こんにちは  お元気ですか(上郡町 そとかわピアノ教室)

上郡町の、小さなピアノ教室です。
ピアノを通して元気になれる教室を目指しています!

教材

2012年01月31日 | レッスン室便り
練習しないで上達する導入期の指導法

を、読んで早速紹介してあった教材を取り寄せました。

うちに来てくれている2歳の坊やに見せたところ、CDを聴きながら熱心に教材の絵を見たり、歌ったりしていましたが、一緒に聞いていたお母さんも
「へえ、こんな本があるんですか」
と、のぞきこんでおられました。

かわいらしい、カラフルな絵とシンプルなメロディーで、小さな生徒にも抵抗なく入っていけそうです。


…と、思っていたら、なかなかうまく練習が進まない小学生の女の子に、どんな反応するかな、と見せたところ、ぱっと食いついてきて、どんどん弾き始めました。

「先生、これ、面白い!私、これやりたい!」

私も横で見ていてあっけにとられました。こんなやる気を見せた彼女は久しぶりです。

さすがに、右手だけの曲集はまずいということで、両手の曲集を貸してあげました。今の彼女の読譜力なら、あまり苦労せずに弾けるはずです。来週が楽しみだな…。


呉 暁著 「歌とピアノの絵本」

津山行き

2012年01月30日 | 家族
吹奏楽部でアンサンブルコンテストの中国大会を目前に、会場と似た響きのするホールで練習します、と知らせが入りました。

津山のベルフォーレというホールでの練習です。





天井の高い、きれいなホールでした。

練習とはいえ、本番さながらのサウンドを聞かせてもらって、うっとり。

毎日練習が続き、勉強もそれなりにこなしながらの寮生活は大変そうだけど、こんな贅沢な思いをさせてもらっていることに、感謝しなくては。

午前中の練習だったので、お昼ご飯を皆さんでいただきます。場所は、なんと!!元祖津山ホルモンうどんのお店。



実は、保護者の中にB-1グルメに出場し、上位入賞された方がおられ、その方と一緒に活動しておられるお店をご紹介してくださったのです。

「今ではたくさんホルモンうどんの店ができたけど、このうどんの味はここでしか食べられんよ」
と、そのお父さんの説明を聞きながら塩だれホルモンうどん、みそだれホルモンうどんをいただきました。



生徒たちも次々にお皿を空けていました。


また、「牛のエンガワ」という部位の、非常に珍しいお肉もふるまっていただき、一緒に行ったお母さんやお父さんたちと会話を弾ませながら楽しいひと時を過ごしました。



朝早くから高速を飛ばして子どもたちを津山まで連れてゆき、帰りはそのまた逆の送迎で、なかなか体力的にはきつかったのですが、親は親なりの青春を過ごさせていただいています。

本番まであともう少し!みんな、がんばれ!

道中閑話

2012年01月29日 | その他
セミナー会場が遠いことから、久しぶりに公共交通に乗りました。

車が便利なので最近はたいてい車で移動しています。でも、交通量の多いところと、駐車場の心配をしなくてはならない場所は、やはり電車などですね。

すると、いろんな人が乗ってる、乗ってる・・・・。

行きの電車では私の前に座った女の子が見る見るうちに別人になっていきました。以前は電車の中でお化粧する人がいると不愉快で不愉快で仕方なかったのですが、慣れとは恐ろしい・・・・。見事な変身ぶりにおかしいやら感心するやら・・・・。

試験の暗記をする学生、旅行雑誌を取り出してあれこれ相談するカップル、寝込んだ若い男の子の突き出した足が、私の足にぶつかってきて困るやら恥ずかしいやら。(いちおう相手は若い男の子でしたからね。シンセーン!!あ、いやいや・・・)

でも、いただけなかったのは、帰りの電車の中で学生服を着た男の子が500mlの紙パックのジュースにストローを突き刺したのを口にくわえたまま両手はゲーム機を握ってずーっとゲームしている姿。時々チューチューと音を立てて飲んでる様子はいかにもたよりなくて、いただけなかったなあ。

