滋味

曇っているとはいえ、蒸し暑い。

そんななか、夫と二人で庭の草取りに汗を流しました。

ひと段落ついたところで、ふと目をやるといつの間にかブルーベリーがたくさん色づいて。中にはしわがよってしなび始めているものも。あわててざるを持って、収穫しました。

日を浴びて、もぎたての実は生暖かいけれど、汗をかいたあとの口とのどが手のひらいっぱいのブルーベリーをほしがって、口にほおばりました。


・・・・・・うまい。

木の枝で熟しきった実の、甘さとすっぱさが口に広がり、しばしの恍惚感に浸ったのでした。

ありがとう、ブルーベリーを植えようと思い立った息子よ、大きくなるように鉢植えにしてくれた夫よ、自然よ、雨よ、太陽よ、風よ・・・・。


ゴーヤも収穫。昼食に初ゴーヤチャンプルー。


かぼちゃもこれからどんどん採れますねー。




＜夕べの献立＞
焼きうどん
簡単パエリヤ

夏休み！

きょうは、もう一件の高齢者施設訪問の日。

今回は参加できる生徒の数が少なく、少しさびしい発表となってしまったけど、それでもお年寄りにとって発表がどうのというより、子どもたちが目の前にいるということが嬉しいんだ、ということをあらためて思います。

部屋に入っていって、子どもたちを見たときの皆さんの表情がぱあっと明るくなるのを見て、それだけでつれてきてよかったな、と思うのです。

これでもう少し、生徒たちがもっと聞きばえのする曲が弾けたらいいのだけど。

いえいえ、それは私の腕の見せ所なんだろうと思います。こういう場所で子どもの弾くのを聞いていると、レッスンのときに直し切れなかった甘い部分がもろに出て、ああ、しまったなあ、とひとり、苦い思いをしています。

ともあれ、きょうも無事終了。皆さんが喜んでおられるのを見て、こちらも元気をいただきます。行きかえりの車の中での子どもたちとの会話も、レッスンのときに見せない子どもたちの素顔が見えて、楽しい。

普段と違う経験のできる夏休みって、やっぱりいいもんだなあと思います。

甚平

連日の猛暑に悲鳴を上げたおばあちゃんが、私の着ているタンクトップを見て、「私もほしい、買ってきて」と、言われました。

で、きょうはお買い物。やや大きなサイズのばあちゃんの着るようなタンクトップ、ありました、ありました。・・・・と、そこで思い出したのが、主人がほしがっていた作務衣タイプのホームウェア。

ありました、これも、ありました。浴衣コーナーに。

しじら織りタイプの綿１００％、と書いてある甚平です。甚平なんて、長いこと縁のなかった衣服ですが、買ってみると、手触りと言い、色合いと言い、安物の中国製とは言うものの、軽くて薄くて（耐久性がちょっと心配・・・・）涼しげです。

そして、若いころには見向きもしなかったこういう衣服に興味を示すようになって、やっぱり、日本人なんだなあ、と心のどこかがほっとするような気持ちを味わっています。

蚊取り線香、水打ち、そうめん、朝顔に、ハスの花。
めだか、ぼうふら、かえる、シラサギ、ゴイサギ・・・・。

日本の夏の風景に溶け込むものが、ここにはいくつあるのだろう？





＜夕べの献立＞
一夜干し連子ダイ
なすの揚げびたし
とまと、きゅうり・・・

今日のレッスン

連日の猛暑も、ここでいったん休止に入ってくれたらしく、今日は過ごしやすい一日となっています。

今日は朝から二人、ピアノのレッスン。生徒が朝から来ると、「ああ、夏休みだな」と、思います。

明後日、もう１件高齢者施設訪問するのですが、そこにはピアノがないとのこと。ちょうど、電子楽器を借りているので、これを使ってみよう、と今日のレッスンはキーボードでの練習となりました。

せっかくついている機能を使わないテはない、と、音色を変えたり、リズムを入れてみたり。操作も生徒が自分で行います。なかなか、今までにないレッスンになりました。たまには、こういうことも、いいな。


＜夕べの献立＞
バジル入りハンバーグ
自家製トマトソース
ナスの揚げびたし
ちぎりキャベツ

猛暑

連日、天気予報で日中の暑さを警戒するよう、呼びかけています。

最高温度が４０℃近くまで上がる地域があるのを見ると、今年の夏の異常な暑さがよくわかります。

私の住んでいるところも日中は厳しい暑さに変わりはないのですが、早朝や夕方には、ほっとする涼やかな風が吹き抜け、本当にありがたく思います。

何もない、何もないといいながら豊かな緑に囲まれて日差しのやわらぐ田舎暮らしをきっと、都会に住む人たちはどんなにかうらやましがっているに違いない、と思ってしまうのです。

さて、ゴーヤがどのくらい育ったか確認しに、、赤くなったトマトを収穫しに、また外へ出なくては。もう少し陽が翳ってからにしようかな・・・・。

キーボードの楽しさ

私は音楽を勉強するのにずっとピアノでクラシック中心だったもので、ポップスとか電子楽器にはぜんぜん疎いのですが、それでも世の中の流れと言いますか、機会があれば触ってみたいと思っていました。

