像にもオイルセルならではのきらめきが感じられます。 張り付かないようにオブジェクトにも工夫があるとのことでした。

小林綾花さんの金属の筒。 アルファベットやチベットの文字、文様などを取り入れたデザインと、味のある金属の色みが独特の世界を作り出しています。 

 

映像は自然石やスワロフスキーのビーズなどを使い、色ときらめきの世界を見せています。黒い背景でオイルセルというスタイルがもっとも生かされるオブジェクトの使い方かなと思います。ジュエリーを選ぶような気持ちになる映像ですが、緩やかに変化していく様子もまた魅力的で、うっとりとします。

写真はないのですが(ごめんなさい!)細野朝士さんの作品にも注目したものがありました!
テレイドスコープの新作で、新しいポイントは、レンズに水晶球を使っているところです。
映像がくっきりと、とてもきれいに映りこみます。 外のデザインはシンプルで、中の映像表現には妥協のない美しさを求める細野さんの心意気が伝わってきます。
テレイドスコープにもいくつかのミラーシステムがあるので、いろいろ揃える楽しみもありますね。
また小ぶりの偏光万華鏡RWシリーズも登場。 これは近いうちにご紹介したいと思います。 

同じ蝶をテーマにした万華鏡が並びました。 左は小林綾花さん、右は豊田万里さんの作品です。
豊田さんの描く蝶や昆虫の万華鏡は、いつも図案の構成がユニークでガラスの表現が美しいです。(写真は上手に撮れていなくてすみません)

そしてもっとユニークなのが中の映像表現。 2つのミラーシステムのいずれも虫の目や羽の模様を思わせるちょっと変わったミラーシステムを組み合わせています。

そして大人気の細井厚子さんの作品。 シンプルな筒の中に、テーマに沿った美しいガラスの世界が展開します。静かに期待を込めてオブジェクトの流れが視界に入ってくるのを待っていると、視界だけでなく、心の中にまで染みとおってくる映像の流れです。外の世界とは違った時間がゆっくり流れ、その中に身を置く喜びは万華鏡ならではのものと、改めて感じました。

この万華鏡展は18日(最終日のみ午後4時まで)まで開催中です。 多くの方に見ていただきたい展示会です。

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Wow!ここが新しい!すてきな万華鏡

2011-06-10 23:13:32 | 万華鏡ブログ

東京・銀座の"ギャラリー田中"で開催中の「万華鏡の世界展」で見つけた「Wow!」な万華鏡をご紹介します。
この映像は、佐藤元洋さんの「Pure ドライ」の映像です。 この頃の作品は、少し以前と違ったオブジェクトの色使いを感じます。 とても繊細で、優雅ですね。

でも新しいのは映像の色使いだけではありません。 奥のピンクの万華鏡の映像をご紹介したのですが、この万華鏡は先端部のセルの部分が回るのが新しいのです。今までの手持ち型の万華鏡は筒全体を回すタイプがほとんどでした。
先端部が独立して回るとどう違うのか? と思われる方もいらっしゃるでしょう。 言葉で説明するのは難しいのですが、先端部を回して手を離すと、その回転があまりにも滑らかなために、オブジェクトの重さで自然に戻るように動いてしまいます。中の映像は、まるでオイルセルの動きの余韻のような感じです。ドライタイプのカシャカシャと音を聴きながらの変化と、オイルセルの流れるような動きの両方があるのです。
佐藤さんがガラスの筒にベアリングを取り入れる方法を考え出し、この滑らかな回転が実現しました。見た目は今までのPureと同じですが、その進化した技術と味わいのある映像が素晴らしいですね。

こちらはパーラータイプの作品です。爽やかでみずみずしい外見にも惹かれます。先端のオブジェクトセルはやはり滑らかに回転します。

次は関井一夫さんの金属の万華鏡です。鍛金という金属工芸の分野で活躍していらっしゃいますが、昨年から万華鏡にも取り組むようになられました。 万華鏡の筒がこんな風にデザインされるのか!と新鮮な思いで見せていただきました。

とても存在感のある万華鏡です。タイトルを忘れましたが、その雰囲気にぴったり合った映像でした。

 

縦にすっと立つ姿の万華鏡が多く、美しい姿ですね。 万華鏡のセルの先に脚をつけているので、さらに背が高くスマートです。

右側の作品はテーマが夜桜で、脚の部分に桜の模様を閉じ込めたトンボ玉をあしらっています。

 

そして映像もまさに夜桜。 オブジェクトセルの中にも小さな桜の花が見えますか?