駅のホームに降り立つと、学生向けのマナーを促すポスターも目に付くけれど、

「もう、暴力なんて見たくない」

と、顔を両手でふさいでいる男の子のポスターがあったのも衝撃でした。

暴力をみなくて済んだのはありがたかったのかもしれない。でも・・・・。

見渡すビル群の中、びゅんびゅん車が行きかう中を会場目指して歩いている途中、落書きやごみや放置自転車など、見ながら歩いてたら、これが日常だと気持ちも荒れるだろうなあ、とさびしい気持ちになりました。

上郡は、いいところだよねえって大阪のど真ん中で、思ってしまいました。


久しぶりに、遠出のセミナー

2012年01月28日 | 勉強
最近買った本の著者が大阪でセミナーをされる、という情報を知り、迷わず申し込みました。

最近は遠出がなんだかおっくうになっていたのですが、そんなこともはねのけるような「行ってみたい」、と思わせていただけるセミナーに出会えて、本当にありがたいな、と思っています。

最近はピアノ教室もビジネスとして教室運営を考えていきましょう、ということでいろいろなヒントをくださる本を出しておられます。


何ともおもはゆいタイトルです…・

実際に行ってみると、100人ものピアノの先生方が、遠く北陸、山陰地方からも来られており、みなさん真剣なんだなあと思いました。

以前はピアノを教えている、というだけで生徒さんが集まってきましたが、今は習い事の多様化、少子化、社会状況などにより、必ずしも習い事をピアノにされるという家庭が少なくなりました。

ある新聞の意識調査で実際に習っている種類と、本当は子どもにさせたい習い事のアンケート結果が載っていて、実際はスイミングと英語がトップだったのですが、本当はさせたい習い事はピアノが一位だったのです。

このギャップはいったい…。

そこで、レッスン内容はもちろんですが、あらためて私たちの生き方も含めたピアノ教室のあり方と運営について考える時代になったようです。そこには、一人で解決できない大きな問題が立ちふさがっており、だからこそ、そのような思いを抱えるピアノ教師がつながりも求めて集う場所ができ始めたのかな、と思いました。

セミナー後の懇親会など今までの講座ではなかったことでしたし、講座開催自体が任意のピアノ教師の団体が立ち上げたものだということも画期的だと思います。

懇親会ではたくさんのピアノの先生方と話をさせていただき、名刺交換(実際は私はせっかく作った名刺を忘れてしまい、皆さんのをたくさんいただいて帰っただけでしたが。とほほ)もさせていただき、大変大変有意義な時間を過ごさせていただきました。


この名刺の数だけの先生方とお話しさせていただきました。


ちなみに、こちらは私の名刺。頑張って作ったのに!


自分たちで活動する、ということがこれからのピアノ教師にも必要になってくるのだなあと、思いました。

そして、それは孤独な活動になってはいけないのであって、だからこそつながりを持っておかなくてはならないのですね。

ピアノで、音楽で、そして、このセミナーになぜかパン教室をされている方も参加されていましたが、自分の持てるもので世の中を明るくしていくために、また頑張ろうと思わせていただきました。

このたびのセミナーを企画してくださった関西ピアノ芸術連盟のみなさま、お世話いただき、本当にありがとうございました。



著者の 藤 拓弘先生と

パソコン教室

2012年01月27日 | 勉強
行ってみたいと思いつつ、定期的には絶対ムリ、と思ってあきらめていたパソコン教室。

そしたら、わからないことだけ教えていただける、単発のクラスがあると聞いて、行ってみました。

上郡町内の上郡地区にある、県民交流広場事業の「菊森さんの家」。

http://www6.ocn.ne.jp/~housekm/index.htm

いままで教室だよりやプログラムを作ってもいまいちだったのを、どうしたらいいか、教えていただきました。

あらためて知る、パソコンの偉大さ!

次回の便りやプログラムはちょっとレベルアップよ!