今回、電子楽器を友達から借り、便利に使おうとしたものの、慣れていないことで土壇場で最悪な状況になってしまいましたが、家で今、改めてこの楽器をいじって楽しんでおります。

よく、できてるもんですねえ。

今は音を出すだけで精一杯ですが、もっと使いこなせるようになれば一人でバンド並みのことができてしまいそうです。人間の知恵って、すごい。

耳を澄まして、指先の微妙なタッチで音をつむぐ作業はこれからもずっと続けていくと思いますが、電子楽器も別の楽しみ方、しかもほとんど無限大の楽しみがありそうで、こちらも現代人にとっては無視できないツールであるのは確かです。

ボタン操作とキーをたたくだけで、音色が変わったり、和音のリズム伴奏が軽快に流れてきたり、しゃべったり・・・・！

これはこれで表現意欲を大いにそそられるスグレモノです！






＜夕べの献立＞
イカのお刺身（お父さんの釣果）
ナスの煮物
とまと、きゅうりなど・・・・

きょうのてん末

ものすごい猛暑でした。あんなに練習して、それなりにすてきにしあっがていたのに、こんな想定外のことでがたがたにされてしまうなんて思ってもみませんでした。

それは・・・・。
炎天下に電子ピアノが悲鳴を上げ、音が出なくなったこと。
音が出なくなったピアノにおろおろしている間子どもたちを待たせ、いざ歌うときに倒れる子が相次いだこと。

どんなに練習をつんでいいものができても、（いえ、そんなにたいしたできばえではなかったのですが）環境が整ってないことの怖さというものを思い知らされたわけで。

機械を扱うことに慣れていないこと、思った以上に過酷な環境下での演奏になったこと、・・・・想定外とはいえ、もう少し配慮できなかったかと思うと、やはり情けない気持ちになってしまいます。


なんとも苦い思いの残るステージとなってしまいました。

歌は楽しい！

旬菜蔵が農産物直売所フェアーを開催するに当たって、ステージを設けるからとお話があり、このたび子どもたちを何人か集めて即席児童合唱団で参加します。

最近の子どもたちは何かと忙しいので、人数確保も、練習日設定も本当に難しくなってきました。


でも、歌って、本当に子どもたちは好きなんだなあと思います。

正直、今回の練習は２回しか集まっていません。でもね。ちゃんとそれなりに楽譜を持たずに歌えるようになったし、「ここは聞かせたいところ！」と、合図を送ると、ちゃんと盛り上げて歌えるし、最後の決めのポーズもなんだかんだと言いながら結構楽しんで決めてくれたし、

本番も楽しみだけど、練習も楽しかった！

人を集めるのが大変なのが小さな町の悩みだけれど、やれば、できるんだなあ、と、嬉しい気持ちで帰ってきました。

明日は私たちの出番は１１時ごろです。お時間ある方はどうぞ聞きに来てやって下さいね！




＜夕べの献立＞
ナスの煮物
湯でタコ
タコの酢の物
（タコはお父さんの釣果）
かぼちゃの甘焼き

ミニ発表会

きょうは、恒例の高齢者施設訪問の日です。

東有年にある、千種の苑へ、ミニ発表会に行ってきました。

子どもたちが平日に来られるのは夏休みと春休みしかないけれど、ここに来させていただくようになってかれこれ４年になるでしょうか。毎回おなじみのおばあちゃんの顔もだいぶわかるようになりました。
子どもたちも最初は緊張していましたが、最近はリラックスして待ち時間を過ごすようになりました。

最近になって、私も少しこの発表会のことを考えるようになったのですが、やはり楽器のメンテナンスがしっかりしていないのが気になります。演奏する側もたいした技量ではないけれど、音の調整がしっかりした楽器で弾かせてやらなくては、せっかく練習しても子どもたちも音のずれが気になってなんでもないミスをしてしまうようです。

お年寄りが喜んでくだされば・・・・、
子どもたちの励みになれば・・・・と始めたミニ発表会ですが、続けているといろいろ思うことは出てきますね。そうやって、いい形に持っていけるようになればいいなと思います。

＜夕べの献立＞
煮豆
ナスの揚げびたし
そうめん

感謝しなくては

きょうの出来事。


「あなたって、案外“ありがとう”を言わない人なんだよね・・・・」


と、言われてしまいました！！！！！


ああ、やっぱり私、抜けているんだな・・ダメだな・・・・。

少しだけ自分がいやになった瞬間です。
その人は、私を悲しませようと思ったり、批判しようとしていっているのではないというのは分かっているのですが、

私は、感謝する態度をきちんと表すことができない

という事実がただ、情けないと思います。

人間、いくつになっても勉強です。こんなふうに諭してくださる方がいることを、感謝しなくては、と思います。

しかし、残念なことに、こういうことを身内に言われると、素直になれないんですよねえ。素直に思わせてもらえる、外部の、いわゆる「メンター」がいてくださる、ということがありがたいと思うのです。

＜夕べの献立＞
そうめん
茹でタコ
焼きさば
きゅうり、トマト