 

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工芸作品としての万華鏡

2011-06-09 22:59:00 | 万華鏡ブログ

今日から6月18日まで、銀座の"ギャラリー田中"で開催中の「万華鏡の世界展」に伺いました。
ガラス、金属、木、漆など様々な素材と結びつき、工芸の世界に新たな表現の形を提案するという切り口での展示会で、大変興味深く思いました。 震災のために予定を延期しての開催でしたが、充実した品揃えで見ごたえもあり、多くのお客様で賑わいを見せていました。

関井一夫さん、小林綾花さん、溝口好晴さん、豊田万里さん

細野朝士さん、細井厚子さん、中里保子さん

佐藤元洋さん

金泰成さん

万華鏡を作るに至った経緯の違いこそが面白く、それゆえに、万華鏡の表現の奥深さと新たな方向性を感じさせる万華鏡展です。

ギャラリー田中  中央区銀座7-2-22 同和ビル1F 03-3289-2495
http://www3.ocn.ne.jp/~g.tanaka/

6月9日(木)~18日(土) 日曜休廊  12:00AM ~7:00PM (最終日は午後4時まで)

 

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完璧なシンメトリーを求めて

2011-06-08 14:54:44 | 万華鏡ブログ

チャールズ・カラディモスさんの新作「Color in Motion カラー・イン・モーション(動いている色という意味)をご紹介します。 2011年5月のコンベンションでお目見えしたばかりの万華鏡です。
形は定番のコーン型ですが、フュージングを施した外のデザインと、その色合いとコーディネートした中の映像に新しさが見えます。

オブジェクトの色使いも少し変わったような気もしますが、この作品では全体に明るさが感じられますね。
透明なガラスの中にガラスの粒を閉じ込めたドライアンプル、赤や黒の細いライン、そのほかいろいろな表情のガラスオブジェクトが、限りなく生まれ変わる映像のもとになっています。

本体の白いガラスは、色を重ねて焼いていますが、そこにある色を忠実に取り入れたオブジェクトの面白さ、ユニークさがそのまま、映像に映し出されています。

カラディモスさんが一番大切にしていることは完璧なシンメトリー、バランス、そして無作為ともいえる変化です。
それらがあってこそ、人はその万華鏡に心を集中することができるし、それが何らかの心理的あるいは精神的な働きを促して、人に満足感や幸福感、開放感を感じさせると彼は考えています。
30年も万華鏡を作り続けてきたカラディモスさんが、その経験をつぎ込んで生み出す万華鏡には、誰にも彼の考えを納得させるような「ちから」がこもっています。

コンベンションでは、作家さんごとのテーブルがあり、こんな風に作品が並んでいました。中央の高いところにあるのは、同じコンセプトで作られた。大きめの作品「Dancing Color ダンシングカラー」です。 左の奥に並んで見えるのが、同じシリーズの作品で、1点ずつ色合いが異なっています。

ガラスを重ねて焼いている分、新作はかなり重くなっています。大きめの作品「Dancing Color」は、映像も素晴らしいのですが、ずっと持ち上げて見ていると少しくたびれるのが難点でしょうか。

最後に私のお気に入りの映像です。 もう一度見たくてもそれは難しいけれど、次のお気に入りを見たくて、いつまでものぞき続けてしまいます。

 

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喜多里加さんの作陶展から

2011-06-05 17:47:44 | 万華鏡ブログ

喜多里加さんの作陶展(6月7日まで、丸善日本橋店3Fギャラリーで開催中)に伺いました。 たくさんの陶器の作品に混じって、いつものように、万華鏡も出品されていました。 写真の手前の方です。
喜多さんの独特の味わいのある陶器の筒に、ミラーを組み、オブジェクトセルをデザインして、万華鏡に仕上げるのは小嶌淳さん。 
息のあったコラボレーションで、手持ち型の「アルケミスト」「雪割草」など、毎回新たなデザインで登場するお馴染みのシリーズ、また電動で動き、覗くだけで変化を楽しめる作品など、並んでいます。 喜多さんが、「万華鏡なんですよ。どうぞ手にとってご覧ください」と声をかけるとお客様はびっくりなさり、中を覗いて、まあきれい!という反応。 私も嬉しくなります。

先端が回転するパーラータイプの万華鏡もありました。
パーラータイプの作品では、かなりユニークな形のものをいろいろ見せていただいてきたので、このオーソドックスな形は珍しくて新鮮でした。先端のオブジェクトセルがスムーズに回転し、不思議な色のオーラのある映像が次々に生まれます。

小嶌さんがずっと創り続けている「アルケミスト」シリーズの映像です。
筒全体を回すタイプで、2ミラーやコーラスライン(横に帯状に繰り返す映像)など、外のデザインとミラーシステムのヴァリエーションで、選ぶのが楽しいシリーズです。


どの万華鏡も小嶌さんが、こんな筒を作ってほしいと依頼し、喜多さんがそれに応えて筒を焼くそうです。
今回は喜多さんのトレードマークのエキゾチックなデザインのほかにも、和の雰囲気の陶の筒も依頼され、新しい感じの万華鏡として登場。
そして、小嶌さんは、イメージを膨らませながら、オブジェクトを作り、万華鏡に仕上げます。
お話をうかがっていると、お互いの仕事への理解と信頼があるから、コラボレーション作品が次々に生まれていき、その世界もさらに広がっていくことを感じました。 

 

 

 

 

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