 パソコン教室 りこりす

http://lycoris-radiata.com/school.html


ひどいんだよぉ・・・

2012年01月26日 | 家族
寮生活をする息子の高校に役員会で出かけ、ついでに一緒に夕飯をごちそうしてやろうと待っていました。役員会の後でも役員の皆さんでこれからのことを話していれば時間はあっという間に過ぎていき、息子が学校を出たのに気が付きませんでした。

皆さんと別れて息子の部屋を訪ねて、「どっか食べに行こうか」と、誘うと、「いや、昨日作ったカレーを食べたからもういい」と、つれない返事。

こっちはおなかがすいたのを我慢して練習終わるのを待ってたのに、なんちゅう親不孝者!
結局、お昼に買っていたコンビニのおにぎり一個を車の中でかじりながら帰ったのです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

突然襲ってきた、腹痛。顔からさああっと血の気が引いていくのがわかります。これは、ちょっとおかしい・・・。

それから何回トイレに通ったか。

暖かくして寝よう、と思うけどトイレにうずくまって動けない。と、そこへトントンと階段をあがる音が。思わず、声をかけた。
「ごめんだけど、ベッドの中に湯たんぽがあるからお湯を沸かして湯たんぽに入れてベッドの中に入れておいてくれない?」

私がどういう状態かわからないからと言って、
「え~。そんなの、自分でやってよ」
の、ひと事で片づけるかっ(涙)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今日は日頃できない大物の洗濯をするぞ!と、思いたち次々と洗濯機を回していました。そのうち、雲行きが怪しくなって・・・・。ホコリもたまっているから掃除機もかけたいし、買い物にも行かなくちゃ・・・・。
そこへ学校が休みの娘がやってきた。
「あ、出かける前に台所でいいから掃除機かけといてよ」

と、声をかけた数分後、すっかり身支度の整った娘が何食わぬ顔で出かけようとする。
「あれ?掃除機かけるのはどうなったん?」
「え?まあ、いいかっていわなかった?」
「そんなん、言ってないし」(怒)
文句を言おうとしたけれど、すうっと出ていきました。



もう!

なんなのよ!!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

30年前・・・・。

音楽大学卒業者の新人演奏会を聴きに来てくれていた母が、終わってから私が出てくるのをずっと待っていました。

私は久しぶりに会う友達ともう少し話したくて、母をすっぽかして友達と出かけてしまいました。

お母さん、ごめんなさい。


聞く

2012年01月25日 | 生き方
ブログを読んでくださってる皆さん。

皆さんは、ひとから、その人が現在困っていたり悩んでいたりすることを話しかけられたりした時、どうされてますか?


先日

私、今こういう状態にあって、ちょっとしんどいんだよねー。

と、話しかけたあと、

どおおーーーーーーー

っと、自分の体験談をしゃべった後、だからこうしたらいいんだ、とか、あなたがそういうことを言うってことは心の中に実はこういうところがあるからだよ、とか分析されたりして、かえって話さなきゃよかったなーと、思ってしまいました。

何かの本で読んだことがありますが、その人の抱えている問題は、人に話をすることで、その人自身がほとんど解決していくんだそうです。

私はその人のアドバイスを聞きながら
「そんなこと、とっくに思ってることなんだ」
と、思いながら聞いている自分がちょっとだけいらいらしていることに気が付きました。

ついつい、教えてあげなくちゃ、なんて思ってしまうんですね。
話している本人が欲しているのはアドヴァイスではなく、

「うんうん、そうなんだ」

という共感と、できれば「理解」。

これって、ピアノのレッスンだってそうなのかも。
案外、弾き方を教えてほしいとかじゃなく、今、できない自分をみとめてほしい、理解してほしい、ということから出発しなくてはいけないのかも。


自分に勢いのある時、元気な時って見落としていると思う。
なるほどなあ。
しんどいのも、勉強やねえ。







うたごえ

2012年01月24日 | その他
絵本の読み聞かせをしていると、登場人物が歌う、という場面がよく出てきます。

そのまま読むこともあれば、勝手にふしをつけて歌うこともあります。

昨日の老人ホームでの読み聞かせに来ていた、会の代表者のお友達で神戸からはるばるやってこられたという白髪の素敵な女性は、お話の最後に唱え歌があって、その部分を“ねんねんころりよ、おころりよ”のふしで歌って、そのお話を閉じられました。

なんというか・・・・。

どんな芸術的なプロの演奏もかなわないって、こういうことなのかなあ、と思うようなしみじみとした歌声だったのです。

どちらかといえば音程もはずれがち、声もところどころかすれて不自然なビブラートがかかっていたのですが、まるで小さいころ、おばあちゃんの背中で聴いた子守唄のようなあたたかみがあり、不自然なビブラートだからこそ、故郷をおもいださせるものがあったのです。

家事の合間にふと口ずさむうたごえ。
カラオケでみんなに声援をもらってはしゃぐうたごえ。
コーラスの練習で作り上げていくうたごえ。

お年寄りの前でてらうことなく自然にうたわれる、この、うたごえ。

人の、はっするぬくもりを感じられるもの。

なんか、ねえ。
歌って、いいよねえ、ってあらためて思います。




この本大好きの会

2012年01月23日 | その他
絵本は下限はあっても上限はない…


の、コンセプトで「いつでもどこでもだれにでも」の合言葉で町内はおろか、声掛けがあればどこへでも読み聞かせ活動をしている、「この本大すき」の会の方に誘われて、老人ホーム野桑の郷へ読み聞かせのお手伝いをしてきました。

絵本を読んでばかりではしんどいので、私は手遊び担当。

前へ出て歌うだけでなく、実際にお年寄りの手に触れて、目を見つめてにっこりほほえんで。

それまで表情のなかったお年寄りにみるみる笑顔が広がり、目が輝いてきます。その変化を見せていただくことで、私も元気をもらいます。

今日は、総勢5人のメンバーでにぎやかな読み聞かせタイムとなりました。




おやゆび、こゆび~・・・・。
前で歌うと、自然に指を動かしておられます。歌の力って、すごい。


“どのおせんべがやけたかな・・・”ひとりずつ手に触っていきます。皆さん、うれしそうに手を出してくださいました。


「お正月だから、着物姿を見てもらおうと思って」素敵な和服姿で来られた方も。気負いなく和服を着られる人がうらやましい。


ソルフェージュ

2012年01月22日 | レッスン室便り
ついつい弾かせることだけに夢中になって肝心の音符を読んだり、正しい高さで歌ったり、正確なリズムを取るといった訓練、おろそかになってしまいます。

ソルフェージュ教育の第一人者、呉 暁(ご あき)先生の本を読む機会がありました。

またまたレッスンについて目からウロコ“落下事件”です。

なぜ弾けないのか、うまくならないのか、若いころからずうっと悩んでいまだに解決しない問題。

百人いれば百人の対応がある子どもたちに、これからもきっと完全に解決することはないのかもしれませんが、少なくともまた一つ、レッスンのヒントをもらった気がして、また頑張ろうという気持ちにしてくれます。

「練習しないで上達する導入期のピアノ指導」呉 暁著 音楽之友社

思えば、私たちピアノ教師は(不遜な言い方をしますが)、音符を読んだりリズムを刻んだり、指先を動かしたりすることに小さい時から苦労しなかった人種だと思います。だからピアノの先生になれたのでしょう。しかし、残念ながらそういうことに苦労する人たちの気持ちにどうしても鈍感になってしまう。なぜ、できないのかわからない。

世の中に音楽を楽しみたい人たち、ピアノを楽しみたい人たちはたくさんいるのにその人たちにその楽しみを分けてあげることができない。

本当は、それができて初めて「ピアノの先生」と呼んでいただけるはずなのにね。

読譜やリズム取りは、ピアノが弾けるためにも一番大切な基礎力なのです。楽譜に書いてあることがわかれば生徒は自分で練習してくるようになる、と、呉先生は書いておられます。

・・・・そうだよねえ。

ついつい、目の前で弾けることで安心を追い求めるレッスンに「喝!」の入る本でした。

感謝!